フィーダー線トンボアンテナは、その取り付け向きによって　明らかに入力感度が変わります。

ステレオ受信時には　ノイズを感じることがあります。

なにより見た目がよくありません。

賃貸物件にお住まいの場合は、壁に孔をあけることが難しいというケースもありそうです。

当初Amazonでフィーダーアンテナを買う時に　どうしようか？

と迷っていたロッドアンテナを買ってみました。

あんしん保証書は　1年間　　ケーブルの断線があれば心強いかもしれませんが

基本的に傷むものでもありません。

チューナ（コンポ）側の接栓に合わせて　いくつかのアダプターが付属してました。

ケーブルの長さが足りない時に　このアダプターを利用することができます。

ベース部にマグネットが仕込まれているので、それが鉄製であれば　

このように窓枠に簡単に固定できます。　

自重を支える磁力が充分にありました。

ケーブル長の範囲内で　自由に設置場所を変えつつ　チューナーの感度を確かめることが可能。

試しに屋外に出してみましたが　高度をあげない限りは　差が出ないように思われました。

色々と試した結果　このように水平に設置するのがイチバンよい受信に繋がりました。

お住いが中〜強電界地域でしたら

ミニコンポなどに付属しているAMループアンテナとFMビロン単線アンテナの代わりに

試してみる価値はあると思います。

とにかくフィーダーアンテナより　数段スタイリッシュなのがポイントです。

日を改めて、設置場所の違い　縦置き　横置き　斜め置き　など

多くの局で良い感度を得ることができるように　と色々と試してみました。

こんな簡単なアンテナでも、ケーブルを延長して、屋根に設置すれば良いとは思いますが

それは困難な住宅環境です。

直付けのケーブルがとても細くて柔軟な所に目をつけて

かつて光ファイバー設置業者が、頑なに外壁に孔を開けることを拒んだ時に

ここからなら！　とケーブルを通した換気扇の取付穴に目をつけました。

製品のケーブル長だけでは　そこまで伸ばすことは出来ないのですが、幸いにも延長コネクタが

付属していたため、余裕を持って作業可能です。

市の所有物となる歩道側にはみ出すことになりますが

おおよそ地上から３メートル近い高さですし、仮に長尺物を持ち歩く方が接触したとしても

磁力固定のアンテナベースは、簡単に外れます。

ケーブルが切れることは無いと思われますので、アンテナ自体が歩道まで落下することは

考えにくいので、ほぼ安全だと思われます。

現状、真西に向かって立つ建物から伸びるアンテナですが、　真上に立たせてみたり

換気扇カバーの側面を利用して、真北方向に伸ばしたり　真南方向に伸ばしたり

斜め方向に伸ばしたり　データを取りながら受信機の電界強度メーターを確認しました。

強度が高くても、ステレオ受信時に「マルチパス」の影響で音が歪むこともありました。

すべての局で良い結果を出すのは難しいことがわかりましたので

折衷案として　現在の取り付け位置・角度となりました。

お店の窓ガラスは、かつて道路を走っていた路面電車や違法CB無線を搭載した営業車の影響を

受けないためと、防犯の意味を込めて網ガラスを採用しておりますので

やはりアンテナは室内設置より　屋外に出したほうが良い結果を生むことを再確認した次第です。

台座固定に穴あけ、ネジ止めをする必要が無いので、簡単に設置場所を変えたり

向きを変えたりすることが出来ることを追記しました。