日本昔ばなしの中でも広く知られていることでは屈指の名作　桃太郎

落語にも桃太郎をモチーフにしたお噺があります。

落語では

むかしむかしあるところに　と語り始めがあるのは

時代や場所を設定しないのは、どの時代、どこの子供にも聞かせられるようにした配慮

おじいさんが山にいるのは

父親の恩が山よりも高いこと

おばあさんが川にいるは

母親の恩が海よりも深いこと　を比喩している

鬼ヶ島の鬼は、渡る世間は鬼ばかりではありませんが、世の中の苦労を示している

お供の

犬は　義理

猿は　知恵

雉は　勇気　の象徴である

きび団子のきびは五穀の中でも粗末なものとされ、質素を持ってよしとする教え

義理と知恵と勇気を身に付け、世の中の艱難辛苦を乗り越えて、父と母に感謝しつつ

成功を収める話なのだよ、と親が子に教えられ、その話の途中で呑気な父親が寝てしまう

という構成でした。

落語の中では「桃太郎」の出自は曖昧にされていますが

世間一般では「岡山」の話で、「鬼ヶ島」は瀬戸内海に浮かぶ小島というのが定説だと思います

その岡山名産の清水白桃を思わせる香りと甘さが楽しめるフィナンシェです。

まずは見た目

可愛い赤ちゃんのお尻みたいでしょ

中には桃色のクリームが練り込まれています。

少し人工的ともいえますが、まさに桃のよい香り。

そして上品な甘さと口当たりはモロゾフの面目躍如です。

外箱も上品ですし、年末年始のお手土産に好適かと思いました。

岡山の友人からのおみやげとしてちょうだいしました。　ごちそうさまでございます。