WindowsではメインのThinkCentre M75q Tiny Gen2とゲーム用の自作PC。
MacではMacBook Pro (M4 Pro)とMacBook Air (M3)を所有していますので、それらと比較してのレビューとなります。
ThinkCentre M75q Tinyから乗り換え
そもそも、外出先ではMacBook Airをメインに使っていて、家では母艦としてThinkCentre M75qを使っていましたが、4Kx2枚が結構重い+Macに統一したいと考えてMacBook Pro(M4 Pro)に乗り換えました。
しかし、実際に使用していると家では画面が足りないので常時外部ディスプレイに接続することになり、これならMac miniの方がフットプリントが小さくて良いのでは...?と思うようになったことで購入しました。(アホです)
最安Macは理想のMac?
Mac miniがめちゃくちゃ安かった時代を考えると値上げしていることは確かです。
でも、16GB+M4の組み合わせは必要十分ですしSSDが256GBしかないこと以外は本当に不満はないです。
上を見たらキリがないので今回はあえて最安のMacを購入してみました。
手持ちとの比較
○Mac mini
OS:MacOS 15.4.1
CPU:Apple M4(10コア)
GPU:Apple M4(10コア)
RAM:LPDDR5X 16GB
SSD:256GB(AP0256Z)
価格:90,970円
○ThinkCentre M75q Tiny
OS:Windows11 Pro 24H2
CPU:AMD Ryzen7 4750GE(8コア/16スレッド)
GPU:AMD Radeon RX Vega 8
RAM:DDR4 48GB(32GB+16GB)
SSD:2TB(NVMe)+1TB(SATA)
価格:58,080円(RAM,SSD別)
○自作PC(電力制限済み)
OS:Windows11 Pro 24H2
CPU:Intel Core i7-14700K(PL1:85W PL2:125W)
GPU:NVIDIA GeForce RTX4070Ti
RAM:DDR5 64GB
SSD:2TBx2(NVMe)
価格:?????(失念しました)
○MacBook Air
OS:MacOS 15.4.1
CPU:Apple M3(8コア)
GPU:Apple M3(8コア)
RAM:LPDDR5 16GB
SSD:256GB(AP0256Z)
価格: 164,800円(26,000円分のギフト付き)
○MacBook Pro
OS:MacOS 15.4.1
CPU:Apple M4 Pro(14コア)
GPU:Apple M4 Pro(20コア)
RAM:LPDDR5X 48GB
SSD:2TB(AP2048Z)
価格: 540,800円
最低スペックが16GBなのは良いですが、SSDが256GBなのはやっぱり母艦としては物足りないです。
前述の通り、MacBook Proを母艦にする予定だったのでProは2TBにしています。正直Mac miniも2TB欲しいです。ですが2TBにすると12万円プラスになるのでコスパが凶悪になります。
ストレージをどうするか悩んでいたところ、中華SSDを取り付けてストレージをアップグレードしている方がいることが分かったのでSSDは自分で換装することを選択しました。
既にAliExpressで中華SSDを注文していて、現在はまだ到着待ちです。(後日追記します)
自作PCはTDPが違いすぎるので比較してもしょうがないんですけど、どれくらいのパワー差があるのか気になったので記載しています。
ただし、自作PCに関してはIntelの例のCPU破壊防止のためにかなりの電力制限と低電圧化をしているので参考程度にお願いします。(すでに定格で使って故障→交換をしているのでもう壊したく無い...)
シングルの強さが凄まじい
Cinebench R23でベンチマークを測定してみました。
※Cinebenchは通常10分間回し続け、最後のスコアを表示しますが今回は単発テストのみを実行していますのでご注意ください。
MacBook Proは高出力モードの設定です。
○Mac mini
マルチコア:13789pts
シングルコア:2197pts
○ThinkCentre M75q Tiny
マルチコア:9541pts
シングルコア:1090pts
○自作PC(PL2:125Wの14700K)
マルチコア:26690pts(PL2:253Wなら33000ptsらしい)
シングルコア: 2150pts
○MacBook Air
マルチコア:9737pts
シングルコア:1896pts
○MacBook Pro
マルチコア:23161pts
シングルコア:2194pts
結果は上記の通りでざっくりですが、
シングルはM4 Pro = M4 >= 14700K > M3 >> 4750GE
マルチは14700K > M4 Pro >> M4 > M3 = 4750GE
という結果となりました。
シングルのスコアはMチップがデスクトップ向けCPU並みにつよつよです。
僅差ではありますが、4.4GHzのM4が5.6GHzの14700Kに勝っているのはびっくりです。
その勢いでマルチもMチップが圧勝なのかと思いましたが、M3と4750GEが同等スコアになるのは意外でした。
調べたらM3のEコアは2.7GHz,M4のEコアは2.6GHzしかありません。そりゃマルチがシングルの圧倒的強さにしては振わないワケです。(14700KのEコアは4.3GHz)
それでもM3はPコア4コア/Eコア4コアの8コアなので健闘しているとは思います。
騒音に関しては騒音計が無いので定期的に示すことができませんが、ThinkCentreは「フォー」というファンの音が結構します。(気になるけどうるさくはないレベル)
Airはファンレスなので無音なのは当たり前ですが、Mac miniも正直ファンが回っているかどうか耳ではわからないレベルで静かです。(排気口に手を当てると暖かい風が少し出ているので回ってはいます)
Proは高出力モードに設定していることもあり、回っていることは分かるのですが静かに回っているので個人的には全然気にならないレベルです。
どこかでMac miniは結構うるさいとコメントされているのを見たので覚悟していたのですが、その方はCPUがM4 ProだったのでM4とM4 Proで結構評価が変わるかもしれません。
大人しい小さな巨人
ThinkCentreを買った時もこの価格+小さな筐体でこの性能を出せるのは素晴らしいと思いましたが、Mac miniも同じように感じました。
4750GEは全コアがいわゆるPコアで8コア/16スレッドですが、M4はPコア4つ/Eコア6つの10コアにも関わらずシングル性能はダブルスコア、マルチ性能も1.45倍と高い性能を叩き出しています。
Pコア10コア/Eコア4コアのM4 Proと比較すると60%ほどの性能ですが、価格差を考えるとM4のコスパの良さを改めて感じました。
考えるまでも無くそりゃそうだろって事なんですが、マルチディスプレイ環境下でしか使わないなら一番良い選択だと気付かせてくれた良い子です(笑)
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購入金額
90,970円
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購入日
2025年04月30日
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購入場所
Amazon.com
いぐなっちさん
05/10
M系Macは高いと思い込んでましたが、mininならまだ10万以下で買えるのですね。
参考にいたします!
インコさん
05/11
コメントありがとうございます。
MacBook系は最安が16.5万円ですが、Mac miniなら9万円なのでお得感があって良いですよね!
デスクの上でしか使わない+既にモニターがあるならMac miniはすごく良いと思います。
さらに言うとキーボードとトラックパッド(またはマウス)が必要になりますので要注意です。
ストレージは少ないので僕は自己責任でSSDを換装する予定ですが、SSDを換装しないとしてもドックや外付けSSDなどでストレージを増設するという手も選択肢に入るのがデスクトップ型のメリットですね。