「GIMP」はフリーの高機能な画像処理ソフトです。「GIMP(GNU Image Manipulation Program)」は、オープンソースで開発されている画像処理ソフト。もともとはUnix系OS向けのソフトですが、マルチプラットフォーム対応のGUIツールキット“GTK+”(“the GIMP Toolkit”、もともと「GIMP」の実装のために開発された)を採用しており、Windows環境では有志の手でビルドされた「GIMP for Windows」が利用出来るのです。
(レイヤーの「水平反転」の例)
このソフトの魅力は、何と言っても「Photoshop」などの高価な有償グラフィックソフトにも引けをとらない多機能性にあります。「レイヤー機能」はもちろんのこと、「エフェクト」や「ブラシ」なども豊富に揃える上、“Script-Fu”と呼ばれるスクリプト言語を実装しており、バッチ処理で画像を加工することも可能。(やった事は無いです…)GPL v3ライセンスで無償提供されていることも相まって、プラットフォームの垣根を超えた幅広い支持を得ているソフトなのです。
余りにも高機能なソフトなので、「zigsowで、どうレビューしようか?」と頭を悩ませていたのですが、たまたま、別の「スポイトツール」と言われるソフトを使う機会があったので調べてみた所、「GIMPにも、そんな機能、あるじゃん!」と言う事になったのです。
元の画像から色を得るには、「スポイトツール」を使います。Gimpメニューの「道具(T)」→「スポイト(O)」を選ぶか、ショートカットキー「O」(ゼロではなくオー)を押して、「スポイトツール」に切り替えます。その状態で、元画像の色を取り出したい場所をクリックすると、色がコピーできます。ツールオプションのダイアログ(「ダイアログ(D)」→「ツールオプション(O)」)の設定により、描画色や背景色にコピー先が変わります。
ここまでの説明で「余り分からん」と思った方も、実際に画面をクリックして作業を始めてみて下さい。驚くほど簡単に出来ます。後は何回も練習して慣れるだけです。
紹介したツールはGIMPのほんの一部の機能にしか過ぎません。とても奥の深いソフトなので、今後も少しずつ調べて使いこなせるようになりたいと思います。
それから、書くのを忘れていたんですが、このソフトでは「画像変形ツール」の「遠近法」と言うのを良く使います。例えば、下から高いビルを見上げると下は大きく写りますが、上の方はすごく小さくなってしまいます。それを補正するのが「遠近法」です。そのうちに、「画像付き」で解説します。
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購入金額
0円
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購入日
2013年頃
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購入場所
窓の杜
退会したユーザーさん
2014/08/26
フリーソフトだし気軽に使うにはアレでしたけど機能は出始めの
その頃から充実してましたよね。
意味もなく久々にインスコしてみようかなと思ってしまいました(笑)
hachiさん
2014/08/26
似た様な機能を持ったソフトが幾つかありますが、それぞれ良い所も悪い所もあるので、複数のソフトを使いこなさなければならない訳で…。このソフトも随分と高機能になっているので、使い応えがあります。「何~だ、そんな機能あったんだ」なんてね。そんなに使わないけど、変わった所では「遠近法」が面白いです。