Dragon Age:Inqusitionのシングルプレイ用ダウンロードコンテンツ“ハコンの顎”をプレイしてみた。
本作の舞台となるのは、新ゾーン“フロストバック盆地”。盆地を調査している研究者から審問会へ協力依頼があり、調査を進めることでストーリーが展開していく。
調査とは、800年前に存在したが、歴史に埋もれてしまった最後の審問官に関するもの。
つまり、本作のテーマは、審問会の失われた歴史を調べ、かつて存在した審問官の運命を探ることにある。
ちなみにタイトル名の“ハコンの顎”とは、アヴァー人が古代神の一柱として崇拝している“冬王ハコン”を狂信する教団のことであり、戦の神であるハコンの力を利用して世界を崩壊に導こうとしている。
アヴァー人といえば、本編では“ファロー沼”のゾーンで登場している。
斥候ハーディングは、彼らを“山の野蛮人”と呼び、クエスト“失われた魂”では、兵士を人質に取って要塞に立て篭もり、アンドラステの使徒である審問官を、自らが信じる神(山神コース)の名のもとに殺害しようと企んでいた。
それらのことから、偏狭で獰猛な種族と想像していたのだが、意外にも審問会に協力的な者もいて、クエストを通じて信頼を得ることで味方につけ、共闘してハコンの顎を壊滅させていくことになる。
ストーリーを進めていくにつれ、本編ではあまり触れられることのなかったアヴァー人の文化が見えてくる点も本作の醍醐味の1つである。
種族や人物に固有の背景や文化が設定されており、それに沿ってストーリー展開していく手法がDragon Ageシリーズらしさでもある。
コンテンツの推奨レベルはLv20からである。Lv20未満でゾーンにアクセスすると敵はLv20に設定され、Lv20以上ではスケーリングされるようになっている。Lv25で始めたところ、敵が同レベルということもあり、防御力、攻撃力ともに高めでそこそこ強く感じられた。
特にローグは厄介な存在で、タンクがヘイトを集め切れずにターゲットが割れてしまうと、防御力が低い味方キャラクターはやられやすい。ある程度は意識してヘイト集めをする必要があり、通常戦闘でもそこそこやり応えがある。そのため、それなりに装備は揃えてから挑戦すると攻略しやすいだろう。
ただ、このコンテンツでしか得ることができない強力な装備もあるので、攻略しつつ装備を揃えていっても構わない。ちなみにドロップや宝箱から得られる装備品のほとんどがユニーク品である。
サブクエストも含め、すべてのコンテンツをクリアするまでに要した時間は10時間程度であった。
フロストバック盆地のみでストーリーが完結したので、メインクエストに集中しやすかった。
そのため、ストーリー展開に間延びを感じることもなく、やり始めから終わりまで一気に駆け抜けた感覚がある。実際に購入後3日間でクリアしてしまったが、プレイ時間以上に満足度が高いコンテンツであった。
ドラゴンエイジ:インクイジション ハコンの顎 - 公式サイト
ハコンの顎のプレイ動画を最初から最後までほぼノーカットで公開中
-
購入金額
1,500円
-
購入日
2015年05月03日
-
購入場所
Origin
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。