2013年作品。105分。原題 “Last Vegas”



あらすじ
ビリー、パディ、アーチー、サムの4人組は、良いことも悪いことも一緒にやってきた幼馴染。そんな彼らも60台に突入し、離れ離れになってそれぞれに暮らしていた。ところがある日、ビリーが娘ほども年の離れた女性と再婚を決め、4人はビリー独身最後の夜を過ごすべくラス・ベガスへと繰り出すのだったが…



「ロマンシング・ストーン　秘宝の谷」「危険な情事」などのマイケル・ダグラス、「レイジング・ブル」「ゴッドファーザーPARTⅡ」などのロバート・デ・ニーロ、「ショーシャンクの空に」「セブン」などのモーガン・フリーマン、「シルバラード」「ワンダとダイヤと優しい奴ら」などのケヴィン・クラインという豪華共演の作品です。

全員、オスカーに少なくともノミネートはされているんじゃないでしょうか。

お話の方は、「幼馴染の4人組が集まる」とはいえ、皆それなりに過去やわだかまりがあり(わだかまりがあるのはビリーとパディですが)、そうすんなりとはいきません。

おまけに年が年ですので、それぞれに病気や死別といった事情も抱えております。

基調はコメディなのですが、人生の晩秋を迎えた人たちが主人公ですので、コメディの表面の下にはある種の人間ドラマが待っているという次第。

4人とも立場が違いますので、様々な立場から様々な事情を踏まえて、色々と観客が共感できる部分があると思います。

自分の過去を振り返り、これからの限られた日々をいかに過ごすのか…

役者さんたちがこの布陣だからこそ、出た深みかも知れませんねぇ。

ま、若造にはまだ分からん部分があるだろうなぁ(^_^;)。
でも自分は「もっと若い時にこういう部分が分かっていたらなぁ…」と思うところがいろいろとありましたので、若い人には勉強になり、それなりの落としの人には共感できる、そんな作品かも知れません。

そんな一癖二癖もある俳優陣を取りまとめたのが「あなたが寝てる間に…」「フェノミナン」のジョン・タートルトーブ。いいですねぇ。
共演は「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3」「ヘルプ　～心がつなぐストーリー～」などのメアリー・スティーンバージェンなどです。


2016年2月鑑賞