僕は閉塞的な空間での暑さが苦手で空気が流れていないと落ち着かないのですが、夏の季節の前に少しでも快適な環境を用意しておきたいと、卓上のミニ扇風機を購入。

扇風機らしくない四角い形のものを探していたのですが、サイズ感も合わせて理想に近いですね。

ちょっとびっくりしたのは緩衝材無しでいきなり箱の中に入っていたこと。

強度に自信が無いとこれはなかなかできないところです。

四角いフレームの中に扇風機の半球が入っていて、扇風機っぽくないところが魅力。

サイズは手の平にのせるとちょっとはみ出すくらい。ゲームのコントローラより小さいくらいでしょうか。重量もコントローラより軽いくらい。

質感はマットで主張が無く目立たないです。安っぽくは見えないですが、高級ではない雰囲気は持っています。

羽根のカバーの隙間は細かく、この隙間に入ってしまうものは卓上には少ないと思います。周りのフレームもあり、倒れても少し安心感はありますね。

気になる静音性ですが、普通に扇風機レベルの騒音があります。このサイズだと風量を確保して静音にするのって特許がもてるレベルで難しいと思うけど。車の走行音とか気にならない人なら生活音にかき消されて気にならないとは思います。逆に神経質な人には、この製品がというより扇風機自体が難しいかと思います。風を切るプロダクトデザインなので、どうしても風音は出ると思います。ということで、「静音」ではないかと思います。

風量には「弱・中・強」がありますが、「中」からは周囲に人がいるところでは使用を控えたいなというくらいの風切り音が出ます。「強」はPCが壊れるくらいに冷却ファンが回るあの時みたいな音がするので周囲の人は全員こちらを向くぐらいです。人類が滅亡しない限り使うことはないかなという感じ。

音は３段階で分かりやすく変わるのですが、風量はそんなに劇的に変わらないです。

「弱」の位置で、充分すぎる風量があります。

基本的に「弱」の風量で使用していく製品だと思うのですが、「弱」で風が流れるのが分かり涼感を得ることができます。音は、置き場所から少し離れれば気にならないレベルなので、PC などの機器が周囲にあるなら周りの人はそんなに気にならないと思います。

電源は USB プラグからなので、ノートPCとか、モニタとか、そのへんのハブから供給することができます。プラグにはコンセント側のアダプターは付属しません。

羽根の上下の向きを回転させてもフレームが残るので扇風機っぽくない形状なのは良いですね。

この画像は天地をさかさまにして撮ったものなので、ゴム脚が見えています。底部にはゴムっぽい質感の滑り止めがあります。滑り止めというか振動を抑えてくれるものなのかもしれないですが。振動による机鳴りみたいなものはないです。

カラーはブルーにしたのですが、ブルーブラックで万年筆のインクなんかの色に近いイメージで卓上にも合います。コードはパープルで、良い配色ですね。

背面の真ん中にある丸いボタンが電源スイッチで、唯一の物理ボタンです。

1回押すと電源ONになり、押すたびに風量が1段階～段階まで変わり、次に押すと電源OFFになります。スイッチが１つになりシンプルにはなっているのですが、電源オフにするには「風量・強」を経由しなくてはならず、静音を掲げている製品としては致命的な設計デザインのミスだと思います。