以前から時々あったのは、電話がかかってきてメモを取らなければいけないときに、意外とメモが見つからないということです。
普段はほぼ起動しているPCの前にいますので、手書きのメモは取れなくても、PCのテキストエディター等で代用することは出来ます。
しかし、家族宛の電話を取ったときなどは、なかなかそうも行きません。結局新聞の折り込みチラシなどの余白を使ってメモをしたりすることになります。
そういったことを踏まえ、電子メモがあればどうだろうかというのは以前から考えていました。丁度そこで秋葉原の販売店で電子メモを大量処分しているという情報を目にしましたので、近くまで行ったついでに秋葉原に回って入手してきました。
HIDISCブランドで発売されている、8.5インチの電子メモパッドです。以前は企業名の磁気研究所に由来するMAG-LABという名称を商品のブランド名で使っていることが多かったのですが、いつの間にか主にフラッシュメモリー製品や光学記録メディアで使っていたHIDISCブランドが、その他の分野でもブランド名として使われるようになっています。
こちらが電子メモパッド本体です。画面上部の溝に専用ペンをはめ込んで固定できるようになっています。また、画面下部にはボタンが一つだけ用意されていますが、これはそれまでに書いた内容を全て消去するためのものです。
本体裏面です。本体下部に小さなスライドスイッチがあります。
これは電源ボタンなどでは無く、本体前面下部に用意されている消去ボタンの有効/無効を切り替えるためのものです。
目が悪い人には視認性が悪い
使い方は至って単純で、画面上に付属のペンで書きたい内容を書くだけです。
主な使い方はパッケージ裏面のこの部分を見れば十分理解できるでしょう。
逆に言えば、これ以上の機能はありません。間違って消さないようにするために消去ロック機能が用意されているのでしょうが、電池がなくなってしまえばどのみち消えてしまいますので、決して長期間の内容保持に向いているわけではありません。どうしても長期保持したい場合には、書いた内容を写真で撮影しておくくらいしかなさそうです。(コメントでご指摘がありましたので取り消し)
私は結構筆圧が濃い方なのですが、それでも視認性はお世辞にも良いものではありません。試しに親にこのメモを見せてみましたが、内容を把握するのにかなり苦労していました。手書き世代が喜んで使うタイプの製品ですので、もう少しこの辺りは頑張って欲しかったところです。まあ、恐らく電池の寿命と引き換えになってしまうのでこうしているのでしょうけど…。
裏面のスイッチで消去ロックを解除して、画面下部のボタンを押すと、それまでに書いた内容は全て消えます。
なお、付属のペンを専用ペンと呼称していますが、実際にはこのペンで無ければ書けないということは全く無く、握った際に画面に爪が当たったりすると、その部分にしっかりと模様が浮かびます。要は付属のペンは、効率よく画面上に圧力を加えるだけのものであり、紛失してしまったとしても他のタブレット用の先が細いスタイラスペンでも十分に書けるはずです。
シンプルながら使い勝手は良く、なかなか便利な製品であることは間違いありません。しかし、視認性の悪さにはどうしても不満が残ります。紙よりも大幅に見辛いとなってしまうと、やはり使えるシチュエーションは限られてしまうでしょう。
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購入金額
480円
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購入日
2021年07月09日
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購入場所
イオシス
yks15468166さん
2021/12/06
電池を使うのは消去するときなので、電池が切れても書いたものは消えませんよ
jive9821さん
2021/12/06
ご指摘有難うございます。
よく考えれば電荷をかけてリセットでしょうからね。
内容を残して電池を抜いてみればすぐに確認できたのですが、予想以上に
視認性が悪くがっかりしてしまい、それ以降触っていなかったので気付き
ませんでした。