LEDバーライト(バーLED)、12V 防水タイプです。
5本セットを購入しました。電源は含みません。
とりあえず、作業机の照明に使用します。
概要
- 電源:12v 18W(仕様値)、(実測: 0.82A = 9.8W)
- サイズ: 長さ 505mm(ケーブル部分除く) x 幅13mm x 8mm(バー部分)
- アルミのコの字アングル材にストリップタイプのLEDアレイを仕込み、透明の充填材(クリアレジン?軟質です)で端部カバーもろとも固めた構造です。
- LEDは、5730サイズ、1本に 72個実装されています(商品名の84個というのは、謎です)。
- LED 3個と 390Ωの抵抗1個の回路を1セットとして24回路で構成されています。
- 一般にこのサイズのチップLEDは、1個40lm(ルーメン、光束・発生する光の量)くらいで光ります。ということは、最大に電流を流すとLEDバーライト1本72個で理論値は2900lm くらいになりますが、そういう使い方だと早期に切れたりして長持ちしません。
- バーの一方端からDCプラグ(5.5 x 2.1 mm)、もう一方からケーブルソケットが引き出されています。カスケード(数珠つなぎ)に接続できます。何本まで繋げられるのか、仕様が不明ですが、おそらく数本までで、それ以上の場合は別途電源線の引きまわしが必要になるはずです。
⇨ 実際につなげてみると、1本目より2本目の方が暗くなっている気がします。3本つなげると3本目が明確に暗くなります。電源供給側から遠いほど電流が足りなくなっているようです。
なので、複数本使用する場合はカスケードにしないで、1本ごとに電源を引いた方がよさそうです。
カスケード用のコネクタが出ているのは、ある種サービスというか売るためなのか、36LEDタイプなど他機種の名残ようのです。 - 充填材の仕上げはとても雑で、中国製品ならではの出来ばえです。LEDの電気的な加工は大丈夫そうです。
- 点灯チェックしたところ、LEDの特性がバーごとにバラついているように見えます。微妙に異なるストリップが混在しているようなので、使い方にを工夫しないといけない場面もあるかもしれません。
ストリップ内でチップの特性は揃っていますが、それを組み込んだバーどうしで揃っていないかもしれないということです。
(チップの段階では、同じ製造工程で同じ型番のLEDチップを製造しても、色温度や明るさが微妙にバラつくので、出荷前に点灯させて選別していると聞いたことがあります。)
充填材のはみ出し、不均一は当たり前な感じなので、ちゃんと防水できていないかもしれません。
明るすぎるので調光が必要
デスクライトとして、机面から約60cm の高さに2本(約1m分)取り付けました。
- 電流を制限せず点灯すると、机面の一番明るいところの照度が 1419 lx (ルクス)あり、しばらくこのあかりの下にいると気分が悪くなるくらい明るく、取り付けたデスクで長時間作業することなどとてもできません。 このとき、電源の状況は、LEDバーライトを2本連結して 12V 1.63A となっています。48回路が並列になっているので1回路あたり34mA流れていると計算できます。
- (照度測定に Androidアプリで 「QUAPIX Lite」を使用していますが、機種補正をしていないので、絶対値は測定できていないと思います。とはいえ、デスクワークの際の机面で適切な照度は500lx~750lxとされているので、明るすぎるのは間違いなさそうです。)
- LEDの明るさをコントロールするには、PWM駆動する(200Hz以上で点滅させる)か電流を制限します。電圧を変えても調光できません。
ただし、電流を下げると、発色が赤(黃)方向に傾く(色温度が下がる。色転び、カラーシフトなどという)性質があるそうです。なので、設計どおりの発色を保って調光するにはPWM方式でないとダメだという情報がありました。 -
定電流モードに対応した電源装置で電流を絞って 0.7A に設定したときちょうどいいと感じられる明るさとなり、机面上で測定してみると場所によって451~747 lx でした。
ざっと計算すると、光束はバーライト2本で1000lm くらいと思われます。 - このとき電源の状態は、9.66V(設定は12V) 0.7A でした。
(電源のDCDCコンバータを定電流モードにして電流を制限したとき、LEDの特性としてVfも下がるので出力電圧も設定値より下げてコントロールしているという理解でよいのかな。)
最大電流の半分以下で点灯していますが、カラーシフトしている感じはありません。
設置・使用
- このLEDバーライトを使用するには調光の機構が必須ということがわかりました。後日 固定設置に適する電源(DCDCコンバータ)に置き換えることにします。
-
(現在接続している電源は、実験用のステップダウン/ステップアップDCDCコンバータ MingHi D3806 で、変換効率がよくないです。)
- はじめから調光が不要な適切な照度のLEDバーライトを選定するとか、このLEDバーライトなら1本で済ませるとかすべきとも言えますが、機材について経験が少ない中、実際に取り付けてみないとどのくらいの使用感かわからないこともあり、今回は調光装置で対応することにしました。どのみちACアダプタでなく、DCDCコンバータを使用する計画だったし、定電流機能のあるDCDCコンバータを使用すれば調光も併せて実現できると考えました。
色のこと
- このLEDバーライトの色温度はたぶん6500Kくらいで、寒色系の白色(昼光色?)です。
初めフルの電流で点灯したとき、眩しく感じたのは色温度のせいもあったかもしれません。 - 今までも500lmくらいのLEDライトを使用していましたが、おそらく5000K くらいの昼白色相当です。5000Kタイプかと思っていましたが、仕様上は6500Kで、経年劣化で光量と発色が変わっているかもしれません。
- 机奥にLEDバックライトのLCDディスプレイを置いていますが、以前のLEDライトでは違和感はなかったのに、このLEDバーライトを設置してから画面表示が赤っぽく見えるようになりました。理屈がわかりません。
⇨ この照明にしてから机面のより広い面を照らすようになったため、目が6500kの青寄りの白色に慣れた状態となり、ディスプレイに視線を移したときに瞬間目が順応できないのかなと思ったりします。 - このようなことが起こると、LCDディスプレイは照明環境によって見た目の色が変わるのかとか、そうならどんな照明下で使用するのが最適なのかとか、疑問が湧いてきます。
- 寒色系の白色LED照明は鮮魚売り場に向いているとどこかのwebサイトにありました。防水仕様ということからしても、熱帯魚の水槽などの照明用に作られた製品なのかもしれません。
- 調べていくと、場所や目的によって適切な照明色というのがあるそうで(暖色系→リラックス、寒色系→緊張、そこから、食卓用、作業用、寝室用、店舗用、飲食店用など)照明の調色ということについて気になってきました。
- 照明下でどのような物の見え方をするかということを、演色性といいいます。評価方法はJISに定義があるものの、簡易に測定できるものでもなさそうです。
いま使用している照明がはたして正しい色なのか(色校作業などを行っていい環境なのか)、手軽に知ることができるスマホアプリながどあればと思ったりします。 - このLEDバーライトは、中国製なので発色に関しても彼らの思うような設計になっているのかもしれません。中国製品は総じて色温度が高め(寒色寄り)です。同種の製品の発色の種類は、warm white、(natural)white、cool white となっています。色温度との対応はまちまちですが、(natural)white が6000K~6500Kくらいで日本の昼光色に相当します。cool white の寒色が強いものでは10000Kなどという、相当青っぽい思われる製品もあります。これは政策的なものでもあるのか、より人工的な方が好まれる国民性なのか、興味深いです。たしかに海外へ行くと空の色からして違うので、よって立つところが異なればそういうこともあるのかなと思います。
ちなみに、日本の照明の定義は、電球色(4300K)、昼白色(5000K)(場合によって昼光色(6500K))となっています。晴天時の正午の光が5000Kくらいで一番自然に感じるのだそうですが、それは日本人にとって、ということかもしれません。
電源
こちらを電源にしました。
この電源は、DC32Vまでの入力に対応できます。これは、マイパワーウォールのLi-ionバッテリーアレイから得られる電力を直接受けることを意識しています。
バッテリー電源でなくても、16~32VならノートPCのACアダプタなども活用できます。
5本で 1,881円 shipping free
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購入金額
376円
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購入日
2018年05月29日
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購入場所
Aliexpress
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