３月１７日はアイルランドの祝日、聖パトリックスデー！というわけで、アイルランド系のレビューを１つ。今回はローホイッスルという楽器です。

以前ティンホイッスルのレビューを書きましたが、アイルランドにおいてティンホイッスルは、日本で言うハーモニカやピアニカやリコーダーのような、子供が最初に手にするような楽器なのだそうです。カスタネットやトライアングルとは違う、音階のある楽器。

音色は、ティンホイッスルがリコーダーならば、ローホイッスルの音色はフルートに近い感じになります。ティンホイッスルの、さらに１オクターブ低い、いわゆるバスみたいなものがこのローホイッスルになります。

頭管（歌口、唇を当てるところ）はポリマー製、管はアルミニウムになります。頭管は取り外せて中がしっかり拭けます。また、頭管を付け替えることでアイリッシュフルートとしても練習することができます。

ただ、ローホイッスルはこれ１本しか持ってないので、比較ができないんですよね……。演奏のしやすさとか、音の感じとか、比較対象がないと伝えにくいですな。ただ、私は人から驚かれるくらい手が大きいのですが、そんな私でも指穴はかろうじて届く程度なので、おそらく普通の日本人には演奏は難しい気がします。（クマ並感）

ちなみにローホイッスルがメインの曲となると私はあまり知らないのですが、私はFlookのアルバム『Rubai』の、Glass Polskaが一番好きです。Flookはアイリッシュな楽器は使いますがトラッドではなく、言うならば和楽器でゲーム音楽を演奏するような、スタイリッシュなバンドです。もう解散してしまいましたが、Rubaiはほんと素晴らしい曲が多いので、もしよかったら聞いてみてください。