2023年4月に行われた「艦これ」こと「艦隊これくしょん」とコンビニローソンとのコラボ、「祝！『艦これ』10周年コラボキャンペーン」、史上最大の6種作られたクリアファイルの最後（6本線）。

最後に選ばれたのは、吹雪型（特型）の18番艦、曙（特Ⅱ型＝綾波型8番艦とのカウントの仕方もある）。

要するに吹雪

から始まった特型駆逐艦のひとつ。

．．．でも、素直な優等生タイプの吹雪とは全く違う性格。

でも史実の不運からすればそれも頷ける？

1930年（昭和5年）進水と、開戦時（1941年）ですでに10年経過していた曙は、古めの艦のため、戦歴が浅い艦長が割り当てられていたようだが（つまり経験不足で期待できない）、スラバヤ沖海戦では司令部の指示が悪くて、病院船の臨検に敵船に近づくと実は病院船ではなく重巡で反撃を受ける。駆逐艦が重巡のサシの勝負でかなうはずもなく、救援も要請するも、交戦しながら敵を本隊側へ引っ張ってこいと無理な指示。かくなる上はと、差し違えの覚悟を決めて突撃準備をしている時にやっと救援が来たが、その時曙の周りに水柱が多数見えて、まるで沈没寸前に見えたとか。そんな無理な任務だったのに、戦績評価ではあとから救援に現れた艦が高評価され、単艦で重巡を抑えていた曙は低評価．．．

ポートモレスビー攻略作戦では、空母の直衛についたが、作戦に参加した二艘の空母のうち、雨雲の位置関係上、曙が担当した翔鶴に攻撃が集中して、翔鶴が大破した責任をとらされる。

．．．と、戦歴的にはかなり不運。

またその最期も、戦いの中華々しく．．．というのではなく、マニラ湾に停泊中に敵空襲で直撃弾を受け、その修理のため係留されていた時にさらに追加で空襲を受け、修理中の他艦船と枕を並べて？着底．．．という地味な．．．というか戦わずして除籍となるという、最期まで不運な艦だった。

ただ、実は結構人命救助には貢献していて、沈んだ僚艦の乗員を拾うこと複数回、特にレイテ沖海戦で航行不能となった重巡最上の生存者約700名を救助したのは大きい功績。

そんな不運と司令部からの冷遇等が重なってか、艦これでの曙はかなりの毒舌家。提督（プレイヤー）の事を「クソ提督」と呼んではばからない。時々照れたようなセリフを吐くが、ツンデレのデレ成分が微かで、ツンツンツンツンツンツンﾃﾞﾚという感じ？

この10周年記念クリアファイルでは、他の艦娘と同じくパーティ感のあるドレスを着ているが、ひとり白主体ではなく、紅いドレスにレースのラップスカート？を巻いてる感じもちょっと他と違う路線？そして大胆に背中を出している攻めている衣装だが、振り返る目線は鋭く、口からは今にも毒舌が飛び出しそう．．．．

だ～か～ら！ 何なの！？ この、クソ提督。

目線が．．．ご褒美？？