箱を開けると入っているのはスタンド本体と説明書のみ。

スタンドは、両側にネジが付いているだけのシンプルなつっかえ棒です。バイク側は持ち上げた時に支えやすいように少し傾きがあり、地面側はある程度傾いても支えられるようにボール状になって傾きを許容してくれます。この写真だと上下逆ですが。ネジも丸見えですね。

使い方はほんとに簡単で、セットして本体をねじるだけ。少しずつ伸びていくことで車体が持ち上がります。

手回しでも簡単に持ち上がりますし、力が足りなければ中央の穴にφ10の棒を入れれば回せます。

商品によっては上下させることで持ち上がるハンドル付きタイプもありますが、この商品はほんとにこれだけなので、持ち運び時もかさばりません。

逆に言うと、持ち運び目的以外では普通のスタンドのほうが楽に使えてよいかも。

実際に使うときには、いくつか注意が必要です。

まず、後輪を浮かせる時には前輪のブレーキをかける必要があります。ブレーキをかけずに持ち上げると、間違いなく転びます。悲劇です。

ブレーキロックにも専用品はありますが、荷物用の長いゴムバンドを巻き付けるだけで十分。

この状態で少しずつ回していくと、タイヤが浮き始めます。上げる高さは後輪が回れば低くて全然おっけー。

自分は持ち上げるまではギヤは入れたままで、持ち上げてからニュートラルに切り替えました。これで手回しでタイヤを回すとコロコロ転がります。

下ろす時も少しずつ回していくだけなので、突然落っこちるようなこともなく安全です。

傾きが大きくなるので、地面の傾きやよほどおかしな使い方をしなければ、問題なく使えると思います。

実際に後輪を持ち上げてチェーン清掃もしてみましたが、十分に使えました。そちらはまた別のレビューで。