レビューメディア「ジグソー」

電源のコネクタ損傷だったので、大事をとって...

今回、転居に伴う移送時にディスクが物理損傷を受けたため、その復旧作業と合わせて一気にWindows 11化とストレージ大容量化、多少の改良などを行っているMain PC。

 

ケースは、以前から使っているCORSAIR Carbide Air 540

なので、変わったベイ配置となっていて、3.5インチHDDベイはケースの底にある。このケース、5.25インチオープンベイ2つ、3.5インチクローズベイ(HDD専用)2つ、2.5インチクローズベイ4つという高い拡張性を持ちながらも、高さが460mmとミドルタワーケースとして標準的。そのかわりに、幅が1.5倍ほどになっていて、通常のPCケースの幅を持つ向かって左のM/B区画(チャンバー)は全面中が見える造りで、右のチャンバーはその半分ほどの幅の巨大な裏配線&電源&5.25インチ+2.5インチベイスペースという変わった構造のため、3.5インチHDDはM/B側のチャンバーの「底」に「2枚横に並べられて置かれる」という特殊な配置。

 

そのセットも、ケース底に「引き出し」のような構造を造り、トレイ

に載せたHDDをスライドさせてケースに飛び出したSATA信号&電源ポートに合体させ、そのポートの裏から伸びたケーブルを信号線の方はもう一度表に戻してM/Bに接続するという仕組み。

 

つまり、底面の3.5インチHDD用のSATA信号&電源ケーブルはケースと一体化している。

 

そんな固定ケーブルだが、今回の輸送と検証作業、さらに新パーツへの交換などと普通に使う以上の差し替えが祟ったのか、一方のSATA電源コネクタ(PSU側)欠けてしまった。

 

プラのコネクタの端のストッパー部分が欠けただけであり、端子部分は全く損傷がなくきちんと通電するのだが、12Vとはいえ電圧がかかるので、接続が緩んできて火花が散るなど火災や損壊のきっかけになってもアホらしいので、交換することにした。

 

ただ、ケースは10年前のものであり、加えてトレイやアクリルウインドウのように損傷交換ニーズが予想される部分ではなく、ケース作り付けのケーブルで普段はあまり交換が必要とされないパーツ、いわば保守部品なので、それが手に入るかどうかは、もはや疑問なレベル。

 

そこでパーツを中古などで探すのではなく、代用品で凌ぐことにした。

 

3.5インチHDDが入る部分には、HDDをセットしたトレイを定位置まで差し込むと、HDDの端子が噛み合うように、SATAの電源信号一体型コネクタがケースに固定されている。この固定は専用なので無理だが、普通のSATA信号電源一体型ケーブルを繋げば行けるだろう、と。

 

アタリを付けて購入したのが、本品。

 

オーディオファンSAS/SATA - SATA 電源+データ ケーブル。 片方の端がSATA22ピンと呼ばれる信号と電源が一体化したコネクタで、そこから電源ケーブルとデータケーブルが生えて、もう一方の端は、それぞれ7ピン電源端子と15ピンSATAデータ端子となっている。長さは30cm。

こういう袋に入れられて届く。型番記載など一切なし。
こういう袋に入れられて届く。型番記載など一切なし。

 

SATA22ピン⇔電源15ピン+データ7ピンのケーブル。22ピン側がプラ製コネクタなのがポイント。
SATA22ピン⇔電源15ピン+データ7ピンのケーブル。22ピン側がプラ製コネクタなのがポイント。

 

 

標準添付品で欠けてしまった電源15ピンのストッパー部分も当然万全。
標準添付品で欠けてしまった電源線15ピンのストッパー部分も、もちろん万全。

 

当然SATA22ピンはケースに固定する仕様にはなっていない。またケース添付のものは、電源線も信号線も黒なのだが、こちらは電源線は赤黒黄色の3色仕様、データケーブル部分は赤と目立つ感じ。ただこれも向かって右側のシャドウチャンバー側に来るので、そこまで目立たないかと。

標準添付のものは22ピン側がねじ止めできるようになっている。色はすべて黒。
標準添付のものは、22ピン側が本体にねじ止めできるようになっている。色はすべて黒。

 

使ってみると、やはりケースに固定する側が全く違うので、少し工作が必要。ま、それを見越して22ピン側がプラ製(に見える)ケーブルを入手したのだが。

 

具体的には、今回購入品の方が少しSATA22ピンのコネクタ部分が大きかったので、そこをカッターで削り落として、ケースの穴に入るように造作。

本体に開いている穴は純正コネクタ用なので当然合わない。
本体に開いている穴は純正コネクタ用なので当然合わない。明度上げたので埃がw

 

22ピンコネクタの引っかかるあたりを、穴に入るように削って対処。
22ピンコネクタの引っかかるあたりを、穴に入るように削って対処。

 

接続時は、固定された本体端子にHDDをカチャンとはめる形から、先に22ピンコネクタをつないでHDDを押し込む形に変更。ちょっと押し込みがきつくなったが、きちんとロックがかかる定位置まで押し込めるため、ケースカバーも閉められるので問題なし。

 

これで、発火などの可能性が低くなったと思えば、安心を買うのに約1500円は高くないかな。

 

※厳密にいえば、純正は電源線長さ45cm、信号線長さ55cmで長めだったので、損傷したのはM/Bに向かって左側のケーブルだったのだが、今回購入品(ケーブル長さ30cm)と左右入れ替えて使っている←左側トレーからだと、ケーブル長30cmでは、M/B右端にあるSATAポートに繋ぐデータ線がキツい。

 

【仕様】
SAS 2.1 (6.0Gb/s) 又は SATA 22ピン - SATA(1.5Gb/s) SATA II(3.0Gb/s) SATA III(6.0Gb/s) 7ピン + 15ピン
全長:約30cm
転送速度:最大600MB/秒
ケーブルタイプ:電源ケーブル 18AWG / データケーブル 28AWG

更新: 2025/04/07
フィッティング

ま、純正ではないので、入れば....

色合い的にはイマイチだが...

 

ま、ケーブル部分が通るのは、閉鎖側(見えない方)のチャンバーになるので、ほぼ気にならないけれども。

  • 購入金額

    1,555円

  • 購入日

    2025年03月29日

  • 購入場所

    オーディオファン(Amazon)

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