USB3.0ポートでHDMIディスプレイ接続ができるアダプタです。最近ではDisplayPort Alternate Mode用のUSB Cポートアダプタが各社から製品化されていますが、本製品はそのようなものとは異なり、Aポートに接続する仕様になっています。
HDMIアダプタとしては大きめのサイズです。4K対応のために回路が複雑になるのでしょう。小さい方がいい場合は、姉妹品JUA355があります(これは2Kまで対応)。
Macでも使えますがWindowsと違ってドライバが自動ではインストールされないので「ドライバのインストールが終わるまで接続するな」と書かれたステッカーがついていました(説明書にも同様のことが書かれています)。
今回購入した目的はこの製品が想定する本来の目的と少し外れていると思われますので人柱的なことになるかもしれません。
(R1.11.2追記) 母艦をリプレースしたのでもう一度試してみました。
今回やりたいこと
今回やりたいことは、デスクトップPC(母艦)のトリプルディスプレイ環境に4つ目のディスプレイをプラグ&プレイできるかどうかです。テストするモニタはミニHDMI接続のWUXGAポータブルモニタです(4Kモニタは持っていないので試せません)。
母艦のCPUは第1世代Core i7で、今となってはロートルCPUですがまだまだ現役です。一方でGPUはGeForce GTX 950とCPUよりずっと新しいもので、モニタを3つまで接続することができます(4つは無理だったので今回の実験)。
メモリはデュアルチャネルで12GB積んでいますが、DDR3-1333相当です(より早いメモリを搭載していますがマザーボードが対応していません)。
USB 3.0ポートはマザーボードに付いておらず、PCI Express x1スロットに増設してあります。
実際にやってみた
まずドライバをインストールします。Windows10なら自動でインストールされるようですが、今回は公式から配布されているインストーラを使用しました。ドライバをインストールしたら一旦再起動します。
第4モニタの電源が点いていることを確認し、説明書にあるようにHDMIケーブルを挿し込んでからUSBポートに挿します。本製品は使用電力が多いため、PCに直接接続することが推奨されていますが、「ハブを使うな」はバスパワーのハブのことなので、セルフパワーのハブは大丈夫です。(今回は環境の都合上セルフパワーのハブに挿します。)。
期待した結果になりました。(2と3が逆に見えますがこの配置で合っています)
試しに動画を再生してみたところ、断続的なコマ落ちが発生します(1秒間に2回ほど)。また、GPUに接続しているモニタと比べてCPUに負荷がかかります。別のハブで試してみましたが同じでした。
SNSや資料のウィンドウを開けておくには良い
言うまでもなく、シングルモニタよりデュアルモニタ、デュアルモニタよりトリプルモニタのほうが情報の一覧性が良く便利です。私の場合は時折トリプルモニタでも足りない状況になるのでクアッドモニタにできれば便利だなと思っていました。これを実現するのが本製品です。
ただ、動画を見るとなるとGPUに頼らない分コマ落ちが起きるなどスペック不足が否めませんが、オフィスソフトやSNS、チャット、資料程度であれば使用に堪える程度です。
第3世代Ryzen搭載機で動かす
母艦平成モデル(ハイパースレッディング無効の第1世代Core i7で自作PC)ではUSB3.0で本来の速度が出ていなかったことと、4スレッドしか使えなかったことと、そもそもロートルCPUなので本来の性能が出ていませんでした。
母艦を最新のCPU(第3世代Ryzen 5)にした令和モデルにリプレースしたので、もう1度動画を再生してみました。その結果、平成モデルで見られたカクつきが見られなくなり、CPUへの負担が軽くなっていました。
-
購入金額
8,610円
-
購入日
2019年02月17日
-
購入場所
ヨドバシカメラマルチメディア京都
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。