2019.06.18 総評追記
以前クラウドファンディングで入手したインテリジェンスなモバイルバッテリーの
新シリーズ「OMINIMOBILE」です。
今回もクラウドファンディングサイト Indiegogoで、今年(2019年)の 1月16日から募集が開始されました。
バッテリー容量が「3,200 mAh」「9,600 mAh」「12,800 mAh」「25,600 mAh」の 4種類あり、前回と違い液晶画面と ACコンセントが省かれ価格が抑えられています。
容量毎に形状と出来る事が異なり、今回出資した「25,600 mAh」の主な特徴は以下の通りです。
・DC出力(12V/16V/19V/24V)ポート搭載
・PD対応USB Type-C(最高 60W)ポート搭載
・10Wのワイヤレス充電に対応
・USB Type-A(5V/2.4A、QC 3.0 18W)x 2ポート搭載
本シリーズで DCポートを搭載しているのは「25,600 mAh」だけになります。
サイズは実測 111 × 157 × 25 mmで、DCポート搭載でノートPCでの利用を考えると容量的にもまずまずのサイズです。
ただし価格を抑える為か DCケーブルと充電器は付属してこなかったので、自分で用意する必要があります。
私は Surface Goでの利用を考えていたので、メーカーから販売されている「DC to Surface Cable」も一緒に購入出来れば良かったのですが、今回は単体製品のみでの募集でした。
もっとも Surface Goは USBポートで給電するつもりで、Surface Goで USBポートを他で使っている時だけ「DC to Surface Cable」があれば良いな程度だったので、別途での入手は悩んでいます。
【外 観】
付属してきたのは「Type-A to Type-C」と「Type-C to Type-C」の USBケーブルだけです。
両脇と上面の一部の表面加工を違えているだけで、全面プラスチック製です。
背面には仕様が書かれています。
底面は何も無いので、上下はすぐに分かります。
前面にスイッチやポート類が集中しています。
とここで、左側の線で囲われている上の文字を見ると「DC OUT」と書かれているので、これだけ見ると DCポートは出力だけしか出来ないように見えますが、実は入力も出来るようです。
Indiegogoでの製品ページを見ると本体の充電は3時間で出来るとあるのですが、そこには「Fast Recharging 45W Max DC Input」と書かれています。
パッケージの背面にある画にも「DC IN/OUT」の文字があり、
それならば多少高くなっても DCポート用の充電器を付属させるかオプション販売した方が良いと思うんですけどね(2019.06.03時点でメーカーから DCポート用の充電器の販売はありません)。
ちなみに USB Type-Cからの給電は 40Wが最高となっており、40W以上で出力できる USB Type-C充電器を用意する事で、3時間に近い時間で充電出来そうです。
そして上記画像にある通り、DC出力の電圧を示す LEDはバッテリー残量計にもなっています。
25,600 mAhもあって、電池残容量の確認が 4段階でしか出来ないのは少なすぎでしょう。
また付属の説明書は多言語対応しており日本語ページもあったのですが 4ページだけで、仕様程度しか書いておらず詳細は WEBでという対応でした。
しかしリンク先には説明書どころかまだ OMNIMOBILEシリーズの製品情報もなく詳しい使い方が分かりません。
試しに USB Type-C充電器を使って充電してみようとケーブルを挿し込むと、一番左の 12VのLEDが不規則な点滅を繰り返し、それが正しいのかどうかも分かりません。
更に電源ボタンを長押ししてみると全灯点灯後、先と同様に 12VのLEDが点滅を繰り返します。
とりあえずそのまま放ったらかしにしておいたところ、全灯点灯されており充電が出来たようです。
簡易な説明書であっても充電の仕方、出力の仕方くらい載せて欲しいものですね。
ちなみに出力時にはケーブル接続後、電源ボタンを押下する事で充電が始まるタイプです。
パワー・容量共に満足
第一の目的である Surface Goに充電してみました。
まずは Surface Goの電源を切った状態で USB Type-Cからの充電状況を計測してみました。
結果は随時多少上下しますが、20.2V / 0.85Aで約17Wの出力状況です。
本モバイルバッテリーの USB Type-C最大出力は 60Wですからちょっと残念です。
もっとも Omnichargeのレビューで調べた時に、Surface Goでは USB Type-Cからの供給は 15 ワット以上推奨とあったので、充電自体は問題ありません。
ただ Surface Go付属の ACアダプターは 15V / 1.6Aの 24W出力なので、ACアダプターよりも充電時間がかかります。
続いて期待せずに Surface Goの電源を入れた状態でも計測してみました。
すると結果は、20.0V / 1.43Aの約29Wで、大幅アップです。
この違いは Omnichargeのレビューでも書いた Smart Power Management System(デバイス毎に最適な電圧を供給する独自機能)によるものだと思われますが、定かではありません。
それこそ Smart Power Management Systemが本モバイルバッテリーに組み込まれているかの情報は英語の壁と詳細情報が無いため分からず、保護システムもどこまで Omnichargeを周到しているかも分かりません。
ちなみに全シリーズの Omnichargeの保護システムは以下の通りです。
デバイス保護:
・温度保護
・短絡保護
・自動パワーオフ
・リセットプログラムアルゴリズム
・自己均衡アルゴリズム
・過充電防止
出力保護:
・AC/USB 出力保護
・電力オーバーフロー保護
・電圧アンダーフロー/オーバーフロー保護
入力保護:
・充電オーバーフロー保護
・充電短絡保護
OMNIMOBILEシリーズが Omnichargeと比べ液晶や充電器などの付属品が無いだけなのか等の情報は、市販される頃には公開される事でしょう。
後、私自身ほとんど使っていないのですがワイヤレス充電も試してみました。
こちらも問題なく充電出来ますが、なかなか欲しいメインで使いたいスマホでワイヤレス充電対応機が出ないので、宝の持ち腐れ機能となりそうです。
2019.06.18 追記
USB Type-C接続で Surface Goを高速で充電できる事が確認できたので、わざわざ Surface用のDCケーブルを購入するか迷ったのですが、今後充電しながら USB Type-Cポートを使いたい事もあるかと DCケーブルを購入しました。
もっとも上記ケーブルは製品情報では Surface Pro 3 & Pro 4対応しかうたっていないので、人柱と言えるかもしれません(^^;
そして結果は問題なく充電出来ました。
電圧も自動で選定されました。
しかしながら説明書が無いので、若干操作に手間取り正規手順もよく分かっていません。
早く製品ページ及び説明書をアップして欲しいなぁ。
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購入金額
11,596円
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購入日
2019年05月30日
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購入場所
Indiegogo
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