学生時代に、JX-3Pを楽器店で中古で購入したのが私の初めてのポリシンセでした。
ローランドにしては過激な音が出るポリシンセで、いちいちパラメータを呼び出して増減したりする方法ではなく、PG-200というコントローラを使えばつまみで音作りができるというアナログシンセサイザーらしいとこもお気に入りでした。
なんやかーやで手放してしまったのですが、boutiqueシリーズでJX-03が出ると聞いたときは、ローランドわかってるなぁ!!と大喜びしたものです。
それがやっと長い年月を超えて私の手元に帰ってきたといった感じです。
大きさはぐっと小さくなりましたがその分気軽に使えて非常に楽しい。
標準鍵盤で61鍵あるGO:KEYSはがっつり練習用、JX-03は完全にお遊び用な感じです。
両方とも電池駆動でスピーカー内蔵なのは変わらないけど、こっちはA4サイズ(長さが9mm長いだけ、幅は1mm小さい)で手軽に持ち運べるのが良い。
ただし、結構重い(GO:KEYS 3.9Kg 大きさの割に軽い JX-03+K-25m 1.65Kg 大きさの割にずっしり来る)。G2のエレハモマイクロシンセのごとく、ストラップつけてやろうかとも思ってたけどこの重量感では振り回せる自信がない(苦笑)。
JX-3P+PG200+アルファなこのシンセ、劣っているのは4音ポリというところだけですが、全然問題なく遊べます。
パッケージからしてなかなかの高級感。
JX-03の入ってた箱は2重になっててなかなかしっかりしてる。辞典みたいに箱から引きでしてからふたを開けるみたいな構造。高級感ある。
本体もなかなかの重量感。パラメータのつまみは小さくて多少扱いが大変だけど、もともとのJX-3PのコントローラのPG-200のつまみのほうはシルバーで安っぽかったので質感はこちらのほうがいい。
アナログシンセのメーカーって頑張ってプリセット音作ってたんだなぁ。
プリセットを鳴らしてみるといい感じ。
現在、PCMやらばんばん使えるシンセサイザーの実在楽器のプリセットって元の楽器に似てて当たり前だけど、よくもまぁこんだけのアナログのオシレータだけでよく似せてますなぁ!!と今更ながら感動。オルガンとかEPとか確かにアナログシンセで作りましたよというのはわかるんだけどいい感じに特徴とらえてる。30年越しにすごい。
少し触って気づいたのは、二つのオシレータのバランスを一つのノブで調整するので、オシレータ出力を0にすることはできない事。これはもともとJX-3Pからそうなんだけど、SH-101とかSH-09での操作に慣れてたから忘れてた。
JX-3Pよりも、波形が増えてノイズもピンクとホワイトできて、LFOの波形も増えて、おまけにノイズでモジュレーションかけれるし(これSH-101で出来てよく使った)いろいろ拡張されててより遊べるようにできてます。
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購入金額
17,501円
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購入日
2018年01月27日
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購入場所
ヤフオク
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