レビューメディア「ジグソー」

ボトムブラケットをカートリッジに

ママチャリの漕ぐペダルの付け根にはボトムブラケットという器具が使われており、そこを交換すると抵抗が減り漕いだ分だけ力を伝える事が出来ると言われています

 

ここの部分をカートリッジ化してメンテナンスを少なく、抵抗値を低くするのがカートリッジ型のボトムブラケットです

 

シマノのこの形のボトムブラケットは最高峰とは言えませんが、ママチャリをチューンするには必要にして十分の性能を持っています

 

今回はママチャリのボトムブラケット(BBとも書くが)を交換しようという企画です

 

このカートリッジを使ってママチャリをチューンするのですが、チューン初心者にとってまず困るのは何を買って良いか分からない事でしょう

 

大きさのバリエーションが結構有り、どれを買って良いかちっとも分からない事が問題です

 

シマノ BB-UN55 127mm 68BSA BB-UN55 という商品名は

 

UN55はメーカー型番・・・UN の 55は 左アダプターがアルミ製

              UN の 26は 左アダプターが樹脂製です

アルミの方がかっこいいですが、ちょっとだけ高くなります

 

127mm 68は、ペダル間の中の四角い黒い棒の長さ、68はフレームの穴の幅になります

 

68-127mmは取付ボルトが別売りですので、古いねじを捨ててはいけません

もちろん他のボルトを買えば問題ありません

 

実際に買うときはこの黒い棒の幅とフレームの径を測って購入する必要があります、ペダルを1回は外さないと計測できないのでその辺が厄介なところです

更新: 2017/10/15
総評

高いパーツではないので、交換できればした方がよい

やり方さえわかれば難しくありません

 

チャレンジしてみる価値はあります

 

今回はこの折り畳み自転車のBBを交換します

 

交換の方法は、まずペダルを外します

 

ペダルは

コッタレス抜きを使えば簡単に外せますのでまずは外します

 

(ペダル外しはわからなければ、こちらを・・・)

 

フックスパナを使って、ロックリングを外します

ロックリングは左側は反時計回りで外すことができます、硬ければフックにかけた状態で柄の部分をゴムハンマーで叩けば、結構簡単に外せます。ガンと1激で引っぱたくことがコツです。

右は時計回りで外せます、左右逆なので気を付けなくてはいけません

左右共に外します

外し終わったらまずは左のワンを外します、比較的緩く締まっていますので、専用工具でなくてもモンキーレンチで外すことができます これも反時計回りで外すことが出来ます

外したら、中のシャフトを抜きます

まあ、ここまでは簡単にいきます

問題は右のワンの外し方です

右ワンは

このように

古い東京都のマークみたいなネジ穴です

これはとてつもなく硬く締まっており外れません

これを開ける工具はもちろん売っていますが、とにかく価格が高い・・・

アマゾンで約4000円します、しょっちゅう使うものではないのでどうしても買う気になれません

なので自作工具で開けることにします

近くのホームセンターに行って部材を買ってきます

 

M16のナット、M12×110mmのボルトとナット、M12ボルトが通る座金といった内容

 

M16ナットは2面幅24mmのソケットレンチで絞めれるので、M16ナットは問題の右のワンのネジ穴にぴったり入るのでこのナットとこのナットを押さえるためのボルトと座金と蝶ネジを入手し、ここにトルクのかけられる工具で開けてしまおうという算段です

 

ナットが外れないように少し緩めに固定したら、24㎜のソケットレンチとスピンナを使って強引に緩めます

自転車を固定して満身の力を使って緩めないと緩みません(*_*;

 

あまり使わない24mmのロングですが、日の目を見ることが出来ました

こんな易々と抜ける代物ではありません、養生をして自転車を寝かせて外すことになります

 

2回転も回れば後は何とか外せますので気合1発開けるしかありません

 

オーバートルク気味で開けるので、M16ナットは軟鉄のナットが良いようです

変形しますので、ステンなどのナットだとワンからナットが抜けなくなります(ワンは外せますが、1回、1回ナットを買っていては割が合いません)

 

気合一発回すと抜けます

オイルだらけなので、プラトレーの上に置きました

ここからカートリッジ型のボトムブラケットに変更します

このシャフトがオイルだらけなのは理由があり、真上はサドルポストになり、そこから雨が漏れれば、シャフトが錆びるからです、ボトムブラケットの入るフレームにも水抜き用の穴が見えます

要はここが、水の通り道になるからですね

野ざらしに自転車を置きっぱなしにすると、ここのオイルが切れてしまい重たくなるわけですね

交換するカートリッジにもオイルを塗りまくる人も見受けられますが、カートリッジ式の場合、無駄だと思います

構造上駆動部の中に水が入らないですからね

 

 

シマノのカートリッジ式のボトムブラケットを締めるには専用の工具がいります

 

シマノの純正を買ってみました

サードパーティーのものもありますので、好きなものをチョイスすればいいでしょう

 

シマノのものは別途ソケットレンチが必要です

 

 

サイズは32mmという普段はまったく使わないサイズを使います・・・(>_<)

ちなみにショートで回せます、買う人は参考にしてください

 

この辺が買おうか買うまいか悩むところですが、アマゾンでSK11の安いものを買ってきました

 

まあサードパーティーのものは、柄が付いていたりして加工されているものもあります

工具箱が狭くなるので、私は柄がないものにしました

 

 

グリスは、自転車用のグリスを・・・

 

 

穴にグリスを少量塗り、はめ込むボトムブラケットの方にも塗ります

 

塗ったら最初の何巻きかを手々で締め込み、工具でちゃんと締めます

 

 

こんな感じですね・・・

 

締めこんだら、終了です

 

ペダルを元に戻して完成になります

 

ペダルを戻すネタは

 

こちらを参照してください

 

着実にペダルは軽くなるので、嫁さんのチャリンコのボトムブラケットを交換してあげるときっと喜ばれるに違いありません

 

是非、トライしてみてください

 

  • 購入金額

    2,076円

  • 購入日

    2016年07月16日

  • 購入場所

    amazon

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