ええと、実際に持っているのは、4枚ずつ入っていたBOX版などで集めた全13巻です。
一話ずつレビューすると、ネタバレしてしまいそうなので、全体のお話。
原作コミックの泥臭い、魔窟のようなサイバーパンクの雰囲気は、殆どありません。
スマートで、クールで、そして、熱いSFアクションサスペンスという趣でしょうか。
どちらも好きな雰囲気ではあります。
今、新しく構築された原作寄りな攻殻機動隊を見ると、「あれ?」と思う位に強烈な格好良さですねぇ。
この作品では、草薙少佐のみならず、荒巻課長も、とても人間離れした判断力と洞察力、そして、胆力を持っています。
9課のメンバーは、プロフェッショナルで己の領分を淡々とこなし、課長と少佐を信頼して殆ど揺らぐことが無いです。トグサくんを除いて。
原作を知らなくても、音楽、演出、演技、物語。
その全てに、引き込まれてしまうのではないでしょうか。
断片から答えを弾きだす、ゴーストの導きスゲー。としか言いようがないのですが。
まあ、この辺りは、名探偵ものも変わりませんかねぇ。
先回りしている分、動機と種明かししかしない名探偵達よりも、優秀?
そりゃあ、予防予讐を旨とする公安課ですから、多少は、ね?
「全自動資本主義\€$」のプログラムが羨ましくなったのは、大人(笑)になったからかなあ。
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購入金額
15,000円
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購入日
不明
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購入場所
cybercatさん
2015/09/03
L2さん
2015/09/04
原作コミックは、フチコマたちも含めたメカが化石燃料で動いている(場合によっては蒸気タービン回してそう)ような、すぐそこにある(或いは通り過ぎた)近未来感が良いですよね。
昭和80年位の未来って感じでしょうか。
AAAの方は、原作に近づいた感じの人間臭い素子、荒巻課長ですよ。
キャラも素子以外は、原作よりですね。
画面から、魔窟っぽくな雰囲気というには、まだ、線がスマートなんですけど。