第一版〜第三版をまとめて中古で買いました。

この漫画自体は4コマギャグ漫画。当時、週刊誌で連載されていて、各4コマ漫画のタイトルはあいうえお順に毎週タイトルの頭文字が固定されてました。ある週の漫画全てが「あ」からはじまるタイトルだとすると、次の週には「い」から始まります。「ん」まで行くと、次回は「あ」から再度始まります。

各版に「あ」〜「ん」までのタイトルがまとまってます。つまり、第三版は三周目の4コマ漫画を集めたものです。

漫画自体は不条理、ナンセンスなもので、絵のタッチも私好みでもなかったりしますが、当時強く印象に残った一話がありました。どこの「版」に収まってるか分からなかったので、まとめて買って読んでみたら第三版でした。

その話のタイトルは「有名」。内容は、４コマ全て八百屋のオバチャンが只々野菜を売ってるところを俯瞰したシーンで埋められてます。その2コマ目のナレーションで、「このオバチャン物理学者になればノーベル賞をとれる位の大発見をする才能を持っている」と書かれ、4コマ目で「でも死ぬまで八百屋だ」とだけ書かれてます。

 当時どういう訳で印象に強く残ったか覚えてないのですが、何が自分に適しているのかと、自分は何を好きなのかは必ずしも一致しないんだなと思ってます。