2015年作品。148分。原題“Spectre”
あらすじ
任務についていないにもかかわらず、メキシコシティで大騒動を起こす007ことジェームズ・ボンド。ロンドンに帰った彼は、この一件を理由に職務停止を言い渡される。しかし彼は、亡くなったかつてのMの残したメッセージに導かれ、無断で捜査を始めるのだった……
ご存知007シリーズの現時点での最新作。
2006年の「カジノ・ロワイヤル」に始まり、2008年「慰めの報酬」、2012年「スカイフォール」と続いているクレイグ・ボンド4作目。
「ドクター・ノオ」から数えるとシリーズ24作目。
ピーター・セラーズがボンドを演じた1967年の「カジノ・ロワイヤル」や、ショーン・コネリーが別口で作った「ネバーセイ・ネバーアゲイン」まで含めるとなんと26作目という、息の長いシリーズです。
ダニエル・クレイグがボンドを演じるようになってからは、緊張感が高く、なおかつストーリーも練られた作品が続いており、かつてのお子ちゃま向けな部分の無い(いや、かつては節操のないボンドの下半身が全然お子様向けではありませんでしたが…)、非常に質の高い作品が続いておりました。
が。
なんでしょうねぇ~、本作は残念ながら、前3作と比べてしまうと、どうしても内容が落ちてしまった気がします。
長尺作品なのでしっかりと描き込むことが出来るし、観てるとそれほど長尺とも感じないので面白いことは面白いんですが…こう…意外性に乏しいというか、あるにはあるけど「意外性」の部分がちょっと飛び過ぎているというか…
正直「まあまあの作品」に感じてしまいました。
「もうボンドはやらない」という感じになっていたダニエル・クレイグですが、つい最近になって次回作の噂が飛び始めたので、まぁ次作に期待というところでしょうか。
ま、「ロケ地が正式に決まりそう」とかいう段階なのでどうなるか分かりませんし、実現したところで公開は2~3年先になるんでしょうが。
でも、いつもの様にエンド・クレジットには「JAMES BOND WILL RETURN」と宣言されておりましたので、製作陣は作りたいんでしょうね。ドル箱シリーズでしょうし。
また前作までの質の高さに戻ってくれることを期待します。
出演は、007シリーズの他にも、「ドラゴン・タトゥーの女」「カウボーイ&エイリアン」などでも有名なダニエル・クレイグ、「モンスター上司2」「三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」などのクリストフ・ヴァルツ、「美女と野獣」のレア・セドゥ、「クラウド・アトラス」などのベン・ウィショー、「ハリー・ポッター」シリーズでヴォルデモート役を演じたレイフ・ファインズ(名前のつづりを見ると『ラルフ・ファインズ』なんですが、日本での表記はレイフになっているようです。発音がそんな感じなんですかね。)、TV「SHERLOCK(シャーロック)」シリーズでモリアーティを演じたアンドリュー・スコット、前作までのMを演じたジュディ・デンチも、劇中ビデオの中で顔を見せております。
-
購入金額
1,391円
-
購入日
2017年02月頃
-
購入場所
Amazon.co.jp
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。