Rediohead、マイブラが使用した名機が復刻
ブリティッシュサウンドを求めるギタリスト誰もが通る道、Marshall。
90年代に人気を博し、今ではオリジナル製品はプレミアがつき、中古価格が高騰しているペダル「Shredmaster」が「Marshall 60周年」を記念して復刻しました。
もちろん私もギターサウンドはブリティッシュが至高!VOX AC30、Marshall JCM800、JTM45でギャンギャンにかき鳴らしたい。
しかし真空管アンプを毎回、リハーサルスタジオや自宅で鳴らすのは運搬、音量的な面でも至難の業...
結局は、自宅用のアンプでもリハーサルスタジオでも簡単に運搬、音量調節できるブリティッシュサウンド志向のペダルが欲しくなるのです。
そこで辿り着くのが、Marshall ペダルのガバナー、Blues Breaker、Drive Master、Shredmasterこの4つです。
どれもオリジナルは価格が高騰し、かつツマミにガリが出るような状態で市場に出回っています。
さすがに中古で4,5万のペダルには手が出しづらい...
そんな時にこのShredmasterの復刻が発表されたのです!しかもレギュラーラインナップに追加。
いつでもこの名機を手に入れられるようになったのです。
ひとまずShredmasterが名機と言われる所以を紹介します。
以下、引用
引用元 https://effector-hakase.com/distortion/5603/
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オリジナルの「Shredmaster」は、Marshall社にとって最初のハイゲイン・ペダルであり、「自宅で練習に使うような小型のアンプでも、JCM800のサウンドが得られる」という宣伝文句と共にリリースされました。
使用ギタリストとして特に有名なのがRadioheadで、『The Bends』(1995年)〜『OK Computer』(1997年)あたりの時期に至ってはトム・ヨーク、ジョニー・グリーンウッド、エド・オブライエンの3人全員のボードにShredmasterが搭載されていることもありました。ほかにもBlurのベーシストAlex Jamesがサッカーのチャントなどにも用いられることの多い代表曲『Song 2』(1997年)のベース・ラインに使用したり、My Bloody Valentineのケヴィン・シールズ、ビリンダ・ブッチャーが名盤『Loveless』(1991年)のレコーディングで使用するなど、90年代の音楽シーンには欠かすことのできないエフェクターであったといえます。
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とのように、90年代のあの轟音が大好きな私にはうってつけのペダルなのです。
それではレビューしていきます。
さすがの再現性。むしろオリジナルより良い?
写真:静岡市すみやグッディ本店
3月初旬に復刻が発表され、即予約を開始した「shredmaster」
いやいやいや。
欲しいけどさ。さすがに音を聴かないで買うのはリスクが高いな、ということで発売してから試奏ができる店舗を探していました。
さすがの人気商品。都内ではほとんど予約で在庫が捌けてしまっていたため、店頭に置いてあるところが全くない模様...
都内近郊だと埼玉大宮市の「島村楽器」は店頭で出しているとのことでした。
情報をキャッチし即日大宮へ。電話して問い合わせたら快く取り置いてくれました。
店員さん「今回のMarshallペダルはギター担当がマニアじゃないと入荷しないんですよ〜」
ナイスですマニア店員さん。
当たり前のように90年代オルタナ話に花を咲かせながら、音を出してみると...
「ううおおおおおお」
これだ。完全にこれでした。
3.4年探し求めていたサウンドは。
歪むけどコード感を失わない分離感。真っ直ぐ飛んでいくようなサウンド。
どこか懐かしいちょっとこもっている感。
即買いでした。
真面目にレビューしますと
オリジナルで懸念されていた点が改善されているなと感じました。
さすがのサウンド感。
もちろん真空管の音とは違いますが、慣れ親しんだマーシャルサウンドが出ます。
つまみの効きもよくサウンドメイクの幅がとても広いです。
主に2つですが、復刻版になってしっかりアップデートされている点を紹介します。
■ヘッドルームが小さいことが解消
オリジナルでよく言われていた「ヘッドルームが小さい」ということ。
かなりVolumeをあげないとバイパス時と音量差を感じていました。
今回の復刻版ではもちろん改善されていて、爆音が鳴らせるようになっていました。
回路的には、元々一番前にブースト回路としてオペアンプが2つ入っていますが、この部分が改善された??
音が小さいなんてことはなく、むしろ割れるまで音量を上げることができます。
■電源電圧が9V~18Vまで対応
昨今では、昇圧できる歪みペダルは増えてきていますがまさかここに対応するとは。
9V、12V、18V試しましたが、昇圧していくにつれてコード感が増、コンプ感が変わってきます。音像がはっきりするイメージ。
歪みの知識がある方でしたら当たり前の挙動ですが、はっきり別物と感じられるくらい電圧で変わります。
どちらがいいとかではなく狙いたいサウンドで使い分けられるなぁと思いました。
Redioheadやるなら9Vですね!笑
2020年台も現役、戦力になります
早速、自慢のシステムに組み込んでみました。
Big Muffにも劣らない筐体の大きさベリークールです。
最近は、デジタルのサウンドが注目されギタリストの足元がどんどん小さくなっていますが畳みたいなエフェクターボードがやっぱりかっこいいですね。
この時代でもアンプからいい空気感、雰囲気で音を出してくれるペダルです。
30年以上経った今もたくさんの人から愛される「Shredmaster」とてもいい買い物でした。
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購入金額
27,500円
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購入日
2023年04月28日
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購入場所
島村楽器大宮店
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