今年(2022年)開催された「『艦これ』運営鎮守府×ローソン コラボキャンペーン2022夏」の最後を飾るのは、ミニタペストリー2本目のこれ、大淀型軽巡洋艦1番艦の大淀。
同時にリリースされたミニタペストリー1本目の明石
同様、あまり着飾らない普段着に近い私服スタイル。この、艦これ×ローソンコラボシリーズでは、ときどき「制服mode」とか「水着mode」という風に、衣装のテーマが明示されていることがあるが、今回は特になし。ただ、珍しくクリアファイルとミニタペストリー全てで同じ風合いで、テーマが揃っており、いずれも(「盛夏」ではないが)夏らしい、あまり「盛っていない」普段着系のお出掛けスタイル、という感じ。
今回ミニタペストリーに取り上げられた2艦、大淀と明石は、軽巡と工作船であまり関係がないようでいて、実はゲーム上での扱いが似ていたらしい。もとは二人とも艦娘ではなく、アイテム屋で登場する「アイテム屋娘」が明石であった一方、大淀は任務画面で登場する通称「任務看板娘」というNPCだったらしい。それがその後二人とも艦娘として正式リリースされたのも同じ扱い。
元々、ゲームの「外」扱いのNPC娘だったせいか、それとも軽巡という艦種ながら魚雷を装備せず、連合艦隊の旗艦を務めるような指令機能特化の艦であったという史実に基づいているせいか、大淀は秘書的ポジションとして扱われている。そのため、基本真面目な性格として描かれているようだが、バニースーツ姿にされた「バニ淀」が自然発生的にネットに出現したり、腹黒ラスボス的役割にされた創作が行われたりと、ある意味「いじられ」キャラではあるようだ。
史実の大淀は、潜水艦隊旗艦という、目的が確定・限定された設計の艦だった。企画時点では、魚雷管どころか、主砲も省かれた設計で、カタパルトで射出できる水上偵察機(新鋭の十四試高速水上偵察機 紫雲)を積み、電探も充実させ、40ノット近い高速を誇る等、状況把握と潜水艦への指揮・指令に特化した尖った艦艇だった。
しかし、紫雲の性能不足と不具合、電探の不調などが重なり、力が発揮できず、さらに運用開始されたとき(1943年)には戦局的にすでに劣勢に回っており、兵装が抑えられて複数の潜水艦の指揮機能への特化型だった大淀は、活躍する場がもはやなく、使いづらい船と言われるようになったと言う、巡り合わせの悪い艦艇となってしまった。
それでも、大戦後半は、指令特化型の設計を活かし、大和や長門といった火力の強い主力艦を最前線の戦闘に回したい軍の方針を受けて、大淀は軽巡ながら連合艦隊旗艦を務める。その後、戦略・戦術・戦況的に、司令部を海上艦に置かないことになったため、大淀は「最後の連合艦隊旗艦」となる。
連合艦隊旗艦の任を解かれた後も、大淀は内地に移動、終戦直前まで転戦し、生まれ故郷の呉の軍港近辺で活動したが、終戦前月に二度にわたる空襲を受けて大破着底、そのまま終戦を迎えた。
現在でも、攻撃力よりも無線設備を充実させた潜水艦を束ねる潜水母艦という艦種は通用するため、大淀の企画自体は悪くはなかったと思うのだが、外洋で複数の潜水艦を展開する戦況はすでに過去のものだったという登場時期の問題と、本来「目」として一番重要なはずな強襲偵察機と新型電探が両方ともに性能不足と故障続きで、目的とした艦隊司令部機能も中途半端に終わる等、時代と技術とがマッチしていなかった。
そういう意味では、「本領発揮の場」が与えられなかった不運な艦と言えるかも知れません。
そんなことを言ってくれる人は、周りにはいない....orz
ケースに年号が初めて入った...と言うことはこのキャンペーン、今後年イチ化??
そうそう、例の序列はこのあたり?(異論は認める)ま、日本艦だからね
今日も一日本当にお疲れ様でした。明日も頑張りましょう
私服だけど、秘書っぽい感じだなぁ...
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購入金額
0円
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購入日
2022年07月19日
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購入場所
ローソン艦
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