エレガントっぽさでは少々物足りない？

本製品のパッケージ自体は割と洒落た感じのデザインですが、中身が見えるものの売りが何なのか全く伝わってこないので、後からシールを追加したのではないかと変な心配をしてしまいました^_^;

裏の説明書きを見ないとただのペンにも見えますね^_^;

それはさておき、今回の3製品中で最も大柄で重たいペンです。前述の便利な機能の代償として、単4アルカリ乾電池（消耗品）1本分の重さがプラスされ、さらには電池の入る太さが必要となってしまったようです。

単４乾電池（お試し用）も付属しています。

といっても4色ボールペン程度の太さと重さなので、手に持って使う道具としては特に問題無い範囲だと思います。

取扱説明書も別途付属していました。

本体はスッキリとした形状で、ストラップなどを通す孔はあるものの「ペンクリップ」的なものは付属していませんでした。また、製品にはシルバー・ゴールド・ブラックの3色のバリエーションがあって、今回届いたのは「ゴールド」となります。

梨地の表面に淡いゴールドが乗った感じ、簡単に言えばシャンパンゴールドで上品な金色といった感じで、最近のゴールドなスマホなどによく合いそうな色合いです。

何となく物足りない気がしてなりません...

ストラップホール部分は金属製で頑丈そうな印象です。

ただ、せっかく本体色は高級感があるのにペン先部分がプラスチッキーなのが残念なところです。

プラスチッキーな感じが惜しいペン先周辺、リブが邪魔な感じです...

電源スイッチの場所が惜しい...

乾電池をセットして、軸部分のスイッチを押すとスイッチ部の白色LEDが点灯します。LED点灯中は電源ONの状態でいつでも使えます。もう一度スイッチを押すとLEDが消灯して電源が落ちます。自動電源OFF機能（3分間未使用の時）も搭載されているので、消し忘れていつのまにか電池が無くなっているという事がありません。

電池をセットすればすぐに使えます。

本体中央の四角いボタンが電源スイッチです。

好みの問題かもしれませんが電源スイッチがここにあると、不用意にON/OFFになってしまうので、使用中手が触れない部分やマグライトのように電池のフタ部分を回すとON/OFFできた方が使いやすいかも知れません。

本製品は先端の出幅で感度を調節することができます。タッチパネルにフィルムを貼っている場合などに感度が落ちてもキチンと反応するように調節する訳ですが、私の場合何も貼らない主義（面倒なだけです^_^;）なので、あまり気にしなくても良さそうです。

ペン先部分を回すと伸び縮みして感度が調節できます。

描画ポイントが目視できるので思い通りに描ける！
早速、このタッチペンの書き味を試してみましたが、反応はとても良く、手書きメモなどもスラスラと途切れなく綺麗に私の下手な字を再現してくれますw

iPod touchのタッチパネルはiPhoneなどと違って画像が少し奥に表示されるタッチパネルを採用しているので、ペン先と描画位置に多少隙間ができて実際のポイントと書かれるポイントに若干のズレ（真上から見れば合っている）が生じて若干の違和感を感じますが、慣れるとさほど気になりません。

大抵の角度で普通に入力できますが、寝かせ過ぎるとズームモードになることがあります^_^;

また、タイムラグなどはアプリに依存すると思いますが、タイムラグが少ないアプリを使えばほぼ違和感なくペンで字を書くように書き込めますので、かなりリアルな感じに近いと感じました。

指で書いてもペンで書いても下手な字は上手くなりませんw

手書きといえば、PDF書類への落書き（w）機能をたまに使います。あとで何度も読み返さなくて良いようにマーカーでチェックしたりペンツールで印を付けたりしているのですが、指でやると的が外れてイラつくことがあります。

試しに、このペンを使ってみたら割と良い感じで使えました。ただ、私の使用環境ではアプリの負荷が高すぎるようで、スムーズに動かない感じで、ゆっくり書かないときちんと追従してくれないようでした。最新のiPod touchならもっと快適かも知れません...

iPod touch 5th + Acrobat で文字書きをすると若干途切れがちでした...orz

ゲームについては、太いペン先のタッチペンでできることは大抵こなせますし、アイテム探しなど当たり判定がシビアでピンスポットをタップする際に、無理に画面を拡大しなくても出来るようになりました。

特に誤タッチのペナルティがあるアイテム探しの時に重宝します！

ピンポイントでクイックに操作できますが、わざわざ使わなくても良さそうw

ただ、何となくこれはゲーム用じゃない気がします^_^;
やはり絵を描いたり文字を手書き入力するのに適したタッチペンであると思いました。今回は絵を描く気力が出なかったので画像はありませんが、お絵描きアプリは良い感じに使えました。

せっかくなのでEXCELで使ってみました。

指でやるよりも確実ですが、そもそもこの画面サイズは辛いです^_^;

使っていて気になる点としては、ペン先が硬いのでガラス面に当たる時にコツン、コツンと音が出てしまうのが気になります。気にしなければ良いのですが、マウスのクリック音と同じで静かなところだとうるさく感じるかも知れません。。。

それから、本製品は筆圧には対応していないため、線幅の強弱などが付けられないのが残念ですね。そもそもiPod touchが筆圧感知に対応できないかも知れませんが^_^;

筆圧に対応していないので、単一の太さになってしまいます。

もう一つの使い方として、先端が硬いので3DSなどの抵抗膜（感圧）方式のタッチパネル用として付属のタッチペンの代わりとして使うという使い方もありますね。まぁ、邪道ではありますがコレ一本で感圧式も静電式もどちらも使えるというメリットがあります^_^;

思いの外「快適」でした。3DSなら電池も不要です！w

お絵描きにはある程度の慣れが必要かも。
ちょっとしたメモ書きや画面上の小さなポイント（キーボードやPCブラウズモードでのリンクスポットなど）を正確にタッチする用途に最適なタッチペンで、一般用途はもちろんビジネスシーンでも大いに活躍してくれそうな気がします。

スマホモードがあまり好きじゃない人に最適です。

お絵描き用としては、筆圧に対応していないので実際のペンのような感覚では描けないと思いますが、アプリとペンの使い勝手に慣れてしまえば、それなりに描けそうな気はします。あとはセンス次第でしょうか^_^;

わたし的にはiPod touchの小さな画面で凝った絵を描くことは無いと思っていますが、このタッチペンがあれば、ある程度そういうことも可能なので、非常手段として普段から練習しておこうかと思っています。

欲を言えば、乾電池式ではなくソーラーか何かで動作してくれたら良いのになぁと思いました。でもそれだと暗いところで使えないかな...^_^;

やはり電池なしは難しいのでしょうか？

少々お高い製品ですが、スマホやタブレットを手帳代わりに使いたい方や絵を描いてみたいと思っている方はぜひ使ってみてはいかがでしょうか。このタッチペンを使えばきっと用途の幅が広がって、より便利にスマホやタブレットを活用できるようになると思います。

今回モニターレビューした他の2製品のレビューはこちらです。