※今回はあまりにもいろいろあったのでかなり酷評になります。
AVIOTを好んで使用されている方は見ない方がいいかもしれないです。
この価格でANCまでつけたの(だけ)は褒めたい
TE-D01qで数少ない褒められるポイントはこの価格で弱いながらANCまでついていること。
ANCと言って例えばWF-1000XM4みたいな性能を求めるなら素直にそっちを買うべきですがあちらは3万円台の高級機種。
一方のこちらは7000円台で買える製品ですから多少弱くても文句は言えないです。
微妙なところはいっぱいありますが、一番はタッチセンサー。
反応もあまりよくないし3回タップを1回もしくは2回と判定して別の操作を連発してみたり、しまいにはR側はどんなにやっても3回タップ操作ができなくなりました。
アプリのアップデート後は少し安定したような気がしたんですがまた元に戻りました。
前提条件としてイヤピが合いません…
TE-D01qには4サイズのイヤピがついています。
まず購入時にはMサイズがついていて残りはLとSそしてSSです。
ここまではいいのですが、このイヤーピースがかなり小さいです。
簡単に他社製イヤーピースでイメージしていただきやすいところとの比較をしてみると
JVCのスパイラルドットSFのMS~Sと付属イヤーピースのLが同じくらいです。
スパイラルドットSF自体も傘が短めなのもあって表記のサイズよりも少し小さめな印象を受けますがそれのMS~SとLが同じくらいというのが恐ろしいところ。
僕自身はというと通常使用のイヤーピースがスパイラルドットならM~MLなのでLサイズでも小さく感じます。
SSサイズはかなり耳が小さい人もしくは子供向けです。
なのでもう諦めて最初からスパイラルドットSFを使用しています。
この価格なら悪くないかな
前提として装着感の項目で挙げた通りスパイラルドットSFを使用した状態でないとまともに聴くこともできないのでその状態で音質も見ていますので純正状態ではないことを加味して見てください。
EQの調整は何もしていないBypassの状態で聴いた感じでも価格を考えるとトップクラスとは言えないですが悪くはないかなという感じ。
下から上まである程度は出ています。
ただし、レンジが狭めで超高域と超低域がバッサリとなくなった感じ。
レンジが狭いのにドンシャリな感じと言ったら伝わるのかな?
これに関してはスパイラルドットSFとの相性もあるかもしれないので検証してみます。
別に所有しているヤマハのTW-E3Bとも比べてみましたがヤマハの方がクリアですし全域しっかりと出ています。(定価は1万円なので1クラス上だが店頭では6000円台なので同価格帯として比較。何なら実売価格ならAVIOTの方が少し高いくらい)
挙動不審、まともに動かない
TE-D01qはスマホで設定変更を行う「AVIOT SOUND ME」に対応しています。
ANCの調整やEQ調整、タッチ操作の変更もできる使えれば便利なアプリなんですが、このアプリがなかなかひどいクオリティになっています。
現状確認している挙動不審な点を挙げていきます。
・左右のバッテリー残量が逆転して表示される(時と場合によって元に戻る時もある)
これは単純で、バッテリー残量の表示機能がありますがこれが時々左右逆転するので信頼できません。
・イコライザのカスタムを使用して保存すると訳の分からない設定になる
EQ調整にはプリセット以外にもカスタムで2パターン好みに設定したものを保存できるようになっています。
これを調整して画面上にSAVEというボタンがあるので押すとほとんどの場合で右から3番目のバンドが最も上げられた状態、右から4番目のバンドが最も下げられた状態に設定されるのを筆頭に、ひどいときはすべてのバンドがぐちゃぐちゃになることもあります。
何のためのカスタム機能なんでしょう…
カスタム機能がどうやらβ版らしいですが不具合再現率100%となっております
・そもそも起動しない時がある(アイコンをタップしても無反応)
これはどうしようもありません。何回か連打していると勝手に落ちるので落として起動し直せばそれなりに動きますが
実はAVIOTのイヤホンはスマホと連携するアプリが2種類あって機種によって使うアプリが異なるのですが、それって正直無駄な気がするんですよね…
アプリは一つに統一しておいて接続された機種によって利用可能な機能を変えるという方がはるかに効率がいいと思うんですが…
また、同じAVIOT内で買い替えがあった時にこっちの機種はこっちのアプリをインストールしてくださいとかなるのもユーザーから見ても不便ですよね。
こっちがだめだからといってもう一個のアプリには連携もできませんし、そもそもどっちもGoogle Playストアでの評価が★1.4な時点でお察しです。
神はどこへ…
ごめんなさい、音は悪くないのですがそれ以外に粗が多すぎます。
AVIOTのHPには『「神は細部に宿る」をもの造りの中心に置き…』と書かれていますが残念ながら神はどこにも宿っていないです。
神はどこにも宿っていないです。(大事なので2回言いました)
AVIOTの名に込められた願いとは裏腹に残念な製品だと言わざるを得ない現状が悲しいところ。
U1万円というとTWSではエントリーの価格帯になりますが結構各社魅力的な製品がある中でこのクオリティははっきりとNGと言えます…
僕なら同じ値段を出してANCはなくなるけどYAMAHAのTW-E3Bをもう1台(実はブラックを持ってるので色違いで)買った方がマシだったなぁ…なんて考えてしまいました。
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購入金額
6,831円
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購入日
2022年05月01日
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購入場所
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