冬に発生しやすい静電気。
一般的に湿度が低い状態だと衣服の擦れなどで静電気が発生しやすくなります。
そして人体は静電気(プラスイオン)を帯電しやすい性質を持っています。
空気中のプラスイオンとマイナスイオンは通常、結合しています。空気中のイオンについてはプラズマクラスターのサイトなどの方が詳しい・・・より専門的かと思います。
静電気についてはこちらの参考サイト「静電気対策のノウハウを学ぶサイト 静電気ドクター - 静電気とは」などの方が詳しいかと思います。
車内においてエアコンの吹き出し口から出る風は、エンジンルーム内部で風向きを変えるなどで樹脂と摩擦が発生し空気中のプラスイオンとマイナスイオンが電離してしまいます。
その電離した静電気(プラスイオン)が人体に溜まっていく事象と、座席シートと衣類の擦れで静電気が発生したり色々な条件が重なり、人体に帯電する静電気の電圧は数千ボルト~数万ボルトに達してしまいます。
そのような状態のときに車外へ出ようとしたタイミングで車のボディなどの金属に触ると電位が発生し一気に放電されます。その際には「バチっ」と音と光を発生させます。
ここまでは前提知識。
本製品は強制的にマイナスイオンを発生させるためのものです。
人体に溜まった静電気(プラスイオン)を自然放電させるためにはマイナスイオンが必要と考えます。
なので「マイナスイオンに満ちていれば自然放電するかな?」という憶測のもと、この製品を購入するに至りました。
USB タイプとソーラータイプがあり、ソーラータイプの方が気になりました。でも効果が不明なので投資が出来ない。
ソーラータイプは多重リング式コロナ放電の機構が恐らく3つ搭載されていると思う。
USB タイプは1つだと思う。
お試しで USB タイプのコチラを購入して、ある程度効果が見込まれればソーラータイプを検討しようかなと思う。
「12V~14V → 5V 変換」すれば車の後部座席側にも USB タイプを設置・・・っと臨機応変に対応出来そうだ。
現在は施工していないが、後部座席に電源ラインを引っ張ってきて「12V~14V → 5V 変換」してUSB充電ケーブルを使えるようにしたいと考えている。
購入時の値段は「4,211円」で高い時期に購入してしまった。
以前頂いたAmazonギフト券と保持ポイントを使用して「2,177円」での購入となりました。
正直なところ、「多重リングコロナ放電」の特許技術を使っている製品は基本性能が同じと考える
多重リングコロナ放電という特許技術があり、色々なメーカーで同様な製品が出ています。
ピュアイオンとオゾンを発生する性能においては、基本的にどのメーカーでも同じと考えます。
それ以外は製品としての耐久性の精度はあるかもしれません。
ただ、電源供給が不安定だったり定電圧で動作していたりするのは開発元メーカーに依存するかもしれません。
KENWOODではこちらのような事業者向けの資料もある。
恐らくソーラータイプ向けの資料だと思うが、特定業種へのアプローチも行っているので一定の効果はあると思いたい。
PC系の製品でおなじみ、センチュリーでも製品を出している。
デザイン的にはKENWOODの方が好み。
主な仕様
- 放電方式:多重リングコロナ放電(特許技術MRD)
- 定格電圧:DC5V
- 消費電流:60mA
- サイズ:長さ 88mm、幅 33mm、厚み 17mm
- 使用温度範囲:0~40℃
パッケージ(表)
パッケージ(裏)
気になるのは製造元「エアーサクセスジャパン株式会社」。
デザインは違いますが、製造元の製品ってコレとかコレでしょうか。2台目3台目には検討してみようと思う。
製品表①
製品表②(赤丸ボタンは電源スイッチ)
製品裏(USBコネクタは収納されている)
USBコネクタを起こして180度回転させる。多重リングは外れるので清掃可能。
自室で使用中
自室で使用中です。
パッケージには「テレワークに最適」との文言もありますね。
USBコネクタをUSBポートに接続すると、その段階で青いLEDライトが光り、電源がON状態になります。
赤丸ボタンは電源スイッチです。USBを挿すと電源ONになるので通常は使用しないのかと思います。
OFFにしたいときは電源スイッチを押すか、USBポートから外します。
稼働中はマイナスイオン?オゾン?の特有のニオイがします。
具体化するのがとても難しいですが、似たようなニオイとしては静電気が発生してバチっと放電したときのニオイですね。
ソーラータイプは同じ場所に3つの多重リングを搭載してますので、よりニオイが集中してキツイかもしれませんね。
車載時はニオイ分散のため、USBタイプを2カ所設置(前部座席側・後部座席側)がよいかもしれません。
車内スピーカーの音波は空気を振動させます。憶測ですが、振動した空気が車内の樹脂と触れ合うことで電離が発生するかもしれません。
トランク部にスピーカーがあるなら、そこにもUSBタイプを設置した方がよいかもしれませんね。
理論上は3カ所の設置(前部座席側・後部座席側・トランク部)が最適解?
自室では加湿器を使用しているため、静電気(プラスイオン)の帯電が発生することが稀である。
使用して12時間は経過しているが、使用前後で特に目立った性能発揮は感じられない。
衣類を脱ぐと摩擦で瞬発的に静電気が発生するが、特に発生する気配がない・・・。
これは偶然なのか。ちなみに現在湿度は68%くらいをキープ。
車載するにしても次の土日だし・・・もう少し室内で使用してから車載してみようと思う。
★2023-01-23追記
土日で車の清電機について体験してきた。
結果、かなり軽減されていると思われる。車の室温は変動しがちなので15℃~18度としておこう。湿度は40~50%くらい。思っていたより湿度が高いと感じたので人間が乗車するから湿度って若干上がるのかな。
今までは車から降りるときに座席シートと擦れて静電気が帯電して「バチッ」っとなったのだが、特に発生せず。
発生しても痛くないレベルの電位が発生している。
これがダメだったら、座席シートにアルミシートをつけて強制的にボディアースに繋げようかと思っていたのですが、そこまでやらなくてもよいレベルだと実感した。
後部座席側に電源ラインを増設することが急務でありそうなので、平日の時間あるときにでも息抜き休憩として増設しようと思う。
仕事中でもタバコ休憩している人がいるのだから、別の私用で車の作業するくらいはいいよね。
何かあればリモートでPC画面を見ればよいわけだし。
同等品の下記モチモノを分解して基盤を見てみたので、こちらも見てみることにする。
分解時。エアーサクセスジャパンの製品より樹脂の爪が外しやすく分解しやすかった。
表面
裏面
KENWOOD品の方が内部基盤の銅箔パターンが若干太いように思われる。
恐らく銅箔パターンが太いことで、流せる電流が増加し性能アップをしているのだと思われる。その関係でエアーサクセスジャパンの製品より消費電力が多いのはそのせいなのだと思う。
あと基盤にRoHSの記載がある。ローズと呼ばれる特定有害物質使用制限の規制に準拠しているのだと思わえれる。エアーサクセスジャパンの方は見当たらなかったかな。
そのほか、パット見でわかる箇所だと恐らく黄色いテープが貼られたトランス。この部材は電流増加に関係していて部材変更しているのだと思う。だとすると他の電子部品も電流増加分に応じたものに変更しているかもしれない。
なので、KENWOOD品はエアーサクセスジャパンの製品のカスタマイズ品であるといえそう。
製造元がエアーサクセスジャパンで他社の販売元製品はどこまでカスタマイズされているか不明だが、少なくとも製造元の製品をそのまま流用しているわけではなさそうというのが判明した。
結果的にどちらが良いのかというと、そこは判定が難しい。
KENWOODの方が提示エビデンスや情報が多いので、性能や品質を求めるならKENWOOD製品になるだろう。
安価で手軽に導入するならエアーサクセスジャパン製品の方でよいのではないだろうか。
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購入金額
2,177円
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購入日
2023年01月16日
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購入場所
Amazon.co.jp
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