ひところに比べると、だいぶ落ち着いてきたとは言うものの、いまだに結構人気があるコンテンツ、「艦これ」こと「艦隊これくしょん」。そして、2016年から続いている、「特定商品の購入で、無料でクリアファイルなどのアイテムがもらえる」タイプの、コンビニ「ローソン」とのコラボキャンペーンが、「『艦これ』運営鎮守府×ローソン コラボキャンペーン」（単に艦これ関連のローソンオリジナル商品が販売されるとことはそれ以前よりあり）。

今まで、

・2016年春：艦隊これくしょん～艦これ～×ローソン

・2016年秋：鎮守府秋祭り キャンペーン

・2016年末：「劇場版 艦これ」公開記念キャンペーン

・2017年夏：鎮守府夏祭り二〇一七

・2018年初春：鎮守府バレンタイン♥二〇一八キャンペーン

・2018年秋：ローソン鎮守府秋祭り二〇一八

・2019年初春：発令！バレンタイン作戦二〇一九 キャンペーン

・2019年秋：ローソン鎮守府秋祭り二〇一九

・2021年初：「艦これ」運営鎮守府×ローソン 2021 コラボキャンペーン

・2021年夏：「艦これ」運営鎮守府×ローソン 2021 夏 コラボキャンペーン

と、新型コロナ関連の問題なのか、2020年の開催が見送られたほかは、だいたい半年前後のピッチで催されてきた。

ただし、2022年は、年も半ばを過ぎてのこれが初で、前回2021年夏から約1年ぶり。

その待望のキャンペーンが、「『艦これ』運営鎮守府×ローソン コラボキャンペーン2022夏」。

また例によって、クリアでないクリアファイルとミニタペストリーが、「対象製品を購入してゲットできるノベルティ」となっている。

前回はなぜだか、クリアファイルとミニタペストリーで、1週間配布タイミングずれていたが、今回は同時。

まずクリアファイルの一本線（右肩にあるライン）は、白露型駆逐艦2番艦「時雨」。

PlayStation Vita用の「艦これ改」の初期艦（プレイヤーが一番最初に選択できる艦艇）のうちのひとつで、さほど「強い」艦ではないが、貴重な？ボクっ娘で、史実でも「呉の雪風・佐世保の時雨」と呼ばれるほどの幸運艦でもあるためか、比較的運のパラメーターが強く、永くそばに置いて稼働率の高い艦の1つとして運用する提督も多いようだ。

史実の時雨は、戦前より運用され、白露型同型艦10隻の中では、唯一終戦の年（1945年）まで、生き残った。

ただ、終戦近くまで多くの激戦に参加しながら沈没しなかった「佐世保の時雨」と呼ばれた幸運艦ではあったものの、並び称されたもう一隻の幸運艦＝雪風とは違って「ほぼ無傷で切り抜けた」わけではなく、傷を負いながらも、でも沈まなかったという感じ。

さすがに優勢だった大戦緒戦の珊瑚海海戦やガダルカナル島の戦いでは無傷だったが、その後は不発弾ながら魚雷を受けたり、機銃掃射により艦長以下数名が死傷したり、ビアク島沖海戦では至近弾被弾で多数の乗組員が死傷、レイテ沖海戦では不発弾を喰らうなど様々な損傷を受ける。しかし、傷を負いながらもなんとか生きながらえていたのはやはり「幸運艦」。そんな時雨も戦局の悪化にはあらがえず、1945年1月に香港からシンガポール方面に向かう輸送船護衛中に潜水艦からの魚雷で沈んだ。10隻も建造された白露型は、結局1隻も残らなかった。

艦これでの時雨は、活発な艦娘が多い印象のボクッ娘艦の中では物静かな言動。

あまり激した言葉は発さない、COOLな印象。

どうだろう、やっぱり装甲が少し薄いのかな...

うん、．．．そ、だね．．．．．．

最近の定番で裏は半透過のアップ絵。エコクリアファイルというのは、再生素材50%使用のため。