レビューメディア「ジグソー」

コーン式で美味しい全自動コーヒーメーカー

過日、全自動コーヒーメーカーのプレミアムレビューを行なわせていただき

 

手間無しでコーヒーを淹れられる楽さを知ってしまいましたが、一杯分しか淹れられず後片付けの面倒さからハンドドリップに戻ってしまいました。

 

普段は大抵奥さん分と併せてマグカップ 2杯分以上淹れます。

楽をしようと複数杯分淹れられるコーヒーメーカーを導入しようと目論んではいたのですが、豆を挽いてから

 

ハンドドリップして淹れた私のコーヒーの方が美味しいと言われてしまうとなかなか手を出せずにいました。

 

そこで見つけたのが本品です。

まずミルは細挽きから粗挽きまで無段階で挽けるコーン式です。

安価なコーヒーメーカーに付いているカッター式より均等な粒度で粉砕出来て、カッター式や臼式よりも摩擦熱が発生しないので香りも飛びにくく、現在おいしいコーヒーを淹れるのに一番良い方式と言われているコーン式に大変興味を持っていました。

そして蒸らし機能が二段階ありペーパーフィルターとステンレスフィルターのどちらでも使えます

 

本シリーズには SC-C111、SC-C121(本品)、SC-C122の三型番が有り、それぞれ SC-C111はサーバーがガラスサーバー、SC-C121はステンレスサーバー、SC-C122はステンレスサーバーでステンレスフィルターが付属してきます。

 

後は本体色の違い位なので、サーバーがガラス製より冷めにくい真空断熱仕様のステンレスサーバーが付属しているモノが欲しかったので SC-C121か SC-C122の選択なのですが、専用のステンレスフィルターを販売しているところを見つけられませんでした(直販のサポートからのみ入手可能?)。

 

という事で、必然的に SC-C122を購入しようかと思ったのですが、Just MyShopで SC-C121に先着でステンレスフィルターがオマケに付いてくるというセールをやっており飛びつきました。

(メーカーサポートでは付属品のステンレスフィルターは販売されておらず、同形状のゴールドフィルターが税込 ¥3,780 で販売されています)

 

もっとも、今まで使った事のあるメッシュフィルターだと酸味も出て最後に微粉も残ってしまっていたので、フィルターのどちらを常用するかはしばらく使ってから決める事になりますが、SC-C121単体価格でも安かったのに、ステンレスフィルターまで付いてきて大変お得に入手する事が出来ました(^^

更新: 2018/02/01

【外 観】

箱から出すと保護シートが貼られていましたが

本体の素材はプラ製なので高級感はありません(^^;

通常付属品はペーパーフィルター(5 枚)、計量スプーン、お手入れブラシですが

サーバー内に入っていました
サーバー内に入っていました

今回こちらのステンレスフィルターがオマケで付いてきました。
(SC-C122付属のモノと同一と思われます)

サーバーはフタに付いているレバーを押すとコーヒーを注げるようになっています。

パッキンなどもしっかりしており、保温性は高そうです。

給水は背面側のタンクを取り外して入れる様になっており

タンクにはコーヒーカップ、マグカップ、アイスコーヒー用の目盛りが振ってあります。

コーヒーカップ一杯が 120ml、マグカップ一杯が 180ml、アイスコーヒーは氷で薄める事を前提に一杯 60mlとなっています。

 

ドリッパー部は本体右側にある取っ手を引けば開く様になっており

取り外す事も出来ます。

毎回の後片付け時は内側のドリッパーとフタだけ洗浄し、外側は水蒸気が付いた部分をふき取るだけです。

 

上部のミルのフタ及び調節ツマミを外すと

ミル本体が現われます。

この部分は水洗いできず、清掃時は内側のツマミを右側に回すとミルの上部が外れるので、付属のブラシで粉を払ってやります。

毎日飲んで常にコーヒー豆が入っている状態なので、コーヒー豆が切れたタイミングか粉の出が悪くなったら清掃する感じでしょうか。

特にここを外すのにとても力がいり、つまみが壊れるんじゃないかと思う位固かった。ネットで使っている人の情報を探すと同じように固いと言っているので個体差ではない感じです。

 

そして前面の操作部は

ボタンとツマミ以外は一部の文字しか見えませんが、電源を入れると各ボタンとその上側に文字等が現われるようになっています。

更新: 2018/02/02

【操作方法】

まずは上部の豆容器にコーヒー豆を入れるのですが、コーヒーを淹れる度に豆を計量して入れる必要は無く、一度に約100gまで入る豆容器から杯数に応じて自動で挽いてくれます

挽き目の調整は上部のダイヤルで行ない、左側に回すと粗くなり右側に回すほど細かめになりますので使用する豆や好みで調整します(フタに画があります)。

 

続いて淹れる杯数に合った水量をタンクに入れ本体にセットしたら、右側にある「入/切」ボタンを押します。

 

電源が入ると杯数や文字等が点灯します。

時刻が表示されるている事で想像出来る通り、本品には設定した時間に淹れられるタイマー機能があります。

まぁうちでは使う事はないですが。

 

テイスト」ボタンは蒸らし時間の設定で、ボタンを押す毎に[マイルド]と[リッチ]の左側のランプの点灯が切替ります。

[リッチ]の方が蒸らし時間が長くなります。

豆/粉」は豆から淹れるか、コーヒー粉から淹れるか。

コース」は[ホット]がコーヒーカップ用で後は見ての通り。

スタート/取消」ボタンの周りがダイヤルになっており、杯数を 1~4まで設定出来ます。

右隣の時計マークのボタンと併せる事で、時刻設定やタイマー設定にも使います。

 

サーバーがセットされている事を確認し全て良ければ、「スタート/取消」を押して作動させます。

ちなみにサーバーが置かれてなくても作動してしまいますが、ドリッパーの下部がサーバーを置く事でコーヒーが落ちるようになっているのでコーヒーが溢れてくる事は無く、ドリッパーにある程度お湯が注がれた状態で停止される様になっているようです。

(というか、サーバーの代わりに奥さんがマグカップを置いて作動させてしまい、まだタンクに水が残っている状態で停止したので、この様になっていると思われます)

 

4杯淹れるのにかかった時間は、まずコーヒー豆を挽くのに 20秒かかり、[リッチテイストに設定したので蒸らし時間が30秒弱くらい、トータル 5分弱で終了しました。

ちなみに淹れ終わると自動で電源が切られるようになっています。

 

電源を入れた時は前回の設定を覚えてくれているので、豆が入っているのを確認し水タンクをセットするだけで淹れられ、とっても簡単です。

 

このままでも美味しいのですが、特に寒い冬の時期はサーバーが金属製なので冷えており淹れたコーヒーが少しぬるめになってしまいます。

猫舌の私はすぐに飲めて丁度良いのですが、サーバーとカップを温めておく事で熱めのコーヒーを飲む事が出来ます。

この点に関連して、ステンレスサーバーで保温できるのは良いのですが朝にタイマーをセットしておいても置いている場所の室温が低くサーバー自体がかなり冷えてしまっているためコーヒーがぬるくなってしまうのでタイマーを使う気になれません。

どのコーヒーメーカーでも同様の問題を抱えていると思うのだけど、他メーカーでタイマー機能を持ったコーヒーメーカーを使っている人はどうしているんだろう?

ガラスサーバーなら保温用のヒーター機能が付いていたりしますが、煮詰まったり酸化してしまうのでヒーターは避けたかったんですよねぇ。

まぁ完璧に美味しく飲むには手間が必要って事ですね(^^;

更新: 2018/02/01
総評

とても簡単に美味しいコーヒーが出来るが、サーバーがちょっと残念

私がハンドドリップで淹れている味と比べて全く遜色なく、それどころか私が入れるのと違って毎回同じ味で淹れられるので良いですね。

 

毎回の片づけはドリッパーとサーバーを洗浄するだけですので、ハンドドリップの時と手間はほとんど変わりません。

プレミアムレビューを行なったコーヒーメーカーはミルとドリッパーが一体型だったので後片付けが大変でしたが、簡単に淹れることが出来て後片付けが簡単なので今後ハンドドリップで淹れる事は無くなりそうです。

 

本体素材がプラ製でちょっと安っぽく見えますが、上部の豆容器からコーヒー豆が見え作動させると豆が減っていき挽かれている様子など見ていると高級そうに見えてきます(^^;

 

この様に味や見た目も大変気に入ったのですが、唯一残念なのがステンレスサーバーです。

 

保温機能は問題ないのですが、淹れた時にフタにコーヒーが毎回こぼれています。

ドリッパーから徐々にサーバーの中央の穴にコーヒーが注がれるのですが、元々こぼれてもサーバーに入るように取っ手側に切れ目がありますが、そもそもこぼれずにサーバーに注げられるように設計できなかったのでしょうか?

他のコーヒーメーカーを使った事が無いのですが、他もこんななの?

 

それとフタを開けるとサーバーの上部がすぼまっているために最後までコーヒーをカップに注ぐ事が出来ません。

ステンレスフィルターを使っている時は上の様に微粉の多くがサーバーに残って良い面もありますが、最後までカップに注ぐにはサーバーをほぼ逆さにしなくてはならず注ぎ口の端から外にこぼれてしまいます。

 

また洗浄時ですが、フタが中空構造になっており水が抜けにくいのも困りものです。

毎回レバー側を下にしてよく振ってレバー付け根の穴から水を抜いてやっています。

 

このステンレスサーバーだけが残念でなりません。

  • 購入金額

    19,980円

  • 購入日

    2018年01月20日

  • 購入場所

    Just MyShop

20人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • まこりんさん

    2018/12/10

    シロカのコーン式気になっていました。
    僕はこの前機種を持っています。



    前機種はステンレスサーバーは非常に良い感じで動作しています。
    ただ、僕の機種はヒーターで温めておく感じなので、設計が違うのでしょうね。

    それにしても、前機種からはずいぶん変わってますね。
    かなり良くなってると思います。
    僕も今の機種が壊れたら、次はどんな風に進化してるか楽しみです。
  • atsuo@tokyoさん

    2018/12/10

    > まこりんさん

    本品を買う前はまこりんさん所有のタイプがずっと気になっていました。
    外でのレビュー記事などで評判が良かったですよね。
    それもあり、同じメーカーから出ている本品なら大丈夫だろうと飛びつきました。

    ただレビューにも書きましたがステンレスサーバーの保温力は良いのですが、使い勝手が最悪です。
    記載した以外でもカップに注ぐ時にコーヒーが注ぎ口から外にまわっちゃい易いですし。
    ガラスサーバーなら大丈夫かと単品の購入も考えましたが、フタ(注ぎ口)の形状は一緒の様ですので同じことになりそうです。
    この部分だけは改悪でした。

    サーバーが改良されたモノが出てくれると良いんですけどねぇ。

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