レビューメディア「ジグソー」

GYARIボイロワールドでの日常

本の蟲。
実は結構読書家で、特に若い頃は乱読しました。
ジャンル的にはSF~ファンタジー~ミステリなどからコミックまでイロイロ。
3桁では収まらない蔵書の中からトピックをご紹介していきます。

 

GYARI(旧名:ココシガPことココアシガレットP)の作品群に出てくるボーカロイド・ボイスロイドには、性格付けや立場などバックボーンがあり、「GYARIワールド」を形成している。

 

GYARIが、活動開始時から使うボーカロイドである、鏡音リンを中心に、双子の弟レン初音ミクKAITOで組むジャズカルテット(初期はレン不在でトリオだった)。彼らの演奏する曲のテーマや日常などを、マンガやイラストにしているが、そこには後にラッパー??の巡音ルカやギターの猫村いろは、プロデュサーのMEIKOにイラストレーターのGUMI、そしてパーカッションの結月ゆかり等が加わる。これが、いわば「GYARIボカロワールド」。

 

「この」世界でのゆかりは、ゲーマーでマイクラ廃人なのだが、GYARIワールドにはあといくつか世界線があり、ゆかりがそれらを繋いでいる。

 

そのひとつが、ボイスロイドの弦巻マキと、同じくボイスロイドの結月ゆかりが出てくるお話(結月ゆかりはボーカロイドとボイスロイドを兼ねる初めてのキャラクターであり、「歌もしゃべりも同じ声でできる」というのが貴重な発声ソフトだった)。この世界線でのゆかりは、記憶をなくしており、マキをマスターと呼ぶ。マキは否定するが、ゆかりが記憶を取り戻すまで、マキの喫茶店で一緒に働くことになる....という感じだったが、こちらは中断したまま続きがない。

 

この世界線の話は“ゆかマキ空想ノート”

というマンガ・イラスト冊子にまとめられているのだが、サブタイ?に、“~こんなボイロ作品が作りたい~”と記載があるので、まだ構想段階だったのかもしれない。

 

その後、“ゆかマキ空想ノート”の内容の一部が掲載されていたTwitterも行方不明で、ボイロの「ワールド」としてはもう一つ別のが立てられたので、そちらが正式版の「GYARIボイロワールド」ということなのか。

 

その「GYARIボイロワールド」での登場人物は以下の通り。

弦巻マキ:炎のギタリスト?喫茶店を営む。

結月ゆかり:ゲーム配信者。煽られ耐性低し。すぐ切れる。

紲星あかり:当初はゆかりに対抗心を燃やす後輩。でもホントはゆかりに憧れていて大好き。

琴葉茜:とぼけた感じのお姉ちゃん。関西弁。

琴葉葵の双子の妹。アイスはチョコミントと決めている。標準語。

桜乃そら:生徒を褒めて伸ばすタイプの先生。「桜乃」は「はるの」と読む。

東北きりたん:秋田のクソガキ。ゆかりに対抗心を燃やす。煽りスキル高し!

 

という感じ。「GYARIボカロワールド」では、どっちかというと飄々としていて、ゲームを淡々とやっていたイメージがあり、ゲームを初期化されて怒ったときも、あまり表情に出ないキャラだったゆかりが、「GYARIボイロワールド」では、煽られ耐性が低く、あかりきりたんに煽られ、いつもキレているwそこの印象がかなり違うので、この二つの世界は「パラレルワールド」という感じ。

 

この作品では、そうしてできあがってきた「GYARIボイロワールド」の日常を「四コマ連作(四コママンガなんだけれど、各話が連続しており、全体として話が進んでいく)」で描いたもの。登場人物は琴葉姉妹()と桜乃先生以外の4人。

A6サイズの小型本
A6サイズの小型本

 

☆★☆

 

あかりが、ゆかりきりたんに不用意に投げた質問、「結局どっちがゲーム上手いの?」。

あかりが爆弾を投げ込み、きりたんが着火し、ゆかりが爆発する
あかりが爆弾を投げ込み、きりたんが着火し、ゆかりが爆発する...良いトリオ?

 

当然、きりたんは自分だと主張し、煽られたゆかりはブチギレる。マキのチャンネルで、神ゲーという名は名ばかりのクソゲー(カートレースゲーム)で対決することになったふたり、実況のあかりとともに、そのバトルカートゲームを進める。劣悪な操作性のゲームだが、バランス自体は悪くなく、ゆかりきりたんは熾烈な争いをする。カメラ担当のあかりは、ふたりをあとから追いかけるが、その行く手にはナゾのアイテムボックスが...あかりは、当然....あっ...

「失礼します!」ガタンゴトン
「失礼します!」ガタンゴトン

 

☆★☆

 

...という感じの作品。奥付も裏表紙で、表紙と裏表紙の裏までマンガ本編だが、それでも総ページが少ないので、16P分しかなくて、最終ページは見開き一枚絵なので、実質ストーリーは14話分。

最終ページではこんなマキの作ったオムレツを食べて仲直り?
最終ページではこんなマキの作ったオムレツを食べて仲直り?

 

四コマ構成なので、軽ーく読めるけど、「GYARIボイロワールド」での各キャラクターの立ち位置が判っていた方が楽しめる。

 

オムレツが食べたくなるマンガです←???

 

オムレツは↓参照

 

【内容】

A6 / 18P / モノクロ / 漫画

更新: 2021/08/01
必読度

GYARIボイロワールドの「日常」なので。

特にストーリー性が強いワケではなく、じゃれてる?ゆかりきりたんとを見てニヤニヤするだけなので。

  • 購入金額

    763円

  • 購入日

    2020年03月22日

  • 購入場所

    とらのあな

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