アークヒル(Archill)ハイ・ロー コンバーター ALC-02N

パワーアンプにヘッドフォン端子やLINE-OUT端子が無い場合です

ハイローコンバーターですが、こういうものが有るとは全く知りませんでした　どちらかというと カーオーディオ系の製品ですね　パワーアンプの音をSTAXのヘッドフォンで確認、聴きたいと思ったのですが、ヘッドフォン端子やLINE-OUT端子（私のSTAXヘッドフォンには必要）が付いていないので色々探してこの製品に行きつきました　SP端子から抵抗分圧で音量下げてヘッドフォンで聴くとか色々あるんですが　普段はプリアンプの音をヘッドフォンで聴き、パワーアンプは何かの時に聴くという使い方になります。　　

上図で下側の端子にカーオーディオスピーカーの出力を分岐して接続し、上部のRCA端子に

出力されます　このRCA端子にサブウーファーアンプや別アンプが繋がります　上部の半固定VRでレベル調整を行います　今回のセットは最大値になっていました　サブウーファー用としては普通は出力センターしか出ないのですが、この製品は低周波だけでなく左右全域帯域が出力されます　50W入力可能かは不明です。

• 生産国:製造国:中国
• 材質・素材:素材・材質:ボディー:アルミ
• サイズ:約72×26×38mm
• 仕様:定格出力50W以下用、保証期間:6ヶ月　

ヘッドユニット（パワーアンプ出力）？からこのセットにはリード線で繋ぎますが、ネジ穴が深くて間隔も狭くてやりにくいです　太いSPケーブルでは無理でしょう...

　　　　　　　　付属品はこのリード線のみです　このセットは電源は必要ないです。　　　　　　　

ネジはセルフタップで電ドラで力任せで捩じ込んでいるようで、パネルに傷もありました　

アルミケースにする必要もない感じですが、ケースだけにお金が掛かっています　鉄ケースだと製造が面倒なのかもしれないですね　基板収納のスリットやネジ穴用のセルフタップ穴が見えます　何かの製品の流用ケースなのか　或いは専用品なのか　専用ならケースを作るなんて凄いです。　

　　　　　　 金メッキに見えますが金メッキでは無いですね　

      　　 他のメーカーのものも低価格なものは殆どトランス式で回路は似たようなものです　　

         抵抗４本、トランス２個、調整VR２個　　コンデンサーは無いですね　ピンぼけです...

コンバーターはハイ上がりというべきか　低音が出ないというべきか...でも測定するまでもっと

カマボコ状態や凸凹でひどいものだと思っていましたが、まあまあな結果でした　意外と高音が伸びていました　パワーアンプを通過した信号をハイローコンバーターを通して見た信号の周波数帯域です　　緑色は電源ノイズ？です。                  

グラフは単純にコピペしているので両機種のレベル差とは一致しません　

20～20KHz SWEEP信号CDを作り、CD再生→パワーアンプ→ハイ・ローコンバーター→PC測定

　　　あまり期待はしていませんでしたが雑なところもありますが結構まともに作っています　

考えてみたらソニーのコンデンサーヘッドフォン ECR-500アダプターにもトランスを使っていましたね　 原理は似たようなものなのでしょうね