現在修復&リニューアル作業中のメインPC、中を開けたついで?にいくつかパーツリニューアルの作業もしている。そのひとつ、オープン5.25インチベイに積んであるカードリーダー
の接触が悪くなってきたので、その交換をしたのだが、
・自分の持っていない無駄なカードスロットを含まない
・両端Type-Cのケーブルも増えてきたので、Type-Cをフロントに増設したい
という観点で探したところ、GRAUGEARの5.25インチ USB 3.2 PCフロントパネルカードリーダーG-MP03CR-AU
が目的に合致した。
フロントポート/スロット側は、
・USB 3.2 Gen 2 (USB-A)×2
・Type-C ×2(10Gbps対応)
・SDカードスロット
・MicroSDカードスロット
と、メモリカードとしては、デジカメのSDカードとDAPのmicro SDカードしか使わず、Type-Cのポートがフロントに欲しかった自分にはベストマッチ。
ただ唯一の難点はM/Bへの接続ケーブル側が
・USB3.0(2x10ピンコネクタ)×1
・USB3.2 Type-E Key-A 20ピンヘッダー×1
・15ピンSATA電源コネクタ×1
という構成であること。このうち、USB3.0コネクタと15ピンSATA電源コネクタは問題ない。
問題は、Key-A 20ピンヘッダーを要求するType-Eコネクタ、いわゆるフロントUSB Type-Cコネクタ。
今使っているM/B、ASUS ROG ZENITH EXTREME
は、2017年夏の発売開始で、設計期間を考慮すると、2016年から規格策定開始、2017年7月に規定書Rev1.1がリリースされたKey-A規格は、ギリ間に合わないタイミング(⇒...と思ったのだが、後述)。
ただこれを接続しないとベイアクセサリのType-Cポートが生きない。
これを接続可能にする方法だが、ふたつある。
ひとつは、Silver Stoneなどからもリリースされている、Key-Aコネクタ付きPCI Expressカードを挿すやり方。速度を考えればこれが一番適していて王道なのだが、
①空いているPCI Expressスロットを使うと、ビデオカードを交換した場合、その厚さに制約が出る可能性がある
②PCケース、Corsair Carbide Air 540の特殊配置で、5.25インチベイとPCI Expressスロットが遠く、さらにベイがM/Bとは逆チャンバーの裏配線側にあるためケーブルを裏⇔表(M/B側)に渡らせる箇所も限定されており、ヘタをするとケーブルの長さが足りない
③単純にKey-Aコネクタ付きPCI Expressカードが高価
...ということで、今回はパス。USB 3.2 Gen2のフルスピードが欲しいのは、保存用NVMe SSDへのデータ逃がし時くらいなので、それはM/BバックパネルにひとつだけあるUSB 3.2 Gen2 Type-Cポートに直繋ぎした裸族の頭 M.2 SSDを使えば良い。一般的なデータやり取り(iPhone15proやDAPなどを想定)であれば、データ容量も知れているので、フルスピードでなくても良いかと。
そこでもう一つの方法、Key-Aコネクタを2x10ピンのUSB3.0コネクタに変換する手法を採ることにした。
この方法だと、スピードは下がるものの、従来からのUSB3.0コネクタが使える。
いくつかある変換アダプタのうち、選択したのは安心・定番のAinexの製品、内部USB3.0 - フロントUSB Type-Cヘッダー変換アダプタ USB-025。
安心のAinex。他の同種製品にL字型のUSB-026もある。
この変換アダプタの特徴は、小さいこと。USB3.0コネクタとKey-Aコネクタが極小サイズ(USB3.0コネクタより一回り大きいだけ)の基板をサンドイッチしている、という形で、大きな場所を取らないので、あたかもUSB-A⇒Type-C変換プラグや、3.5mmミニプラグ⇒6.3mm標準プラグ変換プラグのような「ケーブルの先につけてコネクタ形状を変える」ような使い方が出来る。
Type-E側。華奢なUSB3.0と比べると、シールドも差し込みもしっかりしているコネクタ。
逆側は以前からあってよく見かける、抜けやすいUSB3.0ヘッダ
そういう意味では、他の同種製品のように向きや置く場所を考えなくても良い感じ。
...でも、M/B状のUSB3.0ヘッダって、2つかなくて、1つはPCケースのフロントパネルのポート用に使ってしまってるんだよな...
さて、どうする?
...ということで、内部USB3.0ヘッダを増やす変換基板
を積んで対応しようとした....が、それは使えず(変換基板のレビュー参照)、良く良く確認したら、ないと思っていたKey-A 20ピンヘッダーが、実は他の名称でM/Bに搭載されていた...というオチ(「USB3.1 Gen2 コネクター」という名称)。M/B初使用時の組み立てならばM/Bに「寄れる」ので発見したかもしれないが、流石に組み立ててから5年以上経ったボードの使っていない端子は覚えていなかった(しかもタイミング的に規格策定直後の端子のためか、正式名称がマニュアルに書かれていなかったので、ほぼムリゲー)。
そのヘッダーを使うと爆速となり、当初の目的は果たしたのだけれど、本品は完全に浮いた形にw
ま、小さいもので場所を取らないのが救い。ここでコンパクトな特徴が活かされるとは.....
【仕様】
対応規格:USB 3.2 Gen 1/USB 3.0/2.0/1.1 SuperSpeed USB 対応 (5Gbps: 理論値)
コネクタ形状:2x10ピン メス(マザーボード側)、Key-A 20ピン メス(ケーブル側)
サイズ:約W20×D25×H11.0mm
この手の変換アダプタでは、最小クラス
これだけ小さいとケーブルの通り道を熟考しなくて済む。
-
購入金額
1,082円
-
購入日
2025年02月28日
-
購入場所
Amazon
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。