2009年11月発売のソフトですが、未だに現役で使える住宅作成ソフトです。
3DCGソフト「Shade」がベースになっているソフト。
わずか数ステップで、家を簡単に作成できることがウリです。
使い方を分かりやすく解説した入門書「Shadeドリームハウスで始めよう!かんたん3D間取りデザイン」(ビー・エヌ・エヌ新社)がバンドルされています。
これで6980円というのは価格破壊だったと思います。
マニュアルだけでも使い方が十分わかることが凄いのですが、さらに理解しやすいガイドブックバンドルでわずか1日で家屋が作成出来ました。
.shdファイルに書き出せるのでShadeで加工することも出来ます。
コミックスタジオで、漫画用背景として使用することも可能でした。
そして、家屋の背景が必要になるゲームやオリジナルビデオアニメーションで使用した経験もあって、大変に優れたソフトだったと思います。
Shadeの思い出
Shadeが素晴らしいのは安い値段でした。
機能が限定されているバージョンである「ベーシック」であれば、当時メーカー直販の先行販売で6980円、アップグレード版であれば4980円だったと記憶しています。
ベーシックといっても基本的な機能は網羅されていました。
1万円切る価格でレンダラーまで統合されている3DソフトはShadeしかありませんでした。
高品位なフォトリアル系レンダラーが素晴らしかったのを覚えています。
Shadeをゲーム背景で利用していました。
フォトショップでレタッチして、オリジナルビデオアニメーションに使用したこともありました。
Shadeの問題点は、自由曲面の組み合わせでモデリングする必要があったことです。
自由曲面とは、Illustratorのベジェ曲線のようなものです。
建築パースに向いている反面、複雑な起伏を作成することが難しいです。
さらに、アニメーション機能はカメラやオブジェクトの移動程度でした。
よって、建築の一枚絵作成に特化したソフトだったと思います。
Shadeホームデザインでつくる部屋
自分の直感の赴くままに、マウスのドラッグアンドドロップのみ、わずか30分程度で部屋が作れます。
まずは部屋の外枠を作る。
外壁の色を設定する。
家具をもうちょっと凝ってみる。
高品位なフォトリアル系レンダリングが可能。
屋根とドアを付けて、車を置いたら作業小屋が完成。
写真を遠景に設定してにっこり。
照明と環境光の設定で、明るい部屋になった。
Shadeドリームハウスで作る一軒家
1時間あればすんごいかっこいい家やマンションを作ることが余裕です。
まずは2階建ての家の部屋をドラッグアンドドロップで構築。
レゴブロックをくっつけるような感覚だ。
2階の部屋もガンガンドラッグアンドドロップで構築する。
屋根とカーポートを作る。
室内の家具も適当配置。
はしごや柱といった建具も用意されている。
カーテンや家具の色を明るいオレンジ・白に変更する。
かっこいい感じになって照れる。
高品位なレンダリングににっこり。
木や観葉植物も用意されているのだ。
マンションも作ってチョウ雰囲気が良い感じ。
未だに現役で使える背景用ソフトです
Shadeベースだけれども、Shadeを知らないでokなフレンドリーなソフトです。
3Dが全くわからない人、急いで家の画像を作らなきゃいけない人、漫画やゲームの素材におすすめ出来るソフトでした。
残念だったのは、このソフトはもう販売されていないんですね。
再販されたら売れると思うんだけどなって思います。
そしてつくづく不幸だったのは、Shadeを扱っていたエクス・ツールスやイーフロンティア、そしてマウント・ゴックスといった会社が倒産・民事再生しちゃったことです。
現在は独立してShade3Dという会社になりました。
値段がちょっと高くなったのですが、まだまだ頑張ってほしいソフトです。
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購入金額
6,980円
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購入日
2009年11月頃
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購入場所
amazon
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