AMD製GPUでは久々のヒットになった、RX480のMSIオリファン搭載OCモデル。
GeForce1060登場により5千円近い価格下落が起こり、ようやく個人輸入するのと同等くらいまで値段が落ちて来たのと、最近PCを「ひかりもの」化していた関係で導入した。
性能的には、以前導入したR7-370で全く困ってなかった上、装備予定のPCがA10-7870k搭載機ということで、この構成だと「CPUが足引っ張ってフルパワーで動作しない」という問題があるのだが、
「閉じたら見えないけど、取り敢えずグラボも光らせる&カラーリングの統一」
・・・が目的なので、全力発揮出来ないのはハナから想定内だ。
閑話休題。目的がアレとはいえ、とりあえずカード概要も紹介しておこう。
一応、AMDとしてはミドルハイ扱いってことで、カードサイズは割と大き目で27.6㎝あるが、この点は古いケースでもない限り、特に問題にはならないだろう。
ただ、幅については、TwinFrozr-VIという大型ファンで静かに冷やす構造のオリジナル・クーラーを採用している関係から、14㎝とかなり太目。
ヒートシンクはこの幅いっぱいに広がっており、基板の幅を超えて突き出ている。
冷却最優先の構造で幅が規格外なので、MiniITX用で余裕がないケースだと入らない可能性もある。
外見としては、こんな感じだ。
幅があるので一瞬普通サイズなMSI RX 480 GAMING X 8G だが、実際は極太のせい。
裏面にはカードの強度を支えると同時に、背面からの熱拡散に有効なバックプレートがある。
次に、採用されているオリジナル・ファンについて。
冷却ファンは基本的に60℃を超えない限り、回らない仕様になっている。(設定は変更可能)
ただ、実は現在のところ「OCCTをブン回しても、60℃以上行かない」状態なので、実質的に殆どファンレス状態だ。
3DMARKでもファンスピード900RPM前後でゆるゆる回る程度で、65℃で上げ止まる。
だいたいこのへんでウロウロする。20分回しても60℃に到達しなかった。
ケース次第ではあるだろうが、RX480のリファレンス仕様が1266MHz駆動で70℃超えの製品であることを考えると、MAX1303MHz(OCモードでは1316MHz)で動作している本製品が、最大負荷でもゆるゆる冷却で65℃前後、殆どファンレス動作というのが、如何にトンデモであるかが判る。
静かでそこそこ速い(フルHD動作ならほぼ十分以上)ビデオカードが欲しい場合、本製品はかなりツボに嵌る性能を持っている。
コアも選別品を使っているので、ハズレを引く可能性も低い。
ちなみに、コイツのASICは81.3だった。480でコレなら十分以上である。
装着先のCPUがA10-7870k、解像度も変則(2560x1080+FullHDのDual)であることから、あくまでも参考として載せるが、グラフィックスコアを見る限りでは十分以上だろう。
CPU性能がi3相当のA10での動作も、殆どの場合において「十分以上」なので、4Kモニタ買ったとかでない限り、RX480は殆どの場合において困らないだけの性能はあるようだ。
殆どの人はコレで十分。ひかりものとしても結構優秀。
取り敢えず、今回は「ひかりもの」として購入したので、性能のほうは「必要十分だったらそれでいいや」「ただ、買うなら買い替えが暫く要らん程度のものが欲しい」という、いかにも貧乏性な思考から480を選んだわけだが、正直これでも「必要以上」だった感は否めない。
ただ、個人的にはもう完全に満点だ。
実はこの製品、赤く光るだけだと思ってたんだが、実際には「RGB-LED仕様」で、アプリを使って自由に発光色やパターンを変更できるのだ。
このアプリのお陰で、何かしらパターンを替えたいときに、先に装着したRing-RGBファンとのコラボも可能と判った。
VRAM容量も大きいし、VR向け機能もある(専用HDMI出力端子があり、そこにVR機器を繋いでいる場合、モニタ側とVRをアプリで切り替え可能)し、割と長期利用出来そうなだけの性能もある。
取付前
取付後
それに、今回最重要の目的であった「統一感があって光り倒す内部構造」も、コイツのお陰でPCI周りのスカスカ感が消えて、全体に統一感が出た。
今回の最重要目的はガチに見た目なので、この時点でもう大満足である。
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購入金額
32,000円
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購入日
2016年09月28日
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購入場所
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