出渕裕の漫画、「機神幻想ルーンマスカー総集編１」です。
この総集編は「月刊ドラゴンマガジン」連載時の原稿を第１５話までそのまま収録したものです。
残念ながら２巻は発売されておりません。
コミック収録分とストーリーはほとんど同じですが、コミック収録の際に大幅に修正されています。
特に前半部はページごと書き直しされている部分もあります。
この総集編は連載時の原稿であることに加え、単行本未収録分のエピソードが３話載っているところに価値があります。
けっこうレアもので、ヤフオクでもいい値段付いた時期もあったとか。
「出渕裕」とは
作者 出渕裕は「ロードス島戦記」のオルソンなどのキャラクターデザイン。
「機動戦士ガンダム0080」のハイ・ゴックなどのモビルスーツのリファインデザイン。
「機動戦士ガンダム逆襲のシャア ベルトーチカチルドレン」のHi-νガンダムなどのメカデザイン。
押井守との絶縁（のちに多少和解）。
デザイン的には上に三つ、下に二つならべた合計５個の穴をあけることが有名です。
「機神幻想ルーンマスカー」とは
本作は「機甲界ガリアン 鉄の紋章」の世界観とメカをリメイク。（だいたい本当）
そこにロードスのキャラクターを味方、スーパー戦隊シリーズの敵役を再度敵役として配役。（戦隊物まったくわからん）
そして「エルリック・サーガ」を代表する、ファンタジー小説てきなお話が展開されます（適当）
絶対完結しなそうなコミックなのに、そこにすら名前があがらないマイナー度…。
アニメ関係者、アニメーターが始めた漫画はだいたい完結しないという法則どうりに、この漫画も当然のように完結されず中途で放置されています。
結局どうなっているのか。
当時「月刊ドラゴンマガジン」で３４話まで掲載。
コミック１巻で１２話分収録ですから、単純計算で３冊は発売できる原稿が存在しています（汗）
２００９年に徳間書店から再度１巻の発売。（前回のコミックから修正なし、表紙描き下ろし）
その年
の「月刊ＣＯＭＩＣリュウ」８月号から、
「機神幻想ルーンマスカーREMASTER」がスタートしています。
中身は第２部（単行本の続き）らしい…。
情報によると、超絶劣化してるらしいです（汗）
過去のコミック２巻発売のための修正原稿をさらにいじってるらしい。
このへんの情報は不明です。
というのも読んでも買ってもいないから。
フルカラー版なんてのも３冊出ています…。
１巻（第１部）を３つに分けて、１冊１８００円というなめた値段で。
表紙だけ書き下ろしですけどね。
みんなだまされて１巻は買ったみたいで、
ａｍａｚｏｎの中古で２００円くらいで買えます。
３巻は逆にプレ値ですｗ
もういいから第２部の元の原稿で２巻出せ（怒）
どうしても読みたければ国立国会図書館へGo。
コピー取りよせもできるはず。
「機神幻想ルーンマスカー」の歴史
１９８８年 月刊ドラゴンマガジン６月号より、「機神幻想ルーンマスカー」連載スタート。
第１～第７話
１９８９年 第８～１６話
１９９０年 第１７～２４話
１９９１年 第２５～２９話
７月号より単行本１巻の作業のため休載。
１１月コミック１巻発売。
１９９２年 ４月号より連載再開。
第３０～３４話
８月号を最後に単行本２巻の作業のため休載。
２巻出したら３部書くよとコメント、現在までこの約束は果たされていません…。
１９９３年４月 総集編１巻発売。
２００２年 テレビアニメ「ラーゼフォン」の原作と監督を担当。
２００３年 劇場版「ラーゼフォン 多元変奏曲」の原作と監督を担当。
２００８年 「出渕裕画業30周年記念画集 IIIX」の特別小冊子
「機神幻想ルーンマスカー未収録コレクション」の裏表紙にて、
「機神幻想ルーンマスカー」徳間書店からの復活の報。
「月刊COMICリュウ」 2008年 11月号に別冊付録
「機神幻想ルーンマスカー序章」が添付。
「月刊COMICリュウ」での連載再開が発表される。
２００９年３月 徳間版１巻発売。
「月刊COMICリュウ」２００９年６月号付録、「出渕裕コミック作品集」
にて 、「月刊COMICリュウ」2009年8月号より連載スタートの告知。
「月刊COMICリュウ」2009年8月号より機神幻想ルーンマスカーREMASTER」
のタイトルで第2部（コミック１巻）の続きから隔月連載開始。
２００９年８、10、12月号掲載
２０１０年２、４、６、8月号掲載
特に８月号は表紙を飾り、でかでかと連載１周年の文字が。（死亡フラグ）
「仮面ライダーオーズ」のクリーチャーデザイン作業のためか休載。（告知等一切なし（らしい））
２０１１年 「月刊COMICリュウ」１月号、５月号、８月号の表紙に名前が。
原稿が掲載されているのかは不明。
３月 機神幻想ルーンマスカー フルカラー 〈第１巻〉発売。
７月 機神幻想ルーンマスカー フルカラー 〈第２巻〉発売。
「月刊COMICリュウ」2011年 08月号を持って、
「月刊COMICリュウ」はリニューアルのため休刊。
２０１２年 ヤマト1992（てきとう）監督担当。
「月刊COMICリュウ」（2012年5月号）よりリニューアル復刊。
ルーンマスカーの「ル」の字もない。
機神幻想ルーンマスカー フルカラー 〈第３巻〉発売。
現在 wikiの「月刊COMICリュウ」の連載終了・中止作品の一覧に機神幻想ルーンマスカーが（汗）
近い未来 「月刊COMICリュウ」廃刊。
最後に…。
いろいろ間違ってるだろうけど、とりあえずこれでギブ。
コメントで済ませるはずが、まとめられないので登録する羽目に…。
登録終了後、確認したら2時間経過していました（汗）
ＴＶでは見ようとしてた映画「セブン」のラストシーンが流れてた。
それでやめればいいのにさらに調べてたら、また２時間過ぎてたという…。
おまけに適当に持ったら、ばきっと背表紙から折れた…。
しかし再開後の情報があまりにも少ない…。
参考
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購入金額
0円
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購入日
2011年05月02日
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購入場所
L2さん
2015/05/02
私も、これ、持ってます。
むしろ、一巻を買ったのは発売からかなり後のお話だったと思います。
戦隊物の悪役、というと、あれですよね、ドイツ語喋っている人達。
どの辺りだったかな、中島梓名義の栗本薫が解説している本に載っている戦隊ですよね。
と、まあ、ひっくり返してみた所、ダイナマンからキャラデザインしているようですね。
私のインパクト的にはフラッシュマンの大帝ラー・デウスのマスクや獣娘ネフェルなんかが強いかなあ。
カフラーさんは、カシュー王（関係ない作品でごめんなさい）そのものですし、スレイプニルのマスクは、思い返すとデウスのマスク（このデザインそのものが出渕マスクかもｗ）ですし、幹部のデザインはタケミカヅチにそっくりだし、ネフェルさんも殆ど変らず出てますね。＜戦隊マテリアル引っ張り出して見直してみたｗ
ただ、あの妖しい美しさが魅力だったので、ガレージキットになった機神たちには、本当にうっとりとしたものです。
フルカラー版は、出渕さんが自ら彩色している訳では無いので、ルーンマスカーのファンというより、出渕さんのファンな私は、心が動きませんでした。
yookano794さん
2015/05/02
再版盤のコミックスの印刷が粗かったので、漫画原稿は紛失していると見ておりますがね、私は。
デザイン的に好きなフラッシュマンの敵役が、まんま出てくるので、当時は結構楽しみでした。立ち読みで済ませておりましたが、買っときゃ良かったですね。ww
ＵＤさん
2015/05/03
続き読みたいって書いてあったから、続きならあるよーってことで書き始めました。
そして収拾がつかない事態に…。
戦隊物知識0です、すみません（汗）
最近カラー化多いですが、彩色担当者の名前前に出すのめずらしいですよね。
普通、手前で塗れですしｗ
大本海図って人がやったってのが売りみたいですが知らない人です…。
ＵＤさん
2015/05/03
そうですよね、普通持ってないですよね（安心）
ここからは反対意見です。
原稿紛失はしていないません、フルカラー版で使ってます（汗）
発行順だと
①ドラゴンマガジン
②富士見版（修正版）
③総集編（ドラゴンマガジン版）
④徳間版（修正版）
⑤フルカラー（修正版）
コミック化の際に元の原稿切り刻んで使っていたら、オリジナルの原稿は失われたということになりますが。
聖悠紀は「超人ロック」のコミック化の際にこれをやっているため、オリジナルの原稿が…。
出渕裕がどういう感じかわかりませんが、コミックより後に総集編出ているから、少なくともオリジナルのデーターは残っているでしょうね。
修正版はオール描き下ろしじゃなくて、あくまでも元の原稿をもとにしてます。
全てのコマに修正入ってるらしいですが。
フルカラーの際に利用された原稿は、修正版の原稿を利用しています。
徳間版の印刷が荒く見えるのは単純に、現在の徳間書店の採用している紙の問題です。
コミック部門だと「RYU COMICS」ですが紙質がとにかく悪いことで有名です。
「少年キャプテンコミック」の時代は良かったんですけどね。
最近出た「RYU COMICS」は劣化も激しく、５年前の「銀河英雄伝説 英雄たちの肖像」よりも、１５年前の「ＳＣ」版の「銀河英雄伝説」の方が保存状態の方が良いいいくらいです。
あと値段の問題ですね、富士見版は９４４円、徳間版は８４０円。
大判も同じような紙つかってるんですよね、マニア向けの商売なのに。
うーん、まとまらない…。
L2さん
2015/05/03
ここまで、突っ込んで調べていたのではないので、色々と謎が、解け………。
いえ、連載や続刊への希望を覆う闇が濃くなった気がしますｗ
フルカラー版は彩色担当者の腕云々とかではなくて、出渕さんのタッチとかけ離れているのですよね。
サンプルを示してレビューしているサイトを見てきて、そこに書かれている言葉に頷きました。
「ラフスケッチのような鉛筆線に近い繊細なラインが残る出渕さんの主線がズタズタに」
まさに、その通りで、ルーンマスカーという物語の続刊だけが読みたい人ならば、いざ知らず、出渕裕の描く作品としてのルーンマスカーを欲している私にとっては、その出来が良いかどうかは、問題では無いのですよねｗ
例えるならば、砂漠で冷えた極上の紅茶を所望したら、同じ極上の品でも、アツアツのビーフシチューを出してもらったような感覚。
せめて、ドラゴンマガジン連載分を全て纏めた、拾遺編を出して置いて欲しいなあ。
画集とコミックのセットでも良いから。
そう、強く思いましたｗ
いっそ、諦めてしまえるなら、幸せかもしれいないですね。
ＵＤさん
2015/05/04
REMASTERの情報が全然ないんですよね。
検索しても昔の情報ばかり。
「月刊ＣＯＭＩＣリュウ」の目玉として、過去に２巻の直し作業してた原稿出しただけの気がしてなりません…。
L2さん
2015/05/04
しかも、書割な感じ。
あのニュースは、凄いインパクトがあったのですよね。
ただし、半信半疑のファンはコミック2巻が発売されるまで支えてくれる訳では無く。
むしろ、2巻が出たら支えよう、と思っていたに違いありません。＜それは私。
ＵＤさん
2015/05/04
発表時は確かに驚いたけど、「月刊ＣＯＭＩＣリュウ」を買ってまで読もうとは思いませんでした。
みんなうっすら疑ってたし…。
２巻が出たのと関違えさせてフルカラーの２巻を買わせる作戦に違いないｗ
フルカラーは表紙だけでノーサンキューでした（汗）
中もどぎつい彩色で台無し…。
元の原稿の良さを消すようなカラー化はホントやめてほしいです。
ジャンプコミックのカラー化は安定してますね。
安彦さんのフルカラーコミック見たときは衝撃でしたけどね。
本文の「フルカラー版」のところのリンク気づきました？ｗL2さん
2015/05/04
言われるまで気づかなかった（汗
フルカラー版への興味の無さがバレる（ｵｲ
出渕ファンとして、フルカラー版の良い所を探すとしたら。
このクオリティのアニメだったら、絶賛した、かもしれない。
かな。
大本海図さんの作品が嫌いな訳では無いです。
参考作品の中に出ていた、迷宮クロスブラッドの学術士のスチームパンクっぽい雰囲気は好きです。
でもね、やっぱり、出渕さんの絵とは合わないです。
何というか、名乗っている肩書き通りにトラベラーとか、バトルテックとかが合いそうです。
宝希／無空★／むあき☆なお／みさと★なり／家鴨乃尾羽さん
2023/05/17
富士見版はレアメネハピエン
徳間版はメネルカのお別れ
とか誰が五月蝿いです。どちらも買うぞー
宝希／無空★／むあき☆なお／みさと★なり／家鴨乃尾羽さん
2023/05/18
富士見から総集編を完結させて、
徳間からコミックを完結させて、
コミックシーモアで買わせてくれたら♥
Ｘ CLAMPでもシーモアで売ってるので、太い大きな文字を貼り直してくれたら、スマホでも快適ですね。
ＵＤさん
2023/07/16
これ登録してから8年も経ってますね…。
ＵＤさん
2023/07/18
勝手に2巻の表紙作ってる人居たw