本の蟲。
実は結構読書家で、特に若い頃は乱読しました。
ジャンル的にはSF～ファンタジー～ミステリなどからコミックまでイロイロ。
3桁では収まらない蔵書の中からトピックをご紹介していきます。

有田イマリの「社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。」6巻目。

いつもどおり、4Pマンガがつく購入店で購入

なんかチビカワイイ異形のものに好かれてしまう社畜の伏原（社畜さん）。

幼女幽霊「幽霊ちゃん」、化け猫「みゃーこ」、社畜さんと同じアパートで暮らす漫画家倉橋サツキと同居しているツンデレ幽霊メイド「リリィ」、幽霊ちゃんが視えるおばぁちゃんの知り合いの鬼の御子神である「ミコさま」、幽霊の管理人コハルがいるマンションに住むマルちゃんこと、悪魔の「マルベリー」。

社畜さんの周りは、小さくててぇてぇものたちで溢れている。

5巻の「引き」では、

コロボックルのような小さきモノが登場したが、それは雪男（デカい）と雪女ユキネの娘、「ユキコ」。どうやら人間からも見える雪女であるユキネが、ヒトから迫害を受けて引っ越す前はミコさまの神社近くに住んでいたため、家族3人でミコさまを尋ねてきたようだ。

迷子になったユキコを探して、雪男（ごつい）もいなくなってしまい、社畜さんはユキネに間女と勘違いされてあわやｺﾛされそうになるが．．．．

そのほかにも、幽霊ちゃんとみゃーこ、リリィが、社畜さん、倉橋サツキと、川に泳ぎに行って、川面に舞う一面の蛍に感動する話（幽霊ちゃんの水着は、当然名札を胸に縫い付けたスク水である）や、幽霊ちゃんが誕生日に社畜さんから「なんでも券」をもらって、使い方に迷う話などがある。

幽霊ちゃんはスク水である（必然）

この5巻では、ミコさまと、幽霊ちゃんたちが視えるおばぁちゃんの話が良い。おばぁちゃん（チヨ）がまだ幼い頃の話。いたずらっ子でおてんばだったチヨたちが遊んだ神社。キツネの神様＝ミコさまのしっぽを掴んだり、ベーごまをして遊んだり．．．．実がなったら、みんなで食べようねと梨の種を植えたりもしたが．．．．時はめぐり、その梨の木は大きくなり、子供たちも大きくなり、でもミコさまは変わらず。いつしか神社を訪れる子もいなくなり、ミコさまを視られるのも高校生のチヨひとりになった。チヨは、みんながミコさまのことを忘れていくことを悲しむが．．．．この話、プロットとしてはよくあるもの（＝子供のころ視えていたものが視えなくなる）だが、最後の数コマがすてきだな。

そして最後は例によって、ちいさきシスターがぁぁぁぁぁぁぁぁ．．．

相変わらず「引き」に新キャラが？？＜●＞＜●＞

【収録内容】

巻頭カラー：祝アニメ化!!!（2021年6月1日 Twitter初出－アニメアカウント－）

第79話 まいご。（2021年3月13日 Twitter初出）

第80話 雪幼女と雪女。

第81話 社長と秘書と時々社畜。（2021年6月19日 Twitter初出）

第82話 おたんじょうび。

第83話 真夜中のこうぼう。

第84話 かわ。

第85話 梨。

第86話 猫朝あるある。（2021年3月27日 Twitter初出）

第87話 幽霊さんと後輩さん。（2021年5月8日 Twitter初出）

第88話 みにちゅあ！（2021年6月5日 Twitter初出）

第89話 もぐらたたき。（2021年4月10日 Twitter初出）

第90話 秋のおばぁちゃん家。（2021年9月25日 Twitter初出）

第91話 1日。

第92話 かんゆう。（2021年10月9日 Twitter初出）