レビューメディア「ジグソー」

世界樹の迷宮の設定とtheATLASを足して割ったような、そんな不思議な佇まい。

  • by
    L2さん
  • 2017/09/26
  • (更新: 2017/09/27)

1999年発売のアイデアファクトリー作品。

人気作品となったスペクトラルシリーズの一作目が1997年、5作目まで発売されている年代ですね。

故に、メインの作品とは別のチームで作られていたのかもしれません。

 

所々、スペクトラルシリーズ、或いは、その後のジェネレーションカオスシリーズを購入して、プレイしてはいますが、シリーズを集めようと思う気持ちには、あんまりなっていないなあ。

(現在進行形)

 

閑話休題。

 

そういう訳で(どういう訳だ?)、アイデアファクトリー製のゲームに興味がなかった感じで、今までスルーして参りました。

コンセプトとしては、喰い付く要素がある感じなのですけれども。

レーベルに期待度が無かった可能性は否めませんw

更新: 2017/09/26
総評

フルプライスでは厳しいけれども、アーカイブスなら買っても損はしない。という人もいるに違いない(私)…かもw

探したら、きっとアーカイブスでの価格よりも安くディスク版がありそうではありますが。

VITAやPS3、PSPでプレイできるので、アーカイブス版がプレイしやすそうだなあ、というのが動機。

多分、セールがあったので、540円位だったと思います。

 

レビュータイトルにも書いたように、世界設定は、世界樹の迷宮のように、一度現代文明のような物質文明が発達した後に崩壊、再び、人類が文明社会を気付きつつある世界。

という感じ。

主人公は、キャラバンを率いて、交易と探索をしながら世界の謎に迫る、的な展開。

 

ソフトのタイトル的に、シルクロード交易華やかなりし頃、中世の中央アジア辺りの雰囲気を出していますねぇ。

ただし、失われた文明の遺産が、出土したりしているので、馬車ではなくて、戦車とか、RV車、装甲車のように用いられていたと思われるものを、無理やり馬などで牽引するという移動方法。

ゲーム中では馬車と呼称されていますが、明らかに、オーパーツな姿ですね。

そして、所々に、現代科学を思わせるような分析が入ります。

それが、この世界の常識であるならば、中世レベルの生活に、少なくとも近代以降の知識、研究レベルが伝わっているという事になりますねぇ。

神話時代の知識の伝承という形にはなっていますが。

 

コンクリートジャングルっぽい遺跡があったり、光学兵器を馬車が装備したり、不思議な世界観です。

 

世界樹の迷宮的な要素は、上記のような感じで。

 

theATLASっぽいのは、探索の方法。

拠点(街、村)を中心にして、八方向への移動して、「街」「遺跡」「産物」「敵」との遭遇を繰り返して、行きます。

その後、拠点にある展示場で、地図を「発表」することで発見を確定します。

逆に「破棄」をする事で、未確定に戻せます。

中々改変が難しいのは、ATLASとも通じるかも。

 

発見物とは別に、白地図状態の場所に宝箱があります。

これは、発見物を辿って、その宝箱に触れれば、中身が入手できるのですけれども。

上手く、コントロールしないと辿り着けない事が多いですね。

中身が何か、というのも分からないですし、レアなアイテムでは無いことも、確か、あったような…。

 

発見出来る都市数は、章に分かれたストーリーの進行ごとに決められているので、宝箱が見えているのに、入手出来ない事は良くあると思います。

私も、手に入らない宝箱が移動範囲外でありながら、可視範囲に結構な数残っていて、すごく悔しいと思う事がありましたw

 

交易などでお金を稼がないと、キャラバンの移動に必要な食料と燃料が買えなくなるのですが。

交易品にも、一癖有りまして。

特定の都市でしか売却できないものが、かなり有るのです。

組み合わせて、二次加工物になっていく系のものは、まだ、欲している都市に売れると分かるのですが。

単純に嗜好品だったりするものは、「○○で売れる(〇〇でしか売れない)」という事が多く。

資金上限が、金貨999枚なので、換金性の高い交易品を持ち歩いて、現金化しつつ探索しようと買い込んだものが、「○○という都市が、今の段階では見つからない」というハマり状態になって、廃棄コマンドを選ぶしかないという事態になった事もありました。

基本的には、章立てされたストーリーで探索する地方内で売る方向性なので、新しい地方に行く時には、空荷で行かないといけないという、「交易生業にしても良いんじゃあないのかよ!」な展開が多いかな。

 

ストーリーの進行も、発見した都市数辺りで管理されているようで、急に紙芝居が始まったりして、唐突感が否めないかも。

そして、中心となる地方にいきなり戻ってくるので、ビックリします。

地図を埋めたい病のマッピングマニアには、不親切かもしれません。

 

また、システムは、良くも悪くもアイデアファクトリー的なものですね。

戦闘は、どういう仕組みでダメージが通っているのか、通らないのか、コマンド選択していても理解出来ない感じ。

あくまでも、私がプレイした感覚では、ですが。

 

良く分からない、酒場のマスターっぽいおじさんとウェイトレスっぽい女の子が語りだすチュートリアルが、一番訳わかめでした。

  • 購入金額

    540円

  • 購入日

    2017年09月26日

  • 購入場所

6人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (1)

  • L2さん

    2017/09/27

    メールプラーナ(ガスト発売)や、ファルカタ~アストランパードマの紋章~の続編とか、同じ世界観のお話のようですね。
    ファルカタは、積みゲーの中にあったような気がします。
    ワゴンセールで買ったので、プレイすらしていませんが。

    米田仁士さん風のアラビアな感じのイラストで、気になった事を思い出します。

    アイデアファクトリーならではの、システムではありませんでした。
    認識の甘さを反省します。

    でも、レビューを探した「メールプラーナ」の感想が書いてあるブログには、「説明書を見ても、戦闘の仕方や操作方法は、あんまり分からない」ってな事が、書いてあるけどね!

    アーカイブスで探してみよう。

    発掘してみよう。

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