Ring 純正のポールマウント兼ウォールマウントを実際に導入してみました。価格は3千円するのですが、唯一無二の純正ならではの安心感と堅牢性は高い一方、設置自由度にはやや制約があるという印象です。無駄な部分が無く、しっかりとまとまります。

せっかくソーラーパネルにより電源から解放されているので、きれいにまとめられるのならマウントにコストをかけるのも良いと判断しました。

 内容物。カメラとソーラーパネルで一式持っていると、けっこうな数のパーツが余ることになります。ドライバさえあれば簡単に設置できるので、初心者にも安心。

実際に組み上げたところ。
まず最も良かった点は、アタッチメント規格が完全に一致していること。
サードパーティ製でありがちな「微妙に合わない」「ネジ径が違う」といった不安が一切なく、開封してそのままスムーズに取り付けられました。
取り付け精度が高いので、屋外設置でもガタつきがなく、長期運用を前提とした場合の安心感は大きいです。

一方で、構造上の制約として、ソーラーパネルとカメラを同じ方向にしか向けられない点は明確なデメリットです。
カメラは監視したい方向へ向けたい・ソーラーパネルは日当たりの良い方向へ向けたい、という2つの要件が必ずしも一致しない環境では、設置位置の調整に悩む可能性があります。
フレキシビリティという観点では、もう一歩欲しいところです。

素材の質感や剛性は高く、屋外での長期使用を前提にした設計だと感じます。
ポール固定時のホールド力も十分で、風雨にさらされる環境でも問題なく運用できそうです。

カメラとマウントをブラックで揃えると、外壁やポールに溶け込みやすく、非常に目立ちません。
これは防犯カメラとしては両面があります。

良い点

• 侵入者に気づかれにくく、証拠映像が問題なく撮影できる
• 外観を損なわず、住宅外観に馴染む

気になる点

• 「防犯カメラがある」という抑止力が弱まる

用途によっては、あえて目立たせたい人には不向きかもしれません。