レビューメディア「ジグソー」

K無くったっていいじゃない

Devil's Canyon Core i7-4790K

がお通夜のような状況になってしまっているなか、K無しの4790ちゃんの紹介です。

 

本商品のi7-4790はBTOパソコンVSPECのウィズテックがオーバークロックやPCパーツの情報サイトとして、雷神力というブログを開設した際のプレゼント企画で当たった商品になります。
この場を借りてお礼申し上げます。

その他にもDr.クリスさんのブログなど自作好きな人には役にたったり、バレンタイン企画ではCPUの熱でチョコレートを溶かしたり、プレゼント企画があったりとオモシロ企画もあるので気になったら見てみてください。

 

i7-4790 

さて、本商品は正直いうと立ち位置が非常に微妙なCPUというのが第一印象です。

現状3万円前半の価格設定で、Kが付くわけでもないのでオーバークロック大好きな人からは敬遠されTDP84Wと省電力です!

と言うわけでも無く、

どこら辺の人をターゲットにした商品なのかイマイチ分かりづらい商品という印象でしたが、

i74790Kの登場で俄然K無しの意味が出てきました。

 

と、いうのも、

普通の簡易水冷ではi7-4790K 4.6GHzで90度オーバーとなり、Kがついているのに殻割り無しではTB掛かった4.4GHz前後がOCCT AVX有なども通る

常用域と言う事が判明してきたからです!!!

 

かく言う自分も4790Kには、まったく興味が無かったのにタマタマ仕事で26日に飯田橋に行く途中フラフラと秋葉原で途中下車してソフマップ店頭に大量にある4790Kに疑問を感じつつも

IYHしてしまい爆熱っぷりに辟易としているからです。

 

普通に定格で使う方や、4.2GHz前後のライトなオーバークロックをしている方であれば

K無しi7-4790で十分に満足行くのではないでしょうか?

 

i7-4790のベンチマーク動画

 

レビュー構成

【CPU】Intel Core i7-4790 本商品
【M/B】ASRock Z97 M OC Fomula


【CPUクーラー】ZALMAN Reserator3 MAX


【メモリ】G. SKILL F3-14900CL9Q-16GBZL (DDR3-1866 4GBx4)
【ビデオカード】Palit GeForce GTX 670 JetStream 2GB OC (NE5X670H1042-1042J)


【SSD(システム)】プレクスター/plextor PX-128M5P


【HDD(データ)】TOSHIBA DT01ACA200
【電源】HEC COUGAR GX(V2) 800W/80PLUS GOLD (HEC-GX800V2)
【ケース】IN WIN IW-BR661

 

i7-4790の詳細なスペックは公式を参照して下さい

 

実際に、K有、K無の違いは?

性能的にはほとんど変わらない二つのCPUですが、

 

一番の違いは倍率フリーなのか固定なのか、

 

これが全てといっても過言ではないというくらい、一般消費者には違う部分に感じられる点だと思います。

 

そのほかでは

①開発コード名が違う!

  i7-4790が Haswell  に対して、i74790Kが Devil's Canyon

 ・・・何に対してのデビルだったのか><名前はかっこいい!

 

②動作周波数が約1割違う!

 i7-4790が 定格 3.6 GHz  ターボ・ブースト利用時で4 GHz
 i7-4790Kが 定格 4.0 GHz  ターボ・ブースト利用時で4.4 GHz

・・・1割動作周波数がちがえば、エンコなどかなり変わる?

 

③最大TDPが 4W 違う

i7-4790が最大   TDP 84 W

i7-4790Kが最大 TDP 88 W

・・・誤差でしょ?

 

④インテル® vPro™ テクノロジー対応 ※1

i7-4790Kは非対応 

・・・Kなしのほうが、ワークステーション向け?

 

⑤インテル® ステーブル・イメージ・ プラットフォーム・プログラム(SIPP)に対応※2

i7-4790Kは非対応

・・・仮想PCの構築に安定性があがる?

 

⑥インテル® トラステッド・エグゼキューション・テクノロジーに対応(インテルTXT)※3

i7-4790Kは非対応

・・・ハードウェアーベースのセキュリティー基盤でソフトウェアーのセキュリティを強化

 

 

といった具合に、K無は事業者や、セキュリティに気を使いたい方

それなりにマシンパワーは欲しいけど、xeon環境まではいらない方に有効なCPUになっています。

 

※の注釈はインテル公式より貼り付けています
※1

インテル® vPro™ テクノロジーとは、IT セキュリティーにおける次の 4 つの重要なエリアに対処する目的でプロセッサーに組込まれたセキュリティーおよび管理性機能のセットです。1) ルートキット、ウイルス、マルウェアからの保護を含む脅威管理 2) アイデンティティーおよび Web サイトアクセスポイント保護 3) 機密の個人およびビジネスデータ保護 4) PC およびワークステーションのリモート、ローカル監視、修正および修理。

 

※2 インテル® ステーブル・イメージ・ プラットフォーム・プログラムは、標準化され、安定したイメージ PC プラットフォームを 15 カ月以上の間、特定および導入するのに役立ちます。

 

※3より安全なコンピューティングを実現するインテル® トラステッド・エグゼキューション・テクノロジーは、インテル® プロセッサーおよびチップセットの機能を拡張した汎用性の高いハードウェアのセットであり、メジャードラウンチやプロテクテッド・エグゼキューションなどのセキュリティー機能によってデジタル・オフィス・プラットフォームを強化します。これは、アプリケーションをそれぞれの専用領域内でのみ実行できる環境を構築し、システム上のほかのソフトウェアから保護します。

 

 

各種ベンチスコア

 

実際どんなスコアーがでてくるのか、私の環境で比較していきます。

比較していくCPUは

との比較になります。

 

3DMark

 

i7-4790

 

 

 i7-4790K

 

クロック数が高い分(0.4GHz)のスコアーアップという感じです。

 

i7-4790 : i7-4790K : i3-4130 : i7-4790+GTX670とのスコアー比較一覧

FIRE STRIKE 

 

SKY DIVER

 

CLOUD GATE

 

ICE STORM

 実際にTBを有効にした場合のスコアーはクロック数分上がったという程度ですが、

値段差で考えると i3-4130 も結構健闘したスコアーになります。

ゲーム前提で考えればグラボを積まないという事はまずないかと思いますので、

CPUの値段が約3倍違う割りに、スコアーは2倍も違わない事を考えると

グラボ依存のゲームであれば、差額でちょっと良いグラボを積む選択肢もありだと思います。

 

super pi mod1.5xs

i7-4790 100万桁 9.354秒

 

i7-4790K 100万桁 8.543秒

 

i3-4130 100万桁 11.780秒

 K有、K無については単純にクロック数分の差かなという程度ですが、

4130との差は結構でてきます。

super pi mod1.5sx 100万桁

1位 i7-4790K  4.4GHz 4コア8スレッド 8.543秒

2位 i7-4790    4.0GHz 4コア8スレッド 9.354秒

3位 i3-4130    3.4GHz 2コア4スレッド 11.780秒

 

コア数、スレッド数が i3-4130 と比べ倍違い、動作周波数も違いますが、概ね順当な性能差になってきます。

一概には言えませんが、エンコードなどCPU性能に依存しているものはやはりi7の方が良さそうです。

 

 

CHINEBENCH R15

i7-4790 CPU 774cb

 

 

i7-4790K CPU 850cb

 

 

i3-4130 CPU 329cb

さすがに i7-4790 K有無と i3-4130では圧倒的な差がでてきました。

 

FF14 新生エオルゼア キャラクター編

i7-4790 標準品質 3178 やや快適

 

 

 i7-4790 最高品質 1366 設定変更が必要

 さすがに標準品質でも快適には遊べません。

それぞれの比較

 HandBrakeによるエンコード

1.47GBのブルーレイ画質で撮影したAVCHD ビデオを320×180のipod画質と

1920×1080のappleTV3画質でMP4に変換した速度の比較

定格でのエンコードはi7-4790のが速くエンコードが出来ました。

1920×1080のappleTV3画質では、かなり差が開いています。

4790Kと無でこれだけ差が出てくるのはヴァーチャル技術の差なのかよくわかりませんが

参考程度に考えてください。

当然i3-4130とは倍以上の差が出てきています。

値段相当の性能差があります。

 

総 評

本商品は目的意識をしっかりと持った方にはハマるCPUだと思います。

ベンチマークを色々と取ってみて分かってきた立ち位置としては、

①いままでK有CPUで4.2GHz位のライトオーバークロックをしている人
 

今やっている(ゲームガンダムオンライン)では、i7-4820K 4.6GHzとi7-4790の4.0GHzでほとんど変わりがありませんでした。
強いて言えば開幕スタートダッシュで、i7-4820K 4.6GHzは、ほとんど1位から3位な所が、 i7-4790の4.0GHzでは、5位から10位くらいになる程度です。

i7-4790Kでは、定格の4.4GHzでi7-4820K 4.6GHzと同じようなスタートダッシュになります。

 

グラボの性能よりも、CPU性能に依存度が高いガンダムオンラインですら
内臓GPUでは最低画質にしないとまともに動かない上に、バズーカなどの爆風が舞うと一瞬フリーズします。


ブラウザゲームなどは内臓GPUでも問題ないですが、ゲームをやるにはグラボが必須かと思います。

 

②ゲームは楽しみたいけど、電気代も気になる人


アイドリング i7-4790 57W  I7-4820K 4.6GHz 112W
3DMark i7-4790 117W I7-4820K 4.6GHz 387W
FF14ベンチ i7-4790 92W I7-4820K 4.6GHz Max358W

とグラボを積んでいるにしてもTDP130Wとは消費電力が段違いです。


しかも、性能はi7-4820Kとどっこいどっこいで、場合によってはi7-4790のが良い場面も多く、OCしなければ完全に負けという結果に・・

 

③PCは下手にオーバークロックとかしない方が長持ちするんだよ!でも性能もそこそこ欲しい人

 

なんの設定もしないでさくっと高性能

 

④基本的にネット・エクセル・ワード・メールが出来て、たまに動画のエンコードや、編集をする人

i3-4130のエンコード時間の比較をすると、1.47GB・12分12秒程度のエンコードで、
低画質で約2倍、高画質で約4倍も時間が少なくて済みます。

 

⑤セキュリティーに力を入れたい、事業用で使いたいが、xeonをいれるよりも初期投資は抑えたい方

 

上記に当て嵌まる方達には素晴らしくハマるCPUだと思います。

 

 

  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    2014年06月30日

  • 購入場所

    ウィズテック

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