アイテム情報に記載の型番が正確ではありません。私が持っている現物はEP14000RA-SLです。

しかしAmazonで取扱がないらしく、同じシリーズ・同じ容量でも型番が違うもの（EP14000AM-SLになっています）が登録されていました。

大きさは iPhone 5c と比べて若干長く、厚みも1.6cmほどありますが、容量は14Ahと余裕があり、iPhone 5cの充電の場合、計算上5回弱可能です。この14Ahという容量は、大雑把に言ってアルカリ単1乾電池に匹敵します（電池の仕組みも電圧も違いますが……）。

ただ、その分このバッテリー自体の充電にも時間がかかります。PCのUSBポートで充電する場合、少なくとも一昼夜は繋ぎっぱなしにする必要があるようです。

本体への充電に使用できるケーブルが付属しています。このケーブルは A→Micro-B ケーブルですので、多くの Android 端末を充電する場合にも使えます。Android のスマートフォンやタブレットを使っているユーザーはこれだけで使えますが、iPhone に使う場合は、別途 Lightning ケーブルを用意する必要があります。

1A出力と2.1A出力の2系統が使え、タブレットの充電にも使えます。

なお、iPhone 5cは定格が1Aですが、2.1Aのポートに繋いでも定格の1Aまでしか出ないので安心して使えます。iPhone 6の場合は定格が1Aを超えるそうなので2.1Aのポートに繋ぐのが良いと思われます。

このバッテリーは、機器への充電が完了すると自動的にパワーオフします。その他各種の安全装置が付いています。

本体のバッテリー残量が4個の青色LEDで表示されます。1個点灯（残り25％以下）の状態からなら充電ができるようです。2個点灯（残り50％以下）の状態からでは充電されませんでした。

この製品のシャーシはアルミ合金が使われています。アルミシャーシは高級感があるだけでなく、放熱性に優れているという特長があります。

この製品は非常にコンパクトであるにも関わらず 14,000mAh の大容量があるため、通販サイトなどでは「Pokémon GOに最適」と謳われています。Pokémon GOをプレイする人にとって（私はプレイしませんが）モバイルバッテリーは必須の装備です。中でもこの製品はコンパクトで荷物がかさばらない上に容量も大きいので、Pokémon GOをプレイする・しないにかかわらず（これを読んでいる人の多くはスマホくらい持っているでしょうから）持っておくことをおすすめします。

Ahあたり単価は447円43銭です。大容量品は容量あたりの単価で見ると安くなる傾向にありますが（昇圧回路などの固定費を考えれば……ね）、この製品も単価で見ると500円を切ります。容量の割に小さいのもポイントです。