Zigsowに参加後、すぐに登録だけは済ませていたのですが、なかなか音源のレビューに至りませんでした。
先日、夏の訪れを感じた時に ふと思いついて
大滝詠一さんの名盤を登録レビューしております。
アナログレコードのレビューを行うにあたり、これを避けては通れないと思い、ササッと書きます。
イーストウィンドレーベルが1976年にリリースしている ダイレクトカッティングレコード
ジョー・サンプル レイ・ブラウン シェリー・マン のトリオ演奏
その名は ザ・スリーです。
音も演奏も超一流の名盤ですよ。
驚きの高音質
スタジオの演奏をマイクで拾い、それをそのままカッティングマシンに伝達して、マスター盤に刻む
それがダイレクトカッティングです。
1975年のロスアンゼルス ワーナー・ブラザーズスタジオ
日米混成チームが、レイ・ブラウン シェリー・マン ジョー・サンプルを迎えます。
そして一発録り
最初の一音の前の緊張感が伝わります。
編集が出来ない録音方式なので、生楽器のダイナミクスを余すことなく また歪を感じないように
録音したため、通常の録音レベルより感度を下げて録音されています。
通常のレコードと同じ音圧を得るためには A面で+4dB B面で+6dB アンプのボリューム位置をあげる必要があると記載されております。
また、スタジオの大型モニターシステム(ウエストレークTM-2)で音決めを行っているので
家庭用ブックシェルフスピーカーでは アンプかスピーカー側で+4dBあげることを推奨しています。
このレコードを買った後にNS-1000Mを手に入れております。 当時はDIATONEのDS-205−2を愛用していたのですが、指示に従ってツィーターのアッテネーターを調整しておりました。
それからずいぶん経ってから、プロケーブルのダウントランスを導入したのですが、それ以来アッテネーターを上げる必要が無くなりました。
それどころか、現在はマイナスポジションを選択しております。
それでも100V給電時より、高域の伸長は明らかです。
Macintoshのアンプも、米国marantzのアンプも、日本の100v給電では本来の力が発揮出来ないと聞きますが、このダイレクトカッティングレコードも、良い電源環境の元で、本来のサウンドに近づくことが出来たのかもしれません。
ヤーニンの冒頭部だけ納めてみました
ただ録音機器が 会議用のICレコーダーです。 休日の店内に入れた自転車のサドルの上にぽん置きで録音したものですので、割り引いて聞いくださいね。
うっすらと初期プレスを示す 1001A の刻印が見えます
最初のマスター盤はすぐに破損してしまい、TAKE2のレコードが販売され それからそれを元にしたCDが発売されています。
基本的に名演奏・名曲・名録音ですので、オリジナルに拘らず 機会があれば聞いていただきたいと思います。
個人的には、近い将来 ユニバーサルアームのアナログプレーヤーを買った時に、カートリッジの聞き分けリファレンスとして使うつもりです。
アナログだから良い デジタルだから良い は 嘘です
カセットテープでもMDでも 良い音の商品はたくさんあります。 逆もあります。
このレコード(音源)は、確かなリファレンスとして価値があると考えております。
購入価格はうろ覚え ジャケットに記載がありません しかし当時の標準価格が2800円だったので高めの設定だったはず 3000〜3500円だと思います。
-
購入金額
3,000円
-
購入日
1976年頃
-
購入場所
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。