レビューメディア「ジグソー」

子供向けだけど意外にしっかり楽しめた。

2014年作品。101分。原題 “Teenage Mutant Ninja Turtles”



あらすじ
“フット軍団”を名乗る犯罪組織が横行するニューヨーク。上昇する犯罪率を抑え込むため、市はサックス社と提携してフット軍団の検挙に挑む。その頃、テレビ局で働くリポーター、エイプリルは、港でフット軍団の犯罪を未然に防いだ謎の存在を目撃する。証拠もなく誰にも信じてもらえないエイプリルだったが、その謎の存在を追ううちに意外な事実を知るのだった…



かつてアメリカで一世を風靡した忍者カメ軍団を、現在のCG技術を使ってリブートした作品です。
ハッキリ言って、昔アメリカで話題になった時には「………なぜこれがウケてるの…?」と疑問符しか持てなかった私ですが、こうして最新CGを使ってバリバリのアクション娯楽作に仕上げられると、素直に楽しめることに驚きました。

アニメの毒々しいまでの原色遣いと違って、適度に薄汚れたカメさんたちに「多少なりとも」リアリティを感じられるのは大きいかもしれません。

製作にニコロデオンの名があるように、完全に子供がターゲットになっているわけですが、ターゲット層が絞り込まれている分ストーリーに深みがあったり先読みしにくい部分が無かったりはするものの、逆に変なシーンや汚い言葉づかいもなく、ある意味安心して鑑賞できる作品でした。

また、カメさんたちのキャラがいい感じにコミック・リリーフになっており、その辺がいい息抜きになっていることも良いのかもしれません。深くは考えずに、リラックスして純粋かつ気楽に楽しみたいときにオススメです。


しかしなんですねぇ、「冒頭部分では明らかに大したことのない役柄」なのに、変に顔を知っている俳優さんが出てくると「あ……この人は、今はこんなことしてるけど実は○○で、あとから××しちゃうんじゃないのかなぁ?」という感じがして、痛し痒しでありますなぁ。
ま、お子さんはそんなこと考えないでしょうし知るよしもないでしょうが。


出演は、「トランスフォーマー」シリーズのミーガン・フォックス、「俺たちフィギュアスケーター」「ジョナ・ヘックス」などのウィル・アーネット、「ローン・レンジャー」「ダークナイト」などのウィリアム・フィクトナー、そしてチョイ役ですが「天使のラブ・ソングを…」「ゴースト ニューヨークの幻」などのウーピー・ゴールドバーグも顔を出しています。


2016年2月鑑賞

  • 購入金額

    5,076円

  • 購入日

    2016年02月15日

  • 購入場所

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