百貨店で売られている高級ブドウは、仕入れの全てが捌けるわけではないので、それなりの掛け値が付いていると想像しますが、一房数千円のマスカットが珍しくありません。

この4キロ詰め合わせの二重箱はいったい幾らするんでしょう？

怖くて尋ねたことはありません。　世の中には知らないで良いことがあるはず、、、きっと、ね。

お向かいの大病院に勤務している女医さんがね、まさに独身貴族でね、それはそれは贅沢な暮らしをされていたんです。

でも面倒くさがりなんで、自家用車を持つことは嫌。　タクシー派だったんです。

仕事場とマンションが近すぎて、そこは自転車を利用なさるんですが、もちろん空気入れなんてなさるわけないんです。　　　そうなると頻繁にパンクするでしょ。

そこで「空気を入れとかんと、ずっとパンクするで。」　と私。

しゃあないな、入れたげる。

年に2〜3度の割合で空気入れの役を仰せつかる仕組みが出来ました。

その後、そのたびに高級なケーキや和菓子の差し入れでギブアンドテイク成立。　

数年が経ち、実家の開業医を相続される形で地元にお戻りなったんですが、年に一度は学会や同門会で京都に来られます。　その時も高級なお土産を頂戴しておりますが、この葡萄もそうなんです。

実家がお世話になった方々へお贈りになる送付先リストを原田ぶどう園と契約されていたそうなんですが、ウチの住所もそこへ潜り込ませて戴いたようです。

空気入れの代償としては考えられないものですが、そこは甘えてます〜。

大量発注なんで、百貨店で買うより安いよ〜　らしいですが、きっとそれなりの支払いがあるんでしょうね、しらんけど〜。

天候に左右される出来高、出来栄え、糖度なんでしょう。

酷暑だから良いというものでも無いのでしょうが、今年の果実は甘いね。

先日戴いた二十世紀梨も甘くてジューシーでしたが、この葡萄の甘さには心底驚きました。

シャインレッド

ロザリオ・ビアンコ

シャインマスカット

ジーコ

ピッテロビアンコの5種

が二房づつありましたが、初日はピッテロビアンコとジーコをおなじみ様にサービスしました。

皆様目を丸くして驚かれます。

特にピッテロビアンコは皮ごと食べても全く問題ありません。

ちなみにピッテロビアンコはご覧のように小さくて細長い風変わりな外観を持つのですが

各国によってその愛称が異なるのだとか。

仏ではきゅうりを意味するコルニッション。

スペインのディータ・デ・バーガは、牛の乳頭！

英語圏とトルコ・モロッコでは淑女の指と呼ばれるのだとか。

よく実り太くなると農婦の指と呼ばれることもあるそうです、、、。ちょっと失礼ですが。

ジーコは見た目の濃さに応じた甘さ。　見た目に反するさっぱり感。　厚めの皮が特徴です。

まるで高級なぶどうジュースを食べているような錯覚に陥ることもあります。

丁寧な説明文から生産者のお人柄が忍ばれる原田ぶどう園

生産者さんや輸送業者さん、もちろん贈ってくださる方へ感謝します。

美味しいです。

もしも原田ぶどう園さんへの連絡方法を知りたいとお思いの方はZIGSOW経由でダイレクトメッセージをお送りくださいましたら　お電話番号をお教えいたします。