20年くらい前に、インチキ映画として上映された「パールハーバー」。それとは対照的に忠実に史実を追いかけて作られたのがこちらの作品となります。国辱物とも言えるパールハーバーとは違い、日本側も米国側も忠実かつ丁寧に描かれており、戦争映画ファンならば一度は目にすべきでしょう。

特に、ジャケット写真に使われている淵田美津雄中佐役の田村高廣は、本人にそっくりで話題を集めたと聞きます。

引き合いに出したパールハーバーは、VFXこそ21世紀以降に作られた映画故に進捗がありますが、米国側の穿った視点のみで製作されており、作戦会議が「軍機」という旗がなびいているにもかかわらず、子供がたこあげを楽しんでいる野外で行われていたり、史実では民間施設は攻撃対象外だったにもかかわらず、攻撃しているといったいい加減な作品でした。尤もパールハーバーは恋愛ドラマ・友情ドラマとしてみれば良いのかもしれませんが…