打ち切り漫画界の伝説「石川賢」による、漫画版『ゲッターロボ』シリーズの3作目。
アニメ版とはストーリー的なつながりはなく、漫画版『ゲッターロボG』の後日談です。
アニメ版『ゲッターロボ』には漫画版が原作としてクレジットされていますが、『號』はあくまでも漫画版です。
この作品で初めて「本当のゲッターロボ(のちの真ゲッターロボ)」が登場しています。
『ゲッターロボサーガ』としてまとめられる際に、かなり手が加えられたらしいです。
アニメ版ではメインに据えられていた、ヒロインの橘翔がさほど目立っていないのが特徴。
仕舞には他の組織のパイロットと恋仲になり、ゲッターチームをフェードアウトしていくのがいかにも石川賢的です。
のちに書かれた『真ゲッターロボ』は、アンソロジー系の雑誌に掲載された番外編でしたが、いつの間にか正伝になっていました。
『真』は短編集で、時系列的には、『G』と『號』の間のお話です。
『真』の執筆時に、『G』の新作エピソードも発表されました。
『號』の続編には『ゲッターロボ アーク』があります。
掲載誌の廃刊により、第1部完という名の打ち切り。
作者が亡くなったため未完となっています。
最終回最後のセリフは「でたな ゲッタードラゴン」です…。
石川賢にしては本当に珍しく『號』できれいに完結できたのに、続編なんか書くから…。
その作品を書かせた(と言われている)のが、『天元突破グレンラガン』のシリーズ構成・脚本の「中島かずき」。
彼は『ゲッターロボ』の大ファンで、双葉社の社員時代に石川賢の担当編集を長年務めたそうです。
『真ゲッターロボ』、『ゲッターロボアーク』、そして『ゲッターロボサーガ』は彼の仕業ですw
『トップをねらえ!』も『ゲッターロボ』のオマージュですし、「ガイナックス」は好きですね。
最近でも他の作者による、『ゲッターロボ』新作を目にしますが手が伸びません。
860個目。
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購入金額
390円
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購入日
1991年06月頃
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購入場所
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