2018年9月に行われた、「艦これ」こと「艦隊これくしょん」とコンビニ「ローソン」の定例のコラボフェア、「『艦これ』ローソン鎮守府秋祭り二〇一八(フタマルヒトハチ)」キャンペーン。例によってこいつがたぶん景品系のラスボス、ミニタペストリー。
いままでこのミニタペストリーは、「ローソン鹿島」というタグが付けられたイラストが今でも投稿され続けられているほど、ローソンと艦これを強く結びつけた練習巡洋艦鹿島
から始まって、ガダルカナルの魔狼=白露型駆逐艦9番艦江風、
ローソンの制服が変わったのに合わせて?正規空母加賀、
イタリア海軍Zara級重巡洋艦3番艦Pola、
直前のが祥鳳型軽空母2番艦瑞鳳
と、今まで空母1、軽空母1、重巡1、軽巡1(鹿島は主砲の口径から軽巡扱い)、駆逐艦1とバラバラで、国籍もイタリア娘が混ざりバラバラ...ということで?、今回も新種...
つか、もはや枢軸国側ですらないし。
選ばれたのはアメリカ軍の護衛空母。Casablanca級航空母艦の19番艦、「USS Gambier Bay」。
アメリカの強力な生産力を活かして、なんと50隻も同型艦が製造された空母。完全な物量で押す作戦であり、艦戦運用のキモが砲戦から航空戦に変わっている兆しをいち早くとらえたアメリカが量産した「浮かぶ滑走路」。なんと1ヶ月に3~5隻の生産ピッチでコンスタントに造船され、「週刊空母」の異名をとった。さすがに強大な生産能力と資本力を持つアメリカとはいえども、これほどのピッチで高性能艦を作り続けることは出来ず、積載能力は軽空母並みで少なく、速度も大型の正規空母よりもはるかに遅いという軽空母と正規空母の「悪いところ取り」のものだったが、低速の輸送船団の護衛と用途を割り切れば充分なものであり、その数とあいまってアメリカ軍が展開する地域には全て航空機が展開できるという兵器運用上のアドバンテージを持つことになる。
1943年夏から1944年夏という約1年間で50隻が就役するというピッチで大量建造されたため、アメリカ軍にとっての戦況の好転もあり、大戦を生き抜いた船も多く、9割の船が沈没を免れている。
沈んだのは5隻だけだが、その中の1隻が本艦、「USS Gambier Bay」。
本来後方支援要として設計された護衛空母の名が一躍有名となったのは、戦艦大和も参加したサマール沖海戦によって。レイテ島後略のため、いくつか展開していた日本海軍の艦隊のうち、第一遊撃部隊に属する第一部隊と第二部隊、別名栗田艦隊(栗田中将指揮)が、後方支援部隊であるタフィ3(Task Unit 77.4.3-Taffy Three)という部隊と邂逅したことにより発生した戦闘によって。
輸送船団の護衛を主任務とする艦隊と打撃艦隊の戦闘では話にならない...と思いきや、タフィ3は善戦し、重巡3隻を沈め(直接の撃沈だけではなく、航行不能船の日本軍による雷撃処分も含む)、さらに重巡1隻大破と多大な戦果を上げた。なにより、時間稼ぎが最大の戦果で、レイテ島上陸直後の壕などが築けていないアメリカ軍を襲い、レイテ島から放逐するというこのレイテ島での戦いでの日本軍の戦略のキモの部分を、ここで時間を浪費させたことにより阻止したことが大きかった。
その代償として、タフィ3も大きな損害を出すが、護衛空母1隻、駆逐艦3隻(護衛駆逐艦含む)という安価量産系艦船の喪失で、日本軍の重巡4隻を無力化したのだから、戦略的意味だけでなく、戦術的にも「勝利した」と見なせるだろう。
そしてこの戦闘で唯一沈んだアメリカ軍の空母がGambier Bay。同型の護衛空母ばかり7隻もいた中で、最後尾という位置取りが悪く、多数の艦砲が命中して沈んだとか。
艦これでのGambier Bayは金髪のヤンキー娘。艦砲射撃で沈んだ史実を反映してかちょっとだいぶピビリなカントリー系。しかし護衛空母クラスといえども、さすがアメリカの血は争えずナイスである..というかある部分がアルっすというか。
また例によって「サイズ」に従って配置してみた。Gambier Bayはこのあたり...?(何
ちなみにCV担当の内田秀(うちだしゅう:女性)は海外育ちで英語ペラペラである。
Night battle? 無理無理無理! 危ないですって!
だ~いじょうぶ!やさしくするからサァ...(おい
Kurita Fleet is terrible... 無理だから、あんなのマジ無理だし...。すごい怖いし、危ないし、絶対無理…
ま、20ノット出ない鈍足で、航空機も30機積めない小空母が、大和や金剛もいる20隻以上の打撃艦隊と遭遇したんだから、そりゃそうだよね...
ところで、コレ↓なんね?
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購入金額
0円
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購入日
2018年09月04日
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購入場所
ローソン
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