先ずはパッケージ。

従来のHGが化粧箱タイプのパッケージだったのに比べ、HG smartはブリスターパックタイプのパッケージに変更されています。

内容物一覧。
コントローラー本体に、充電・接続を兼ねたUSBケーブル、そして取扱説明書と製品保証書。
内容物の構成は特に変更点は無いようです。

コントローラー本体。

本体はパッと見でも違いが分かりますね。

本体の成型色がHGでは白とグレーのツートンだったのに対し、HG smartでは白一色。
本体上部中央付近のボタン類の形状も丸から角ばった感じに変更されています。

背面側。

形状は同じですが、HGでは表ホワイト、背面グレーのツートンだったものが、HG smartでは表ホワイト、背面もホワイト、と単色仕様に変更されています。

本体上方から。中央にUSBポートが見えます。
単色仕様になっている他は特に違いは見られませんね。

本体下方から。こちらも同様。

　改めてHGとHG smartの比較　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

では、改めて従来のHGと、新型HG smartの比較を。

やはり最初に目立つのが、ツートンカラー仕様から単色仕様になった点ですね。
この辺りは本当に単なる好みの問題。
本体カラーどれが好みですか？ってのと同じレベルの話でしか無いんですよね……

なお、従来のHGの方は1年間使い込んだ事もあり、左スティックのカバー取れてるわ（と言うか、割れたので取り外した）、右スティックも色が変色してるわ、で見た目の印象が違ってたりしますが、元々はHG smart同様の色合いのスティックカバーでしたので、その辺りはご容赦を。

機能的な違いとしては、従来型HGはRGB LED搭載で、好きな色に光らせたり、「RGB LED ファンタジーモード」でイルミネーション的に光らせたり、って事が出来たのですが、HG smartはRGB LEDをカットして光らない仕様に変更されています。

LEDが光るのは余り好きじゃ無いので……って感じでRGB LEDをOFFで使用していた人とかだと、光らないHG smartの方が良いかもしれないですね。

従来型HGはLEDが光ることを前提にされているので、ABXYボタンの視認性がライティング前提になっている感じですが、HG smartの方は光らないのが前提なので、ボタン表記の視認性は従来型のHGに比べて格段に良くなっています。

従来型HGはLED OFF状態だとボタンの文字が見え辛いのですが……

LEDがONになると、ボタンの文字が光って一気に視認性が高くなります。
一方でHG smartは最初から視認性が良く、ボタンの中の文字がしっかりと見えています。

改めてボタン部分を拡大。従来型HGでLED OFF。

従来型HGでLED ON。

新型HG smart。

比較した感じだとボタンの視認性が一番良いのはHG smartですね。

背面側の比較。特に違いは見受けられません。

グリップ部分を拡大した所。どちらも、しっかりと滑り止め仕様になっています。

一方で、グリップ部分表側。
従来型HGではグレーの部分が滑り止め仕様になっているのに対し、HG smartは単色整形のため滑り止め仕様にはなっていません。

とは言え、背面側グリップの滑り止めだけでも十分な効果はあるので、HG smartだとホールドがし辛い、なんて事は無いですね。

本体上方から。色の仕様がツートンなのか単色なのか、だけですね。

本体下方から。こちらも上方同様。

従来型HGと新型HG smartの大きな違いは、やはりRGB LEDを搭載しているかどうか、ですね。
後は表側のグリップ部分に滑り止めが無い、くらい。
上部中央のボタン形状の違いについては、デザイン的な要素であって、操作的には違いは感じられませんでした。

公式オンラインショップだと、HG smartの方が1,000円程度安いのですが、amazon等での実売価格では、ほぼ同等の価格で販売されているので、LEDの必要性や、カラー・デザイン等でどちらにするのかを選べば良いような感じですね。

まぁ、正直な所、ツートンはツートンで良いし、単色は単色で良いし、どちらも甲乙付け難い感じですね（＾＾；

RGB LEDを省いたり、成型色を単色化したり、でコストダウンを図っていると思うのですが、操作性に関しては従来型のHG同様に、本当に素晴らしい！の一言。

ボタンの押し心地とか、もうこのシリーズ使いだしたら、他のコントローラー使えない感じですね。

細かい部分については、従来型HGのレビューの方見て貰えれば、と思います。

まぁ、amazon等の口コミ見てると、ボタンが煩いって文句言ってる人もいたりしますが……
マイクロスイッチが何なのか理解してないんだろうなぁ……って感じですね。

新型のHG smartに限らず、従来型のHGでも同様ですが……Switch以外にもPCでの使用も可能です。

まぁ、bluetoothでの接続が不可で、付属のUSBケーブルを使用しての有線接続でのみ、って言う制限はありますが……

コントローラー本体に付属のUSBケーブルのType-Cを挿して、反対側のType-Aの方をPCのType-Aポートに挿せばOK。
特に別途ドライバのインストールが必要、とかは ありません。
Homeボタン5秒以上長押しでXInputとDirectInputの切り替えが可能です……が、今時だとXInputだけでも十分な気はします。

PCにXInputモードで繋ぐと「Xbox 360 Controller for Windows」として認識されます。

PCでの使用例として、バンダイナムコオンラインの『BLUE PROTOCOL』（通称ブルプロ）をHG smartで遊んでみました。

©2019 Bandai Namco Online Inc.　©2019 Bandai Namco Studios Inc.

以下がブルプロにおけるゲームパッドのキー割り当てなのですが……

一点注意しないといけないのが、HG smartは基本的にはSwitch用なので、ABボタンの配置が他のゲーム機とは逆配置になっていると言う点。

とは言え、実際にプレイする際にはボタンの配置で押してるだけなので、表記が配置と逆になっていても、プレイ自体に支障をきたす事は先ずありません。

以下、実際にHG smartを使用してブルプロで操作している動画です。

スマホで撮影してる都合、画面中央部だけの一部分のみになっていますが、HG smartで問題なく操作出来ているのが確認出来ると思います。（動作確認用なので短めです。）

PCでの使用は おまけ 的な感じだと思いますが、慣れ親しんだコントローラーでSwitchでもPCでも遊べるのは良い感じですね。

ただ、せっかくBluetooth搭載してるんだから、PCでもBluetooth接続で使えるようにして欲しい所ですね。

と言いつつ、物は試し、って事でHG smartとPCをBluetoothで接続してみたら、PC側では「Pro Controller（Nintendo Switch Proコントローラー）」として認識されました。

なんだ、有線接続しなくてもBluetoothで繋げば認識されるんじゃん！って一瞬喜んだりもしたのですが、実際に無線接続でブルプロ遊ぼうとすると、有線ではBボタンに割当たっていた通常攻撃が、無線ではXボタンに割当たる等、ボタン配置が変わっていたり、致命的な問題としては右スティックが反応せず視点方向の切り替え（視点の回転）が出来ない、って言う……

まぁ、これって、そもそものプロコンの仕様の問題であって、プロコン準拠なHG smart固有の問題では無いんですけどね。（純正プロコン接続しても同じ状態になるはず。）

一応、巷には「ViGEm Busドライバー」なる物があって、それを使えばDirectInputをXInputに変換出来るので、そのツールでキー割り当てすれば、無線でもフルに使用可能になる感じなのですが……

非公式対応の域になるので、今回はその辺りは割愛しておきますが、そういうツール使えばボタン配置の違いはあれど、PC用ゲームコントローラーとしてもフルに使えそうな感じです。