2015年作品。105分。原題 “Cinderella”
あらすじ
小さな王国で両親と共に暮らす少女エラ。両親を愛し、そして両親から愛される幸せな彼女だったが、母を亡くし再婚した父が娶った相手とその娘たちから、使用人のような仕打ちを受け始めるのだった…
誰もが知っていて、誰もがディズニーのアニメーション作品を思い起こしてしまう有名な物語を、当事者のディズニーが実写で映画化した作品です。
こういう「誰もが知っているお話」は、ストーリーになかなか驚きを入れることが出来ないので、観客を引き付けておくのが難しいところですが、逆にある意味王道中の王道なストーリーなため、思ったよりも物語にのめり込ませてくれました。
しかも特殊効果が目を見張るので引き付けられるかと思いきや、逆に俳優陣の頑張りで引き付けてくれたように思います。
もちろん特殊効果のCGもきちんとしているのですが、SF大作やファンタジー大作のようにとてつもないことをやるのではなく、あくまでも物語に必要な特殊効果を実写化するために使われている、という印象でした。
かつてはアニメーションでしかなしえなかったことを、CGを使って実写で出来るようになったというのも、ある意味感慨深いですね。
ストーリーはお馴染みとはいえ、普通は始めから「両親を亡くしたシンデレラは継母とその連れ子の姉妹にいじめられていました」的なスタートをするものですが、本作ではシンデレラの幸せな子供時代から、どういう経緯を経て「エラ」が「シンデレラ」になっていくのかを描くことによって、新味を加えることに成功していると思います。
そうです。
シンデレラは別名“灰かぶり姫”なんですよね(^^)
予測していたよりもしっかり楽しめる作品でした。
さて出演は、主演のシンデレラに「タイタンの逆襲」やTV「ダウントン・アビー」のリリー・ジェームズ、王子様にTV「ゲーム・オブ・スローンズ」のリチャード・マッデン。その他著名な所では、意地悪な継母を「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズや「エリザベス」のケイト・ブランッシェットが冷たぁ~~く、「マイディ・ソー」のステラン・スカルスガルドが対抗役を胡散臭く、「アリス・イン・ワンダーランド」「ハリー・ポッター」シリーズのヘレナ・ボナム=カーターが魔法使い役を意外なくらいにコミカルに演じております。
2016年2月鑑賞。
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購入金額
4,320円
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購入日
2016年03月24日
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購入場所
ぴょんきちさん
2016/03/26
夢のチョコレート工場とチャーリーとチョコレート工場とか。
エフェクトばっかりに偏ったものは困るけど(^^;
ぷるけんさん
2016/03/26
またまたコメントありがとうございます。
「エフェクトばかりに~」←その通りだと思います。
色々と画面で見せられる選択肢が増えたのは喜ばしいのですが、昔は出来ないことが多い分、「じゃあどうやったら?」と知恵を絞った工夫が光ったりしたもんですよね。(^_^;)
痛し痒しだと思います。