安定化したDC12Vを出力するモジュールです。8Aまで流せます。
入力は、DC17V~40Vの範囲でOKです。
外付けでコンデンサーが4個必要です。
フィードバックの分圧抵抗のところを変更すると、(0V~)35Vまでの出力に改造できます。
改造の場合、所望の出力より5V以上高い入力電圧が必要です。
24.0V~29.2Vの電源から5V 4A 程度に変換することが必要となったのでこのモジュールを改造して使用しました。
このモジュールは、HITACHI の HA16114FP を使用していて、回路もほぼ標準回路のとおりのようです。Feedback の分圧抵抗を マイナス側4.7kΩ、プラス側5.6kΩ+12kΩの直列にして出力を11.86V ≒ 12Vとしています(改造前)。
標準回路
そこで、フィードバック抵抗のプラス側の分圧抵抗に7.5kΩを並列で追加して、合成抵抗を5.2kΩとして5.26Vの出力を得ることにしました。
計算上、6.41kΩを並列に使えば出力はちょうど5Vとなりますが、たまたま手持ちで最も近い値の抵抗が7.5kΩでした。
今回5Vを使用する先の充電器の入力は8Vまで対応しているし、USBの給電用として使用する場合でもUSBの規格上、5V は、±10%まで許容されているので、この電圧でよいことにします。
5Vなら20Aくらいまでは大丈夫なはずです。
とりあえずなジャンク活用なので、基板もケースもなしです。
Li-ion充電器(本来USB電源を使用する 最大1Aの充電器を 4個並列したもの )の電源に実験中のLi-ionアレイ(4並列 x 7直列)を使用するために作りました。
USBケーブルが複数つながるようにして、スマホや バッテリーの充電に使用してもいいかもしれません。
実験中のLi-ionアレイ に溜めた電気はできるだけ効率よく利用したいと思っていて、変換の段数を最小にして電圧変換のロスを少なくするのにも役立ちます。
データシート:
http://akizukidenshi.com/download/HRD12008.pdf
キット:
http://akizukidenshi.com/download/ds/akizuki/k5661_manual.pdf
太陽光パネルのような不安定な電源でも12Vに変換できるので、簡易な充電コントローラーとしても使用できます。
2017年4月現在、秋月電子で扱いはなく、新電元社のwebでも見当たりませんが、Aliexpressでは300円くらい(送料込み)から入手できるようです。
かれこれ7、8年くらい前、太陽光パネルと鉛蓄電池を買ったときにこのモジュールも買って、組み合わせようとしていました。太陽光パネルと鉛蓄電池は別の方法で使用することにしたので、未使用のままストックしていたのでした。
同規模の電源モジュールとしては、破格な価格でした。
その後、安価で多様な電源モジュールが入手しやすくなったことや、このモジュールでは必ずコンデンサーを外付けしないといけないという面倒さのせいか、12V固定電圧というのが使いにくいとおもわれたか、いつの間にか店頭で見なくなりました。
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購入金額
400円
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購入日
2009年頃
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購入場所
秋月電子
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