このレビューは ZIGSOW PREMIUM REVIEW になります。
※11/2追記 World Of War Ships のゲームロード時間を追加しました。
※11/3帯域による読み書き速度の比較を追記
※11/13文章修正
マザーボードに直結して爆速の intel Solid-State Drive 750のレビューをする機会をいただきました。
この商品の最大のポイントはNVMe接続で、既存のSSDを超える転送速度を実現した点になります。
NVMeは『Non-Volatile Memory Express』の略で、今までのHDDやSDDを接続させる
AHCI(SATAの規格)の6Gb/sよりも速い規格で、NVMeは最大32Gb/s(理論値)になります。
イメージ的にはSATA接続のSSDよりも5倍速いイメージになります。
商品のスペックは、
上記のように、SATA接続の高速なSSDと比べて、シーケンシャルライト性能は約2倍程度ですが、
それ以外の性能は約4倍近い数値を謳っています。
ZIGSOW運営事務局から送られてくる商品は茶箱との事で、
型番の最後が 5 が青箱で、 1 が茶箱のようです。
違いは、CDが付くのか付かないのかといった程度というところを商品が届くまでに予習していましたが、商品が届き、茶箱を開封するとビックリ!
中から青箱が出てきました。
ZIGSOW運営事務局から茶箱で来ますという連絡が来た時は少しガッカリしましたが、箱も全て取ってある蒐集マニアとしては、中身が青箱だったので嬉しくなりました(*´ω`*)
本体はブリスターパックに収まっていて、高さのないケースにも取り付けが出来るように、
ロープロファイル用ブラケットも付いています。
表面はシンプルで中々カッコいいデザインをしていて、取り付けると下を向いてしまうのが残念です。
裏面は放熱板で覆われています。
こちら側は簡単に取り外すことが出来るのですが、表側はヒートシンクの中側にネジが付いており、
破損覚悟で引っぺがすかしないと外れそうにありません。
4Gamer.net の記事にあった1.2TBモデルのフラッシュメモリよりも、本商品の方が4個多くフラッシュメモリを積んでおり、裏側に18個付いていました。
表側を分解した記事は ITmedia PC USER にあり、こちらの記事によると表側にも18個付いているようですが、写真を見ると、どうにも本商品と微妙に違いそうです。
※ITmediaでは表18裏14のNANDメモリで、裏側は4Gamerと一緒、本商品は表不明の裏18と微妙に配置が異なります。
表側に取り付けられているヒートシンクは、かなりゴッツイ形状をしていて、放熱性の高さを想像させてくれます。
■取り付け
本商品はPCI-Expless GEN3x4ネイティブ接続の商品なので、グラフィックスカードと併用してフルスペックで運用するには、LGA2011v3やLGA1151のプラットフォームが必要になります。
上記プラットフォームでなくても、BIOSがNVMe接続に対応していれば運用可能なので、
X79とZ97のM/Bを使ってテストをしてみたいと思います。
X79は ASUSのRAMPAGEⅣ EXTREMEを使用しようと思い、しばらく使っていなかったので、
1年半ぶりにBIOSのアップデートがどうなっているのか確認してみると、
バージョン4901(2014-6-18更新)以来更新がない・・
試しに接続して見るも、何の反応も無し・・
ASUSに問い合わせてみると、
- 平素よりお世話になっております。
ASUS Japan Mail Support でございます。
返信が遅くになり、誠に申し訳ございません。
前回のお問い合わせにつきまして、
技術部署に確認させていただいたところ、下記の返答をもらいました。
マザーボードRAMPAGE IV EXTREMEはNVMeに対応しておりません。
非常に心苦しい限りではございますが、
現時点はまだ対応の予定がございません。
何卒ご了承の程宜しくお願い申し上げます。
その他ご不明点等がございましたら、再度お問い合わせください。
今後ともASUS、並びにASUS Japanを何卒宜しくお願い申し上げます。
『た 対応していないだと?!』
X79は、完全に過去の遺物となってしまったみたいです><
Folumなどでは、実際に運用している方もいるようなので、ひとまず後回しにしてみます。
気を取り直して、今現在もっとも使用している方が多いと思われるLGA1150プラットホームで試してみました。
テスト環境は
【CPU】 i7-4790K
【M/B】ASRock Z97 M OC Fomula
【CPUクーラー】Swiftech H220-X
【メモリ】G.Skill F3-2666C11D-16GTXD (DDR3-2666 CL11 8GB×2)
【ビデオカード】GALAX 980Ti HOF
【SSD(システム)】プレクスター/plextor PX-128M5P
【SSD(ゲーム用】OCZ460A-25SATA3-120G
【HDD(データ)】TOSHIBA DT01ACA200
【電源】HEC COUGAR GX(V2) 800W/80PLUS GOLD (HEC-GX800V2)
【ケース】Fractal design DEFINE R5
OSインストール
OSをインストールする前に、BIOSを最新のものにしておきましょう。
NVMeに対応しているBIOSであれば特に変更しなくても大丈夫です。
windows8.1以降のOSインストールディスクには標準でNVMeドライバーが付いていますが、
windows7のインストールディスクには付いていませんので、OSインストール前に
NVMeドライバーをダウンロードしておきましょう。
USBにインストールディスクとNVMeドライバーを入れて立ち上げてみると
当然のように intel ssd 750 を認識してくれません。
そこでドライバーの読み込みを選択します。
『Intel Windows NVMe driver 1.3.0.1007 x32-x64』 を選択してあげると
先ほどまで何の記憶媒体も表示してくれていなかったインストール画面に 【intel ssd 750】 が表示されました。
あとは通常通りにインストールしてあげれば大丈夫です。
インストールは10分程度で終わり、SATA接続のSSDにインストールするよりもかなり早く終わったイメージです。
接続速度の違い
本商品のintel ssd 750は PCIeスロットに接続させる商品になります。
したがって、接続先の帯域によっては速度が制限される事になります。
この辺りがハイエンド推奨のちょっと敷居が高い商品に感じられる点になりますが、
実際にどの程度速度が変わるのか検証してみました。
検証に使うマザーボードは 『ASRock Z97M OC Fomula』 で、M-ATXのマザーボードです。
拡張スロットが全部で4本あり、
CPU制御の16レーン
・PCI Express 3.0のPCIe1/3はそれぞれ
シングルで x16レーン
デュアルで使うと x8レーン
チップセット制御の16レーン
・PCI Express 2.0の x16 スロット(PCIE4:x4モード)
・PCI Express 2.0 x1スロット(PCIe2)
という帯域になります。
それぞれの転送帯域は、PCI Expressのwikiを見てみると下記の表になります。
本商品のネイティブ接続は『GEN3(PCIe3.0)x4 』(4GB/sec)になります。
PCIe1 又は3 に刺せば GEN3x8(8GB/sec)で本商品はフルスペックを発揮できますが、
グラフィックスカードもGEN3x8接続になるため、フルスペックを発揮することが出来なくなります。
GEN2x16のPCIe4だけに本商品を刺して(8GB/sec)、内臓GPUを使う分には本商品のフルスペックを発揮できますが(※結果的には発揮出来ませんでした、帯域は同じでも、チップセット制御の分遅いみたいです)、
PCIe1又は3にグラフィックスカードを刺してしまうと
GEN2x4(2GB/sec)になり、フルスペックの約半分程の性能になってしまいます。
※実際には、リンク幅毎の物理転送帯域(GT/sec)通り、約3分の2の性能
という点を踏まえて、各種ベンチマークを取ります。
Plextor128M5PにOSを入れたものと比較してみました。
・bootracer plextor M5P
・CrystalDiskMark5.0.2 M5P
・AS SSD Benchmark
・HD Tune Pro
■PCIe1 GEN3x16 (intel ssd 750)
PCIe1スロットのみに、本商品を挿してGEN3x16レーンで接続し、内蔵GPUで画面出力をします。
この状態がX99などの接続と同様の接続になります。
・BootRacer
Plextor128M5Pが 27.157秒かかっていたのに対して約11秒の短縮に!
Windows Bootは1秒程度しか速くはなっていませんが、Desktopが物凄い短縮・・
あ!
intel750はデスクトップのフォルダー位置を変更していないので高速なNVMe接続でしたが、
Plextor128M5PはHDDにデスクトップを読み込ませていたので当然な結果なのかもしれません。
NVMeにすると起動が遅くなると言われていた割にはかなり速いことに満足しました。
・CrystalDiskMark5.0.2
公称値が、シーケンシャルリードが2200、ライトが900なので、なかなかの速度が出ています。
・AS SSD Benchmark
総合スコアも3796と圧倒的な速度です。
コンプレッションベンチは、ランダムで圧縮したデーターを読み込んでいくものですが、こちらも速度のブレが少なく高性能な所を見せてくれます。
・ATTO Disk Bench
転送サイズが128KBを超えたあたりからRead性能がググっとあがってきます。
GEN3x16での接続では、概ね公称値をしっかりとマークしてくれました。
■PCIe1GEN3x8 intel750 PCIe3 GEN3x8 GTX980Ti
私のマザーボードでは、PCIeスロットをシングルで使うとGEN3を16レーン使えますが、
グラフィックスカードと本商品を併用すると帯域が制限されて、
それぞれ GEN3x8接続になります。
理論上はグラフィックスカードがフル接続出来なくなりますが、intel SSD 750はフルスペックを発揮できる想定になります。
GALAX GTX980Ti HOF が2.5スロット使ってしまうので、PCIe1に挿してしまうとPCIe3が塞がってしまいますので、
PCIe1(GEN3x8)にintel SSD 750
PCIe3(GEN3x8)にGTX980Ti HOF
を挿してみました
・BootRacer
・CrystalDiskMark 5.0.2
GEN3x16接続をしていた時と遜色のないスコアーです。
しいていえば、SSDを50GB程度から120GB使用したことで、4K Write性能が100MB/sほど下がってしまいました。
・AS SSD Benchmark
こちらもGEN3x16とほぼかわらない結果になりました。
・ATTO Disk Bench
こちらもGEN3x16と、ほぼ変わりなしです。
・HD Tune Pro
HD Tune Pro の体験版で書き込みの分布を見てみると平均は1489MB/sの速度が出ています。
120GBのあたりと200GBのあたりで、若干の速度低下が見られますが、速いところで
1750MB/s、遅いところで1250MB/s辺りを推移しているので概ね満足できる速度になっています。
Plextor128M5Pが、最高速度の92%がアベレージなのに対して、
intel ssd 750は最高速度の76%がアベレージになるのはちょっと納得できませんが、全体の速度でカバーしているイメージです。
ここまで、intel ssd 750サイドでは、GEN3x16を二分割してGEN3x8とレーン数が減っても影響はありませんでしたが、グラフィックスカードの方ではどうなっているのか検証していきます。
『ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド』
①VGA PCie1(GEN3x16) OSはSATA接続のPlextor128M5P
ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク
計測日時:2015/10/10 22:57:36
SCORE:17547
平均フレームレート:133.548
評価:非常に快適
-非常に快適に動作すると思われます。お好みのグラフィック設定でお楽しみください。
ローディングタイム:
シーン#1 1.628sec
シーン#2 4.682sec
シーン#3 3.335sec
シーン#4 3.211sec
シーン#5 3.078sec
シーン#6 1.281sec
合 計 17.216sec
②VGA PCIe3(GEN3x8接続) OS(intel ssd 750)PCIe1(GEN3x8)
ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク
計測日時:2015/10/22 22:45:43
SCORE:17550
平均フレームレート:133.904
評価:非常に快適
-非常に快適に動作すると思われます。お好みのグラフィック設定でお楽しみください。
ローディングタイム:
シーン#1 0.845sec
シーン#2 3.760sec
シーン#3 3.016sec
シーン#4 2.780sec
シーン#5 2.604sec
シーン#6 1.087sec
合 計 14.093sec
『ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド』程度のそこまで重くないベンチでは、
スコアーは、ほとんど変わりませんでした。
SATA接続のSSDと比べて、ローディングタイムはNVMe接続の本商品が3秒以上速くなり、
GEN3x16の帯域を使ったものよりも気持ち、平均フレームレートが下がる程度の影響しかありません。
③VGA PCIe1(GEN3x18)・intel ssd 750 PCie4(GEN2x4)
ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク
計測日時:2015/10/27 1:21:31
SCORE:17637
平均フレームレート:134.215
評価:非常に快適
-非常に快適に動作すると思われます。お好みのグラフィック設定でお楽しみください。
ローディングタイム:
シーン#1 0.933sec
シーン#2 3.831sec
シーン#3 3.107sec
シーン#4 2.951sec
シーン#5 2.668sec
シーン#6 1.143sec
合 計 14.633sec
グラフィックスカードをGEN3x16 OSをGEN2x4で接続すると、微妙にスコアーが上がりました。
グラフィックスカードはフル帯域を使用して減衰がないのと、SATA接続SSDよりも高速な本商品のお陰で、ローディングタイムがGEN3x8よりは遅いものの、GEN2x4でもSATA接続SSDよりも速くなっているからだと思われます。
・『Ungine Heavenn Benchmark 4.0』
①VGA PCie1(GEN3x16) OSはSATA接続のPlextor128M5P
②VGA PCIe3(GEN3x8接続) OS(intel ssd 750)PCIe1(GEN3x8)
スコアーや平均FPSは誤差の範囲ですが、最小FPSがGEN3x16接続の半分以下に・・
③VGA PCIe1(GEN3x16)・intel ssd 750 PCie4(GEN2x4)
スコアーは気持ち下がり(誤差)最低FPSは36に戻りました。
ヘブンズベンチでもintel ssd 750をGEN3接続させるよりも、PCIe4のGEN2接続させたほうが、
結果的には良さそうです。
・『3DMark FireStrike』
①VGA GEN3x16接続 OSはSATA接続のPlextor128M5P
②VGA PCIe3(GEN3x8接続) OS(intel ssd 750)PCIe1(GEN3x8)
Physics ScoreとPhysics Testは何故かGEN3x8の方が若干のスコアーアップになっていますが、
それ以外では、GEN3x16接続と比べるとGEN3x8接続のスコアーは若干の低下が見られます。
気にするレベルではないのかもしれませんが、『ゲームは遊びじゃね~』っていう一部の方には看過しえない低下なのかもしれません。
③VGA PCIe1(GEN3x16)・OS(intel ssd 750) PCie4(GEN2x4)
グラフィックスカードをGEN3x16接続しているので、スコアーは①のパターンとほぼ同様です。
この結果だけ見ると、intel ssd 750をGEN3接続させなくても影響が内容に感じますが、
GEN2x4でのSSDとしてのベンチマークを見て見ます。
■GTX980Ti PCIe1(GEN3x16) intel750 PCIe4 (GEN2x4)
・BootRacer 4.9
BootRacer上では、GEN3接続だろうとGEN2接続だろうとほとんど変わらない結果です。
・CrystalDiskMark 5.0.2
流石にシーケンシャルReadは2362MB/sから1506MB/sと大幅にダウンしてしまいましたが、それ以外はほとんど変わりのないスコアになりました。
・AS SSD Benchmark
AS SSD Benchでも シーケンシャルReadが1837.32MB/s から 1278.98MB/sと 3分の2程度のスコアーになりましたが、それ以外はほとんど変わりがありません。
・ATTO Disk Bench
GEN3x4以上の接続と違ってWrite性能が1024KBから速度が下がり、
Read性能も1500MB/sを上限に上がって行きません。
・HD Tune Pro
HD Tune Pro では、GEN3接続と違い、最初から最後までアベレージの852MB/sをマークしています。
GEN3接続では最大速度こそ2000MB/s近くまでいきましたが、1500と1200MB/s辺りの速度が多く安定していないイメージでしたが、こちらは、ほぼ横一線になります。
やはり、120GBと200GBの所で速度低下が見られます。
SSDの中身が120GBの使用量だからかなのかは不明ですが、私の個体はこの辺りが速度低下ポイントのようです。
■考察結果
LGA1150プラットホームで本商品使用時に、グラフィックスカードを併用する場合は、
グラフィックスカードか、intel ssd750どちらかの性能を犠牲にしなければなりません。
ベンチスコアー上では、グラフィックスカードを犠牲にした方がデメリットが少なく感じられますが、体感上ですと、GEN3x16をGEN3x8 ×2 で帯域をシェアーすると、時折FPSがガクッと下がる感じがします。※ちょっぴりラグる感じ
本商品の最大性能を発揮することは出来ませんが、グラフィックスカードをGEN3x16
intel ssd 750をGEN2x4で接続した方は、体感上は殆ど変わりがないので、
ゲームメインの方は intel ssd 750 を犠牲にした方が良いのかもしれません。
こう考えると、X99などのハイエンドマシンを使うのが最も良い選択と言えますが、
そうでなくてもシーケンシャルReadで1500MB/s ランダム4K Writeで300MB/s近く速度が出るので十分以上に速いSSDになります。
実際の利用シーン
激速の 『intel SSD 750』を実際に使用して、普段のPCライフがどのように変化するのか試してみました。
■RAW画像の現像
大量のRAW画像を現像するのに、HDDに保存と本商品に保存でどれくらい作業効率が変わるのか?
という編集部さんの方で作ってくれていた検証方法をそのままやってみました><
用意したカメラは、会社で使っている
NIKON D5300
こいつでひたすらシャッターを切りつづけて200枚のRAW画像を用意しました。
普段はPhotoshopで編集していますが、大量のRAW画像を一気に現像する機能がないので、
Adobe Lightroomの体験版を使ってみました。
1枚辺りのデーターが23MBから25MBで201枚で、4.74GBのデーターになります。
比較のために、HDD内にあるRAW画像ファイルをHDDに現像する時間と、
Intel SSD 750内に保存したRAW画像ファイルをIntel SSD 750に現像した時間を測りました。
■HDD to HDD
HDDは WD20EZRX
CrystalDiskMarkのスコアーは
HDDに保存したデーターをHDDに現像すると、
現像に掛かった時間が 『6分7秒4』掛かりました。
■intel ssd 750 NVMe to NVMe
intel ssd 750に保存したデーターをintel ssd 750に現像すると
現像に掛かった時間が 『5分35秒83』掛かりました。
HDDに現像するのに比べ、NVMe接続の intel ssd 750に現像すると、
31秒57の時短になりました。
RAW現像では、確かに速くはなったものの、そこまで体感出来るかといえば、そこまで体感出来なかったので(※2000枚も現像すれば5分は変わる計算ですが・・)、直接ファイルを転送した転送時間で体感してみました。
■ファイルの移動
転送元のデーターは、3.1GBのOSインストールディスク
HDDにファイルを置いてしまうとHDD転送そうくどのボトルネックで速度が出ないので、
RAMディスクを作り、ファイルをRAMディスク上に保存しました。
RAMディスクの速度
■RAMディスク to intel ssd 750 ファイルサイズ3.1GB
3.1GBのファイルが、僅か3.66秒で移動が出来ました!!
もの凄い速さに大興奮!!
RAW画像現像での不完全燃焼感も完全解消です!
ちなみに、RAMディスクから、SATA接続のPlextor128M5P への移動は、9.24秒掛かりました。
約3倍の速度差がでました。
■ガンダムオンラインの参戦速度
スタートダッシュの速度が、そのまま開幕拠点殴りからの、大量スコアー獲得に繋がる事の多いガンダムオンラインでは、如何に速く参戦できるかがキモになってきます。
Plextor128M5Pとの速度差を測ってみました。
もともとHDDからSDDに変更した時点で、開幕参戦のスタートダッシュは、50人中真ん中位のローディングだったのが、SSDに変更したことにより、ほぼ10番手以内のスタートになっています。
SATA接続の『Plextor128M5P』では、参戦ムービー終了後、1.67秒で参戦。
今回は2位での参戦でした。
ここが、もう1秒遅れると周り中にプレイヤーキャラクターがひしめき合い、前に進むのも困難になります。
NVMe接続の『intel SSD 750』では、参戦ムービー終了後、0.87秒という
脅威の1秒未満で参戦を果たし、当然のように1位での参戦になりました。
これだけ爆速で参戦が出来ると、敵軍拠点に防衛がいなく、暴れることが出来れば、600点くらいのスコアーが稼げて、そのまま1位で終わることが出来るぐらいの圧倒的なアドヴァンテージを得ることが出来る反面、味方を大きく引き離して敵軍の拠点に入るので、防衛がたくさんいるとフルボッコにあい、1点もスコアーを得ることが出来ず将官なのにビリになってしまうことも度々あります。
速すぎるのもちょっと考え物な、嬉しい悲鳴がでます。
※11/2追記
■World Of War Ships のゲームロード時間
最近ちょろちょろと遊んでいるWorld Of War Shipsですが、このゲームは、読み込み時間がそこそこかかるゲームで、クライアントをHDDに入れていると、場合によっては戦闘開始になっても、ロード中で参戦できないといったことがあります。
SSDを使っている限りそこまで遅いケースは無いと思いますが、参戦が早ければ、待機中に武装を変更して、変更した武装が使用可能になるまでの時間が30秒かかるような主砲でも、戦闘開始直後からすぐに使うことが出来ますのでロード時間は短ければ短いほど良いかと思います。
Plextor128M5Pと本商品のロード時間を比較してみました。
画面が暗転してから、参戦開始ボタンが現れるまでの時間を計測してみました。
Plextor128M5P 22.80秒
intel SSD 750 18.66秒
本商品の方が4.14秒速く参戦することが出来ました。
ガンダムオンラインよりも効果がハッキリと出る速度差です。
グラフィックスカードがフルスペックを発揮できない可能性はありますが、
実際のゲーム上では、余程処理が重いシーンの時に瞬間的にFPSが下がる程度で、
ほとんど影響がない事を考えると、本商品の導入を躊躇う事はありません。
むしろ、読み込み、書き込みが早くなるメリットしかないかと思います。
NVMe接続のサポートされていないX79 ASUS RAMPAGE Ⅳ EXTREME
ASUSに問い合わせた結果、NVMe接続はサポートしていませんし、BIOSの更新も未定です。
といわれた『X79 ASUS RampageⅣ EXTREME』でしたが、結論から言うと
問題なく認識してくれました!
こちらもNVMeドライバーさえインストールすれば、普通に運用出来ます。
BIOSは、4802でも最終の4901でもどちらも認識してくれました。
UEFIの一覧に、『intel SSD 750』を挿すと、『BIOS Utility Advanced Mode』が追加されて、『intel SSD 750』のステータスが表示されます。
OSのインストール手順は、前述記載の通りwindows7にIMVeドライバーが無いので読み込ませてあげると普通にインストール出来ます。
使用するCPUは『i7-4820K』で、サポートするPCIeレーン数は40レーンになります。
メモリがG.Skill F3-2666が認識してくれなかったので、
G.Skill F3-14900の1866MHzを2133にオーバークロックしてテストしてみました。
GEN3x16接続をしてくれる、PCIeスロット1と3にグラフィックスカードとintel SSD 750を挿します。
SSDの性能的には、GEN3x4以上の接続が出来ているので、GEN3x8接続になっている
ASRock Z97M OC Fomulaと変わりがないスコアーになりましたが、Boot Racerは、BIOS部分の起動にかなり時間が掛かるので、BIOS分だけ遅くなったイメージです。
・BootRacer 4.9
Windows Bootが、9秒から14秒に、+5秒ほど遅くなりましたが、Desktopの起動速度は、ほぼ変わりなし。
・CrystalDiskMark 5.0.2
シーケンシャルリードとライト以外軒並みスコアーがかなり下がっています。
・AS SSD Benchmark
AS SSD Benchmarkでは、メモリの速度が遅いのが影響しているのか、アクセスタイムが遅くなり、
軒並みスコアーが微妙に低い結果になりました。
コンプレッションベンチでも速度が安定した一直線なグラフから、フラフラと上下に振れているグラフに・・
・ATTO Benchmark
ATTO Benchmarkはほとんど変わりなしでした。
・HD Tune Proは起動出来なくなって
HD Tune Proはタスクバーには表示されますが、起動出来なくなってしまいましたので起動が出来るようであれば追記します。
ASRock Z97M OC Fomula i7-4790Kに比べると、チップセット制御のGEN2接続よりは速いのですが、GEN3接続側はメモリ速度が原因なのか、i7-4820KのASUS RampageⅣ EXTREMEの方が
微妙に遅い結果にちょっとガッカリしました。
グラフィックスカードとintel ssd 750をGEN3x16同士で接続の出来る帯域の広い
RampageⅣ EXTREMEに期待する3D系のベンチ結果に行きたいと思います。
『ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド』
ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク
計測日時:2015/11/01 2:17:57
SCORE:17133
平均フレームレート:131.764
評価:非常に快適
-非常に快適に動作すると思われます。お好みのグラフィック設定でお楽しみください。
ローディングタイム:
シーン#1 1.362sec
シーン#2 5.544sec
シーン#3 3.726sec
シーン#4 3.496sec
シーン#5 3.392sec
シーン#6 1.575sec
合 計 19.097sec
全てが微妙に低いのはメモリ速度の影響だと思われます。
ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド程度の線画であれば、グラフィックスカードがフルレーン使えようと、半分の8レーンだろうとほとんど影響がない印象です。
・『Ungine Heavenn Benchmark 4.0』
Ungine Heavenn Benchmarkでは、期待通りのベンチ結果が出てくれました!
スコアーとFPSは、GEN3x16でもGEN3x8でもほぼ変わりはありませんが、
最小FPSが、グラフィックスカードをGEN3x8接続をしている Z97M OC Fomulaでは、
レーン数が半分になっている通りの約16.2FPSでしたが、
RampageⅣ EXTREMEでは、34.7FPSとZ97M OC FomulaでGEN3x16接続している時と
ほぼ同スコアーが出てきました。
・『3DMark FireStrike』
3DMark Fire Strikeでは、Ungine Heavenn Benchmarkほど顕著な現れ方はしていないのですが、
グラフィックステストのFPSは、GEN3x8接続時よりも伸びています。
■グラフィックスカードGEN3x16接続のまとめ
グラフィックスカードの性能をそれなりに使うゲームなどでは、LGA2011やLGA2011-v3などの
CPU制御で16レーン以上を使えるプラットホームでの運用をしないと、本商品の性能を十分に引き出すことは出来ませんが、メインストリームのプラットホームで使えないのか?
と言えば、ほぼ、気にする必要がない!
と言えるのではないでしょうか?
厳密に言えば、確かにグラフィックスカードの性能をスポイルしてしまうのでFPS系のゲームでは多少の影響がありそうですが、MMOや、ゲーム以外の利用では、フルスペックを発揮出来ない、チップセット制御のGEN2を使用したとしてもintel ssd 750の性能を十分発揮してくれています。
帯域による読み書き速度の違い
読み書きの接続速度を下記表にまとめてみました。
本商品はGEN3接続の4レーン(GEN3x4)がネイティブ接続になりますが、GEN2接続でもボトルネックになってくるのは、シーケンシャルリード位なもので、その他の性能は、そこまで大きく変わるものでは無い事が上記一覧を見ると見えてきます。
実際の運用で考えれば、SSDの記憶領域の先頭から読み込むような事はほとんどなく、色々な場所に書き込まれているデーターを読み込むランダムリードの方が大切だと思います。
そう考えると、GEN3x4以上の読み書き速度は、GEN2接続とそこまで大きく変わらないので、
『最新のプラットフォームじゃないから本商品を導入しない』
という選択肢はナンセンスで、積極的に導入しても良いのではないかと思います。
面白いのは、いくら40レーンが使えるといっても、2011年に登場したX79のLGA2011では、
LGA1150のGEN2接続と比べて、流石にシーケンシャルリードは差がありますが、アクセスタイムなどほとんど変わりがないという点に技術の進歩が見えます。
機能美にあふれたデザイン!
ソリッドなデザインで、シンプルな見た目は全てヒートシンクという機能美にあふれたデザインです
光物がないのがさみしいと思っていたら、こんな所に光物が@@
本体に入っているラインが光ったら100点満点でした。(光物好きバカ)
ポン付け即爆速
コードも必要なくPCIeスロットに挿すだけで即爆速なSSD
windows8.1以降のOSならドライバーも読み込ませる必要がないので、導入もかなり楽だと思われます。
少し古めのプラットホームを使っている方は、ネットで人柱を探すなど、動作確認が重要です。
文句なく速い!RAID0するより簡単!!
ソフトウエアーRAIDをすると起動が遅くなったり、どちらかが壊れるとどっちもデーターが消えるといったデメリットを考えれば、SATA接続のSSD4枚RAID0並みの速度の本商品はお手軽で爆速!
ハイエンドマシーン以外では、気になるグラフィックスカードがフルレーン使えないデメリットも
ほとんど気にする必要がない所も二重丸!!
手軽さと速度を考えればコスパは良好!
400GBのSATA接続のSSDを買うと思えば少々お高いですが、RAID0で2000MB/s出す事を考えればコスパは良好!
買っておいて間違いのない商品
次世代記憶媒体としてちょっと敷居が高く感じられていたNVMe接続のSSDでしたが、
その速度、接続、OSインストールなど、思ったよりも簡単でした。
i7-4790Kでは、PCIeスロットのレーン数が16なので、グラフィックスカードの性能がどれだけ影響するか心配でしたが、まったく気にする必要がないレベルの影響程度だったので、導入に躊躇う必要は、まったくありませんでした。
4枚のRAID0並みの速度は、初めてHDDからSDDへ変えた時ほどの激烈な速度差までは感じられませんでしたが、起動速度の1秒、2秒の差が大きく影響するゲームや、一回の作業が30秒程度しか変わらなかったとしても積み重ねることによって大きく効率が変わる作業などの作業効率向上は
馬鹿に出来ないものがあります。
無駄な配線がなく、ケース内がスッキリする効果もある本商品は、今後必須アイテムになっていく
買っておいて間違いのない商品だと思います。
りゅうやんさん
2015/11/01
ネトゲ詳しくないんですが、1位で参戦ってもの凄いですね。
結構重要な性能向上じゃないですか。
次世代プラットフォーム導入でフルスペックにしても、
もう体感での性能向上は望めそうもないですね。
オリンピックまで余裕でいけるでしょう。買っちゃうでしょうがw
hidechanさん
2015/11/01
コメントありがとうございます
まだまだX99にZ170と物欲は有り余っていますが
先立つものと奥さんの理解が足りません(´д`|||)
1位参戦はハマると凄いスコアーが出るんですけど
大体フルボッコされて即死するので
速すぎるのも考えものですヽ(^。^)ノ
退会したユーザーさん
2015/11/03
しかし、SSD750格好いいですね!
ちなみに、表のヒートシンクは、半分だけ引っぺがすとでてくるので
それをネジで回してはがしてやると、後は、ボンドぽいのでついてるだけみたいです。
(これを外すのが一番怖い)
水冷したら、おもしろそうと思い検索してたらekwbの水冷ヘッド取り付け動画で
やってました。(めんどくさそうなのでやりませんが・・)
hidechanさん
2015/11/03
・・・これはひっぺがせ!
というフラグですね@@
が 頑張ってみます!!