スターエム 50A ドリルスタンド です
https://www.starminfo.com/jp/product/hojyogu/50a.html
(メーカーホームページ)
木材に本気で垂直穴を開けるならボール盤を買っていただきたいのですが、ボール盤への素材のセットも面倒くさいし、バイスに入らない物は手持ちになるので穴を開ける材質の大きさも考えなくてはいけなくなるし、実際使うにはこの手持ち式のドリルスタンドはあるとすごく便利です
その中でもプロ用と言われている神沢製鋼は、1万以上しますがその理由は筐体がスティールなのですよ、今回紹介するスターエムは、コストを抑えるために筐体はプラで出来ています
プラと分からないように黒で塗装、涙ぐましい努力です
(神沢はこんな感じ)これで約8500円、下の部分がスティルで出来ていると言うことですね
プロ用と言うことになっています
スターエムはこれで5500円・・・、下の部分はプラですが・・・
しかし・・安い・・・
そもそもこんな手持ちドリルに精度を求める方が無理であると思うんですけど、ドリルチャック付きで、¥5500ですからね・・・恐ろしい・・・
上部分がエレベーターのように上下しますからここの遊びを0にできない限りぶれますよね・・・
遊び0だと上下に稼働しないし、木くずが着いたら融着しますしね
上の押さえはOリングで代用されていますけど、上向きにセットできたりしますし、改造の余地も出ますので、好印象です・・・
神沢は押さえもネジ式ですが、本当に必要なのか微妙です
手放しでOKと言うことでは無く、そうはいっても、改善点はあり、そこを自分で変更できる点がまたDIY身寄りにつきます。
まあ、だめなところは補うのみ・・・早速やって見ましょう
このドリルスタンドの問題点は、角度のメモリが見にくいことです
黒の樹脂に刻印が彫ってあるだけなので、ちゃんと90度になっているかちっとも分かりません
神沢の物は90度固定、そもそも角度穴開けしないので必要の無い機能の様な気もしますが、一般受けするためには角度開けは重要なのかもしれません
この問題点に対し、いろいろな方が、修正していますが、正解としてはこのメモリにインクを入れて見やすくするのが一般的な改造らしいです
なので私も田宮カラーのホワイトを入れて修正しようと思います
上から適当に塗って、紙でこすって余計なインクを取り払うだけ・・・・
ついでに軸の方のメモリを指す突起も白く塗りました
圧倒的に見やすくなりました
これはやった方が良い改造ですね
中華のドリルスタンドは、支柱部分にバネが入っている物もありますので、バネも入れた方が良いのかと思っていましたが、そもそも、上下移動はスームースに動きますので、必要ありませんでした
とにかくこの値段で、垂直の下穴開けがほぼ出来る
これを使って、今回はテーブルを作ってみました
ドリルチャックは元々この50Aに標準装備していますので、先端に錐ビットを取り付け、インパクトドライバーを付けて下穴を開けることにしていきます
ジャンクドライバー大活躍です
天板を2バイ材で作るのですが、縦板へのネジ止めの穴を3個づつ、空けていきます
同じ規格の穴を1枚あたりに6個空けるので、ちょっとでも曲がると美しく仕上がりません
ですので、このドリルスタンドを使って、だいたい垂直に空けていきます
本当に垂直に空けるには、ボール盤を使うしか無いでしょうが、この大きさだと手持ちの工具では無理・・・で、このような道具が世の中にあるので・・・
仕上がり見ていただければ分かりますが、均一に、穴が開いていると思います
穴は、錐ビットを使って、穴を開けて、その後、皿ネジが隠れるように面取りビットで、穴を広げています。
あまり使っていないせいもありますが、インパクトドライバーで錐ビットを使い深く掘った後、逆回転で使って錐を抜こうとすると、ドリルチャックが一緒に外れてしまいます。
インパクトを使うので、仕方ないと思うのですが、不便なので、錐を板から抜くときは右回転のまま強引に抜くことにしました・・・(^_^;)
外れると言うことは、ドリルチャックをもっと精度の良いのにもかえる事が出来ると言うことで、結構良い事ですが、逆回転で簡単に抜けると言うことはチャックの精度は今一つなんでしょう・・・
でも、精度の良いドリルチャックに変更すると、ドリルチャックの方がドリルスタンドより高価になってしまいます。(本末転倒です)
ホルソーを使って見ました
軸線がぶれると穴は使い物にならないですが・・・
結構良い感じに開いています
このまま深掘りして、28mmの木のピンを入れます
良い感じに切れています
いろいろこうやって使って見ると非常に良く出来ているのですが、スタンドの角度調整の部分は無くても良い様な気がします。(あまり使わないから)
角度を変えれると、パッケージに入っているときに陳列の面積が減り、売る方の立場から見ると都合が良いので採用されているのかもしれません。
しかしながら、圧倒的に本体価格が安くて簡単にできばえの良い作品ができますので1個あるととても出来上がりに自信が持てると思います
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購入金額
5,527円
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購入日
2021年11月10日
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購入場所
アマゾン
kensanさん
2021/11/28
hideさん
2021/11/28
私もドリルに水準器はやってますが、スタンド使いの、両方やると良いと思います
どうしてもドリルの軸ぶれがあるので、だいたいの垂直になると思っています