内容はやはりすごかった。オープンワールドで展開される、シカゴの街並の再現力のハンパなさ!リアリティもここまできたかと感嘆させられます。ハッキングがテーマとなっている近未来アクションではありますが、舞台はほぼ現代のシカゴで、それこそハッキングテクノロジーとctOS以外に最新テクノロジーは特にありません。
それゆえに、現代シカゴをゲーム内にいかにリアルに再現するかがUBIにとっては課題だったのだろうと思います。街ゆく車や歩行者はそれぞれがそれぞれの時間を動いていて、まるでそれぞれが独立した意志を持ってるのかと勘違いしそうなほど。
街を歩いていても人にぶつかれば怒ってくる、銃を取り出せば驚いて逃げだし警察に通報しようとする、かと思えば主人公は何もしてないのに勝手に交通事故を起こしてNPC同士が言い争っていたり。まさにシカゴで生活をしている感覚に陥ります。おかげで間違って一般市民を殺害してしまうと非常に申し訳ない気持ちになってしまいます。
あえて違和感を言うならば、バイクと子供がいないことでしょうか。イベントには子供はでてきますが、NPCは絶対にバイクに乗りません。そのため、オンラインで侵入を受けた時にバイクを見かければ、間違いなくそいつが敵!瞬時にばれてしまいます。
また、観光スポットめぐりもできるようになっています。ギャングの街として栄えたシカゴの汚れた過去を「シティホットスポット」と言う形で垣間見ることができます。全部で100か所もあるため、まだすべてを見つけきれていません。
肝心のゲームの中身ですが、基本はステルスアクションになります。大抵の場合、全ての敵を倒せばOKです。ただ、醍醐味はやはり「ステルス」で、敵に一切見つからずに全ての敵をダウンさせるとなかなかに快感です。色々なハッキング技術を使って敵を陽動すれば、銃器を一切使わずとも敵を全滅させることができます。
ストーリーも「SF×バイオレンス×ハードボイルド」と謡うように、非常に秀逸でした。切ないストーリーですが、エイデンさんはあれで救われたのだろうか、とクリア後も長いこと考えてしまいます。余韻がいつまでも残ります。
とにかく街並が本当に綺麗なので、一度もやったことがない方は是非一度プレイしてみてもらいたいです。街並のあまりの美しさに、バイクでいつまでも走っていたくなります。それだけでも十分に買う価値があると思います。
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購入金額
8,600円
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購入日
2014年06月26日
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購入場所
ソフマップ(日本橋ザウルス)
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